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やすみ日記
梅子
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2010年06月30日(水)
「純情な人のように、さようなら」西江彩夏

※ごめんなさい! 色々文句言ってます※

デビュー作の「ナルシストの憂鬱」はとても面白かったのですが、これは全く好みに合わなくて、あれれ? と思いました。

柚木の気持ちが全く分からない。
(なぜそこまで人を拒絶するの? 過去に手ひどい失恋したって訳でもないのに)

二人の仕事の描写に、リアリティが感じられない。
(地方病院に行って暇になったっていう描写があるけど、地方は人手不足で逆に忙しいはずじゃないか?)

なぜ、前岡のマネージャーに言われて、別れるのか?
(前岡が昔から俳優になりたくて努力してたっていうなら、それを邪魔したくなくて身を引くっていうのは分かるけど。もともと前岡は俳優になりたかったわけじゃないし)

…細かいことを色々言ってすみません。
一番分からないのは、自分に暴力をふるった人間をあっさり受け入れて、仲良くしてることですね。

話はつまらなくないんです。私の好みではないだけで。
一途な年下攻め&繊細で悩みがちな受が好きな人には、良いかと思います。




2010年06月29日(火)
「龍馬伝」について。

「龍馬伝」について。
色々文句言ってますので、苦手な方はスルーして下さい。

武市先生が切腹するまでは、頑張って見ようと思ってるのですが、ここ最近の展開がイマイチ。

龍馬が、池田屋事件で亀弥太に説教してたのが嫌でしたが、更に、次回土佐に戻るって、何やねん。
龍馬、「後ろを振り返るな」って亀弥太に言ってたくせに!
自分が東洋殺しの犯人だと嘘を言うらしいですが、それ何の解決にもならん。

どうせトンチキになるのなら、
こっそり土佐に戻ってきて、牢を壊して脱獄させようとするとかの方がマシだったよ…。

あと、弥太郎が「自白しろ」って武市先生に言うのはおかしい。そんなことしたら、全員打ち首になるだけだよ。
「お前が暗殺なんかさせるから、以蔵が拷問される羽目になるんじゃないか!」って文句言うなら分かるんだけど。

武市先生が自白しないのは、掴まってない勤王党員&つながりのある藩上層部の人たちを守るためだというのが、このドラマでは分かりにくいですし。

そして、弥太郎・佐那さん・陸奥と、ツンデレが多すぎて、お龍さんかすんでる。



2010年06月28日(月)
「にゃんとも猫だらけ展」と「中村佑介の世界展」

「にゃんとも猫だらけ展」と「中村佑介の世界展」に行ってきました。

「にゃんとも猫だらけ展」(えきKYOTO)。
歌川国芳を中心に、猫が描かれた浮世絵の展覧会です。
人いっぱいでした!
猫が主役の絵の他に、猫の柄の着物や、猫の簪、美人と猫、が描かれた絵があって、可愛かった。
国芳は猫が大好きで、自画像は大抵猫を抱いてるそうです(笑)
明治時代の浮世絵もあって、色が鮮やか。

京都駅ビル空中径路でやってる、パネル展「幕末を活きた人物伝」も見てきました。
幕末の志士を紹介する、パネルが沢山。
面白かったのですが、高いところにあるので、見てると首が痛い(^^;
橋本左内や阿部正広、写真で初めて見て、「陽だまりの樹」の絵は、上手くデフォルメして特徴を掴んでたんだなーと思いました。

イオンモールの大垣書店で行われてる「中村佑介の世界展」へ。
もっと小規模かと思ったら、見応えのあるよい展示でした。
イラストは基本、パソコン彩色ですが、ケント紙にペンで描かれた、原画の展示などがありました。
細かーい! 色塗っちゃうと目立たなくなるような部分も、丁寧に描き込まれてます。
今まで表紙を手がけた本やCDもずらり。
グッズもポストカードやTシャツなど色々売られてました。

京都駅の近鉄名店街内のカフェ。
「せんとくん」の顔が描かれたカプチーノがあった(笑)今度、飲んでみたいなー。



2010年06月26日(土)
映画「おもちゃ」

今晩の「美の壺」は、「京の舞妓」でした。
化粧や髪型の詳しい解説、面白かったー。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/

映画「おもちゃ」を見ました。
「シネマきもの手帖」という本で知って、気になって。

昭和30年頃の、舞妓見習いさんの話。
絣の着物に前掛けっていう、普段着が可愛い。
女将さん役の富司純子さん、品があって美しい!

もっと文芸っぽい作品かと思ったら、芸妓さん同士が大げんかしてたり、はっちゃけてる(^^;
お茶屋さんの日常が丁寧に描かれてて、面白かったです。



2010年06月24日(木)
「ルポ 貧困大国アメリカ」堤未果

アメリカ社会の諸問題を、分かりやすくまとめてます。

ファーストフード尽くしの学校給食や、予算削減で天災にもかけつけないレスキュー、一度入院しただけで破産する高額な医療費、貧しい高校生は軍に入って前線に送られるしかない現実など。

豊かな国なのに、教育も医療も満足に受けられないし、一度貧乏になったら、身包みはがされて、更に下層に落とされるって言う、悪循環。
ホラー映画より怖い。

「若者が、自分は社会の役に立ってると感じられるような仕事につけないで消費される社会なんて、終わってる」というような一文が心に残った。
気の重くなる内容ですが、作者の前向きな姿勢がよかったです。



2010年06月21日(月)
「船に乗れ!」3 藤谷治

最終巻です。

こんな挫折しまくる青春小説、初めてですよ。
「自分が凡人である」ということを受け入れる苦痛、を描いた話だと思いました。

才能の限界が見えたとき、このまま続けていけば、そこそこいけるのが分かっていても、音楽をやめてしまうのは、サトルが本当に音楽を愛しているからだと思う。
自分が本物でないことを知りながら、ほどほどの技術で、お金を稼いで世の中を渡っていくのが嫌だという、純粋さ。
高校時代の、2ヶ月の留学が全てを壊しちゃったんだなぁ。

金窪先生、サトルを許すなんて、人が良すぎます。
私なら、玄関先で追い返す!

鮎川さんは、サトルが好きなのかと思ってたけど、何もなしでしたね。
サトルに言われて、オーディション曲を変えたエピソードは、何だったんだろう?

ネタバレ腐感想。

フルートの美少年・伊藤君。 
君、やっぱりサトルが好きだったのか!
告白シーンの美しさに切なくなった。ちっとも気づかないサトル、鈍すぎやで!
本番前に、手まで握られてるのによ!
伊藤君の気持ちを知ってからも、20年以上友情が続いているのは、良かったなと思いました。



2010年06月20日(日)
「特別展 龍馬伝」

「特別展 龍馬伝」(京都文化博物館)に行ってきました。

「龍馬伝」は見てるけど、龍馬のファンではないし、どうしようかなと迷っていたのですが、行ってみたら楽しかったです。色んな人の資料がまんべんなくあって。

結構人が多かったです。老若男女問わず。
着物でお越しの方もいて、素敵だった。「京都 ゆかた割」も使えます(200円引き)。

武市先生の、獄中日記の絵。
なんかほのぼのしてますね…? まわりに牢番がいっぱいいて、くつろいでる。
「牢番から差し入れ貰ったけど、嫌いな食べ物なのでありがた迷惑でした。また持って来られたらどうしよう!」って手紙、毒舌やな(笑)
細かい字でいっぱい書いてあって、几帳面そうな性格が窺える。

久坂さんの手紙は、ちょっと字が汚くて熱血っぽい(笑)

収二郎の、爪で書いた辞世の句は、うわぁぁって思いました。

龍馬ファンの方にも、手紙いっぱい展示してあるので、面白いと思います。

別館の方で行われてる、パネル展も見てきました(こっちは無料)。
衣装や小物、パネルの展示やVTRを流してます。撮影禁止でした。
VTRは、役者のインタビューや、二部のメイキングなど。弥太郎が出てくるシーンは、何度見ても笑える(笑)

グッズ売り場は龍馬のグッズだけでした!
武市展もやってくれたら、いいのになー(笑)
(土佐では、お手紙展やってるそうですが)

ついでに「浮世絵 にゃんとも猫だらけ展」(えきKYOTO)のチケットも買ったので、近いうちに行こうと思います。

余談。
象二郎役の人が、「ちりとてちん」の草々さんだと、つい最近まで知りませんでした。
草々さんの時は「格好いい」と思ってたのに、象二郎は「恐ろしい!!」としか思いませんでしたよ。役者さんて、別人になりすぎだ!



2010年06月19日(土)
船に乗れ!(2) 藤谷治

1巻が、キラキラと希望に溢れた青春小説だったのに、2巻の重苦しい終わり方と来たら…。
「俺は誰よりも賢い」と自惚れる俺様高校生が、恋と音楽に挫折する話です。

南さん、意志の強い女子だと思ってたのに、自分で説明せずに去っちゃうなんて、ガッカリだ。
鮎川さんの方が魅力的に思える。サトルは鮎川さんとくっつけば良かったのに。

家が音楽教育に理解のない南さんが、サトルの留学を死ぬほど羨ましがり、サトルがその深刻さを理解できない、という溝の作り方が上手い。

いくら辛いからって、なんの関係もない金窪先生に当たるなよ、サトル〜!!
金窪先生の件は自業自得とはいえ、大事な人を二人も失って、二巻を終わるとは…。最終巻はどうなるのか。




2010年06月13日(日)
着付けの話

昨日は、蛍を見に行く前、阪急百貨店の閉店セールを見て、くみさん家で着付けの話をしました。

着物を着ていって、一旦脱いで、こう着ますというご説明を。
しかし、くみさんが持ってはった、二部式の作り帯?(お太鼓の形になってないもの)の結び方に苦戦(^^; 
あれ、作り帯って言いながら、普通の名古屋帯並に難しいよ!(笑)
私は、未だにお太鼓結ぶのが苦手です。

******
くみさんが「ツンデレを書くのが苦手で…」とおっしゃってたので、しばらくツンデレ談義。

一番先に思い出すのは、「龍馬伝」の弥太郎。
でも、弥太郎みたいな人が、出ずっぱりで主人公だったら、コメディになってしまって、ちっともロマンチックじゃないな(笑)



2010年06月12日(土)
下鴨神社 蛍の放流

下鴨神社に蛍の放流を見に行ってきました。

お昼頃から、出店や雅楽の演奏などをしてはるようなのですが、私は7時30分頃に行きました。
琴の演奏と、十二単の着付け&舞を見ることが出来ました。面白かったー。
十二単の着付けは、衣紋道と言って、古来より型が決まっていて、宗家が継承していってるものなんですね。知らなかった。

蛍の放流は8時から。
400匹とのことでしたが、思ったほど多くもない?(もっと周り中、ぶわーっと光だらけになるのを想像してた ^^;)
ほのかな光が、ひらひらと舞うのが儚く綺麗。川の水面にも光が映って、風情がありました。
人出は多かったです! 子ども達は、蛍を捕まえてた(笑)
帰りは市バスで。
空いてました。皆さん京阪電車で帰らはったのか?

余談。
先日読んだ、史実の武市半平太に関する本で「牢番からホタル300匹差し入れ」って多すぎ!と思ったのですが、昨日見た感じだと、そうでもないのかも。全部が全部、最大限に発光するわけでなし。

※※※※※
映画「悪人」の予告編
予告編見ただけで泣けた…。
佳乃が思ったより可愛い。お父さんに頭撫でられてるところとか。

「あの人は悪人なんですよね?」という科白。
原作では、光代自身が揺らいでいた印象でしたが、映画だと、納得してないけど世間がそう言うのなら、そうするしかないんだってあきらめてるようなイメージでした。



2010年06月06日(日)
史実の武市半平太

「龍馬伝」関連の話。

武市さん関連の本を読んでます。
「土佐勤王党始末―武市半平太と山内容堂」嶋岡晨

獄中での、奥さん宛の手紙が面白い。
同室の人が、髪ゆってくれたり、親切にしてくれたのに、「クソ虫」ってひっどいあだ名で呼んでたり(^^;
その人が出て行くときに、「もっと武市さんと一緒に居たかった」と別れを惜しまれたのに、武市さんは「あいつが居なくなって、部屋が広くなってせいせいしたわー!」と憎まれ口叩いてる。ツンデレ?(^^;

富さんが毎日差し入れをくれて「卵とじ、めっちゃ美味しいです」と喜んでたり、「一日中雨で、寂しくて眠れません」とナイーブなこと書いてたり、意外と可愛い面も。

牢番から、花の他にホタル300匹差し入れされたのも凄いな。多すぎだよ!

以蔵のことを、手紙で「あの阿呆が」と何度も貶してるのは、しょんぼりした…。

以蔵の最後も悲惨すぎだし、以蔵たちが行った天誅の詳細も、残酷すぎてウッってなるし…幕末は面白いけど、心理的ダメージも大きい…。

あと、この本は、武市さんも以蔵もかなり貶してるので、ファンの方にはあまりお薦めではないです(^^; 私は獄中書簡が読みたかったので、その点では面白かったけど。



2010年06月05日(土)
「陽だまりの樹」手塚治虫

幕末。医師と武士、正反対の二人の友情を描いた話です。
洪庵先生やコレラ治療が出てくるので、「JIN 仁」っぽいですね。

万二郎が、恋人も出世もほっぽって、父の敵を討ちに行くシーン。一本気なところが良い。
最後には、その性格が災いして、「引き返せー!」って言いたくなったけど。

良庵さん。女好きの遊び人だけど、夜鷹のお紺との友情が良いです。
使用人にも見放されたお紺を、たった一人で看病し続けるところとか。

ヒュースケンは女にだらしなさ過ぎだ。お吉さんと添い遂げれば良かったのに!

攘夷派と開国派の動きがよく分かって、面白かったです。
この漫画では、攘夷派はどうしようもない無法者が多いけど(^^;

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ドラマ「鉄の骨」予告編

課長と平太、顔が近い!
キャスト紹介を見てると、萌の先輩が出てこないっぽい?
平太のお母さんが、三橋さんの幼なじみだって言う設定が無くなってる?
http://www.nhk.or.jp/nagoya/tekotsu/special/movie/index.html#01



2010年06月04日(金)
京都情報

6/4〜7/5
「中村佑介の世界展」
大垣書店京都駅前店(イオンモールKYOTO Kaede館 2F)
6月20日(日)と7月3日(土)には、トークショー&サイン会も開催。
http://blogblue.exblog.jp/10659791/

6/19−27
NHK大河ドラマ『龍馬伝』全国巡回パネル展
京都文化博物館 別館ホール 入場無料
番組の見どころや時代背景の解説パネルのほかメイキング映像・衣装・出演者のサイン色紙などを展示。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/info/index.html

7/12-18
京都国際マンガミュージアムが「京都 ゆかた割」で無料。
http://www.arashiyama-navi.info/ticket.html

*******
自分用メモです(笑)
文化博物館では、有料の龍馬展も同時開催されます。龍馬の遺品や書簡類などを展示するそうです。
龍馬展と中村佑介展をはしごしてもいいなぁ。



2010年06月02日(水)
「単純な脳、複雑な「私」」池谷裕二

最先端の脳科学を、高校生に講義した内容を、本にまとめた物。
分かりやすくて面白い。へー! って思うことがいっぱい。

体験したことは、脳が忘れても身体が覚えてるという話。
ということは、「明日も愛してる」(安芸まくら)みたいに、短期記憶しか保存できない人が昔の恋人に会ったとき「知らない人だけど、なんか感じが良い」って感覚になったりするんだろうか。

時間も、脳が未来に補正している? とか、今まで捉えてきた世界が変わるような感じで、面白いです。

こういうアウトリーチ活動について、研究者から反対意見が多いってのも、ビックリ。
一部の科学者だけでなくて、一般に公開してくれるのは、私のような理系に疎い人間には大変有り難いのですが。

池谷さんの、睡眠についての記事。
http://www.1101.com/suimin/ikegaya/index.html
・徹夜で考えるより、寝た方が良いアイデアが浮かぶ。
・寝る前の記憶は、定着しやすい。
という話が面白い。

寝る前は、悲しい小説を読んだり、嫌なことを思い出したりしないように気をつけないと(笑)



2010年06月01日(火)
京都 ゆかた割/「着物に合わせる洋小物」

「京都 ゆかた割」
6/1〜利用可。阪急沿線で配ってるそうです。
去年、もらいに行くのが遅すぎて、無くなってたんですよね(^^; 今年は早く貰いに行きたい。
http://ameblo.jp/kimonostation/entry-10544541727.html

「着物に合わせる洋小物」鳴海彩詠
かっわいいvv
ベルトで帯締めとか、スカーフで帯揚げとかやってみたいです。
しかし、これはこの作者さんのように、センスの良い人がやるから可愛いのかもしれん…(笑)
落としてしまうので、なかなか耳には使えないイヤリングも、こういう使い道があるのかーと目から鱗。