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やすみ日記
梅子
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2010年08月29日(日)
「ゆれる」西川美和

映画「ゆれる」の、監督自身によるノベライズです。

文章めっちゃ上手!

母は、「悪魔のような弟だな!」と言ってました
私は、小説読んだ限りだと、そんなに悪くは思わないけど。
弟は、裁判で証言したときは、本当に兄が突き落としたんだと思いこんでいたのかも知れないし。



2010年08月28日(土)
大河ドラマ「花神」

総集編をビデオで見ました。
30年位前の作品です。長州の軍師・大村益次郎(村田蔵六)が主人公。

吉田松陰が、着替えを忘れて水を浴び、ふんどし一つで困ってたり。
賢くて美形なのに、ドジっこで可愛い。

大村益次郎も、超地味な主人公ですが、「攘夷の何が無謀だ!」と福沢諭吉にくってかかるとこが格好良い。

桂さんの、益次郎への心配っぷりもほほえましい。
「村田先生に、箔をつけていただきたいのです!」という桂さんの熱弁に、
益次郎が「田舎娘を花嫁修業に出すようなものですなぁ」と笑ってたり。

益次郎と恋仲になる、シーボルトイネさんはもっと清純な人が良かった。
化粧が濃すぎて、イケイケの悪女に見えます・・・。

面白かったです。長州サイドばかりじゃなく、長岡藩や土方歳三とか、敵方も格好良く描かれててよかった。



2010年08月22日(日)
「影法師」百田尚樹

「影法師」百田尚樹

江戸時代。
幼なじみの二人が、一人は異例の出世、一人は極貧の中孤独死という末路をたどる。
二人に何があったのか? という話。

読む前は、親友は、藩の不正を正して解雇されたとか、そういうオチだと思っていたら…。

ネタバレ主人公を出世させるために、自分はわざと失敗したり、主人公の命を狙う刺客を、脱藩して斬りに行ったりと、親友いい人過ぎ!! 主人公に恩があるわけでもないのに、何故!?

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「神去なあなあ日常」(三浦しをん)がNHKーFMでラジオドラマ化されます。
『神去なあなあ日常』(全10回)
9月20日(月)〜9月24日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
9月27日(月)〜10月1日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
http://www.nhk.or.jp/audio/prog_se_future.html



2010年08月21日(土)
「始祖鳥記」飯嶋和一/「ザ・万遊記」万城目学

「始祖鳥記」(飯嶋和一)

江戸時代に、空を飛んだ人の話(実話)。
表具師が、ハンググライダーみたいなもので空を飛んだだけで、「人心を惑わした」と言って牢屋送り。
今だったら、鳥人間コンテストに出ればいい話なのに。

圧政に苦しむ民衆からは大人気で(政治に反抗して飛んでると勘違いされてる)、幼馴染の船頭からも好かれてます。
塩問屋が、本人が目の前にいるとは知らず、主人公を褒め称え、船頭が茶を吹きそうになるシーン、笑った。
地元塩問屋VS幕府の、経済戦争な展開も面白い。

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「ザ・万遊記」(万城目学)

本屋大賞授賞式で、桜庭一樹さんが「伊坂さん可愛いvv」とデジカメ片手に大興奮してたって話に笑った。
私も、恵方巻は全国どこでも食べてるものだと思ってたし、年越しそばは暖かいものだと思ってましたよ! 違うのかー。



2010年08月15日(日)
映画のエキストラ

京都で絵本展を見たあと、大阪で映画のエキストラに参加してきました。

大阪には、豊臣家の末裔を守り続けてきた「大阪国」があり、東京から来た役人に税金をカットされそうになる。阻止しようと立ち上がる大阪国の男達、というシーンの撮影。

大阪国は男達だけっていう設定なので、前の方に男性を配置し、女性は後ろの方です。
会計検査院の調査官、松平役、旭役の俳優さんが遠くの方に見えます。
大阪国総理大臣の姿も。

遠すぎて、役者さんの科白はあまり聞き取れないです(^^;
スタッフから「『高揚する』って言ったら、騒いでください。手を下げたら静まって」との指示。

リハーサルで、
「日本国民に(大阪国は無駄じゃないと)説明できるのか!」という松平の科白のあと、エキストラが「できるに決まってるやろ!」とか、アドリブで野次飛ばしてて面白かった(笑)
後ろの女の子が「ミキプルーンに向かって野次飛ばせばいいの?」「違う! ミキプルーンは味方や」と会話してて、笑ってしまった。
人が多すぎて、スタッフの指示が聞こえにくいんです(^^;

飛行機が飛んでたら一旦中断。
リハーサル2回、本番1〜3回。短い科白を言っては、カット、の繰り返しなので、少しのシーンを撮るのに凄く時間がかかる。映画って大変だなぁ。

記念品に「大阪国民」と書かれた水筒を頂きました。
すごく蒸し暑くて、3時間以上立ちっぱなしで、疲れましたが、楽しかったです。
一人で行ったので、原作知ってる人と話したい〜! と思いました(笑)



2010年08月14日(土)
「世界の絵本作家展」に行ってきました

「世界の絵本作家展III 絵本の世界へ旅しよう」 (「えき」KYOTO)に行ってきました。
http://www.bronze.co.jp/news/2010/07/post-75.html

どいかやさんのトラリーヌちゃんが可愛い!! フェルトで作った絵本なんです。
色鉛筆画の「チリとチリリ」もふわふわして、可愛いなぁ。細かい。
絵本よりも原画の方が、色がきれいですね。

酒井駒子さんも素敵でした。ラフデッサンすら、魅力的。

ランチは、伊勢丹6階の「マールブランシュ」で。
エビオムレツサンドイッチ。美味しかった!
11時に行ったので、混んでませんでした。

ミヅキさんから、「グルニエドールのケーキは美味しいですよ」とオススメ情報を頂きました。
確実に、私より京都のカフェに詳しいです(笑)



2010年08月09日(月)
帯結び

「京の七夕」の前に、くみさん家に寄りました。
帯結びを手伝って欲しい、とのことでしたが、らいらさんがシュシュッと見事に結んではりました。

らいらさんの帯結びが独特で、テを前に出して、二重に結び、テを後ろまで引き抜いて、背中の下をクリップで留める、というもの。これはやりやすそう。

着付けオフをやりたいですね、と話してました。
私が説明できるのは、お太鼓を作ってから背負う方法、夜会巻きぐらいなので、主に聞く側で(笑)



2010年08月08日(日)
京の七夕

昨日、「京の七夕」に行ってきました。
http://www.kyoto-tanabata.jp/index.html

まずは「京友禅公開工房ツアー」。

一軒目は、染織家の田畑喜八さん。
気むずかしい職人さん風の方で、膨大な色見本などを見せて頂きました。
「川で友禅流ししてるのは大衆品。高級品は井戸水で流す!」っておっしゃってて、すみません、大衆品しか着たことないです(^^; と恐縮。

二軒目は、橋和さん。
悉皆屋さんです。喋り慣れた感じのきさくな方でした。

原寸大の図案と、それを元に作った振り袖を広げて、話してくださいました。
図案描くのに二週間かかる。一品物なので、そのためだけに図案代がかかる。
お店で売るときは、200万円ほど。けど、卸価格は50万円くらい。
昔は問屋通さないで売ったら、村八分にされるところですが、今だったら、直接うちに来て頂いたらお売りすることもできます、とのこと。
一体、お店に出るまでに、問屋さん何社経由してるのだろう??

桃山調の柄の特徴は、一つの柄の中で2色に別れてること。
桃山なら桃山、琳派なら琳派、という風に、柄が統一されてるものが高級品だそうです。

有名人の着物を作ったことがありますか? とお聞きしたら、「河野景子さん(貴乃花の奥さん)の婚約発表の着物、うちのです」とのこと。へー。
息子さん二人は別の仕事をされていて、一代限りで終わりです、とのこと。もったいない。

三軒目は
刺繍の工房げしさん。
職人歴50年の女性。優しい感じの方でした。
お弟子さんの、若い女性二人は浴衣姿。可愛い。

刺繍糸、国産の絹が良いのだそうだけど、今は国内に養蚕家は二軒だけとか。
確かに外国産の絹糸に比べて、ツヤツヤしてました。

私は刺繍の帯を締めていたのですが、職人さん曰く「それは手縫いじゃないわ、機械ね」とのこと。パッと見ただけで分かるんだ! 私には違いが分からない(^^; 

刺繍用の針は手打ちで、一本千円するそうです。
「針の職人さんも、今は一人になって。売値は千円でも、職人さんが出荷する時の卸値はわずかだから、後継者が育たないのよね」とのこと。そうか…。

最後に、集合場所の京町家「吉澤」に戻って、手書き友禅体験をしました。
ハンカチに色を挿していくんです。楽しかった。

ライトアップされた堀川沿いを通って(「天の川」きれいだった)、清明神社へ。
雅楽奉納を見ました。優雅。

「京の七夕」は今年から始まったイベントですが、とても面白かったです。
時間が無くて、鴨川会場の方は行けなかったので、また、13日あたりに行こうかと思います。
「公開工房ツアー」は今日までなので、行きたい方はお見逃しなく。

余談。
ものすごく喉が渇いて、一日3本も飲み物買いました。
これから行かれる方は、飲み物多めに持参した方が良いかもです。
夜のイベントなので、暑さはそれほどでも無いです。



2010年08月01日(日)
「蒼天の夢」

「蒼天の夢〜松陰と晋作・新世紀への挑戦〜」
をビデオで見ました。2000年放送のNHKドラマです。

松蔭先生が、天然ピュアな愛されキャラで可愛かった(笑)

松蔭先生が、牢屋に面会に来た晋作に「人は善なるものだ。話せば分かってくれる。ペリーも井伊直弼も」と言うところ、なんて純粋なんだ…(泣)