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やすみ日記
梅子
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2006年11月30日(木)
「大奥」2巻

「大奥」2巻(よしながふみ)を読みました。
事前に多紀さんから「疱瘡の描写がグロい」と聞いていたのですが、確かに。それ以上に、春日局のやり方が怖い。最後の抱擁シーンは泣けました。これからどうなるんだろう。
グロいと言えば、麻生幾の「ケース・オフィサー」読みました。前半たらたらしてるんですけど、後半、天然痘が広まる辺りから、面白いです。詰めが甘い気もしますが、グイグイ引き込まれました。これも、ドラマ化したら面白そうだけど、天然痘の描写がグロくなりそうだ(--; バイオテロって、ほんま怖い。

前の前の職場から、在宅の仕事を紹介していただいたので、明日から5日間、梅田に研修に行ってきます。

>ナツノさん
私も本日、SSTVにて「メンバーに失敗談を話され、恥ずかしそうに膝を抱える細美さん」を見ました。可愛かったです(笑)33歳には見えん。



2006年11月27日(月)
京都国際マンガミュージアム

昨日、すいさん・ミヅキさんと、京都国際マンガミュージアムに行ってきました。

その前に、私は朝から、サントリー伊右衛門のお茶会へ…と思ったら、すでに整理券の配布が終わってました。なので、近くの祇園閣へ。寺院の中にある、昭和初期の建築物で、てっぺんに鳥がいる、へんてこりんなデザイン。普段は非公開です。境内の紅葉がとっても綺麗でした。塔の中は、壁から天井にかけて、一面の壁画。敦煌の壁画を模したとか。すごい迫力です。照明も、蓮の形をしたのや、動物の手が球体をかかえてる物など、面白い。中は撮影禁止なのが惜しいです。

昼過ぎにミヅキさん、すいさんと合流。烏丸御池の「京都国際マンガミュージアム」へ。
25日にオープンしたばかり。元小学校を改築した、レトロでおしゃれな建物でした。入場料500円。廊下を行けども行けども天井いっぱいのマンガがあって、他にも紙芝居とか似顔絵コーナーがあって、子どもを連れてきたら喜びそうな空間。前には広大な芝生。蔵書は20万冊、一般公開は4万冊だそうです。カフェも併設されてるので、一日中遊べそう。
世界各国のマンガが展示してある部屋があって、面白かったです。やっぱり日本の漫画家は全体的にレベルが高い、と思いました。紙も良いし。中国の本で、十二国記や犬夜叉の挿絵(オリジナルじゃなくて、誰かが真似した物)があったんですが、あれは同人誌? それても日本の作品を紹介した雑誌? 台湾の漫画家さんの絵とか、日本にもこういう人いるよ!って感じの、「りぼん」絵で、興味深かったです。日本の漫画の翻訳版もありました。4分の1スペースから後書きまで、きちんと訳されていて、ビックリ。ドイツも少女漫画雑誌「DAISUKI」は、日本の色んな出版社のマンガがごっちゃになって載ってて、イクエさんのお友達のマンガも載ってました。
古い日本の漫画を紹介する部屋もあって、「JUNE」の前身、「JUN」の創刊号もありました。「タブーへの挑戦」とか、堅そうな記事がびっしり。「花とゆめ」「LaLa」の創刊号もあって、花ゆめが可愛い系、LaLaが大人向けを目指してる風でした。
BLは、見た限りでは、今市子さんくらししか無かったです。ミヅキさんが、「誰かBL図書館作ってくれたら良いのにね」とおっしゃってました。どこかの富豪にお願いするしか…。私も、単行本未収録作で読みたいのがあるので、過去の雑誌が充実した図書館を作って欲しい。国会図書館は遠いですしね。

「よーじやカフェ」で、和パフェを食べました。きなこアイス美味しい! 一番下には八つ橋が入ってました。
ミヅキさんが、例によって、BLのアイデアを色々出してくださるんですけど、すいさんは、「甘味処でサービスされた白玉の数」には、「気づきます!!」と力いっぱい同意されてました。そ、そうか。私が「タイムマシンもの書きたいです」と言ったら、ミヅキさんは「過去に戻って恋をして、未来に帰ってきたら、相手が年上になってるんです。そして受攻の逆転が…。二度美味しいですよ! 『どんなに姿が変わっても、君は君だよ』って。どうです、これ」と、即座にストーリーを作ってくださいました。すごい(笑)私が考えていたのは別の話だったんですが、ミヅキさんの豊かな発想にはビックリです。

寺町通りの「喜久屋書店」に寄りました。ミヅキさんがさわやかな表紙のマンガを手に取り「上田規代さん…あ、やすみさんには可愛らしすぎますね」と、戻しはりました。「待ってください! 私にも可愛い作品を紹介してください」と慌てて追いかけました。いつのまに、濃い話好きに分類されてるんですか。すいさんまで「最近、やすみさんのオススメ凄いですよね。『エス』とか」とおっしゃってて、おかしい…私もピュアな話が好きだったはずなのに。
昨日が誕生日でしたので、ミヅキさんに紅茶とコンポートをいただきましたv 今朝飲みましたが、甘い香りで美味しかったです。と、可愛い言葉で締めくくりたいと思います(笑)おたく日記で失礼しました。

          ◇

ところで、乙一さんが結婚されたそうですね。ビックリしました。お相手は、押井守監督のお嬢さんだそうですが…。ちょっぴり失恋気分です(笑)



2006年11月24日(金)
ANATAKIKOU「Message Pie」

ANATAKIKOUのニューアルバム、引き続き聞いてます。
「オオカミ少女」が凄く好き! うそつきな女の子の歌なのですが、その嘘が「私のパパはシロクマよ」「私の視力は9.5」と、あり得ねえ!(笑)彼女に恋した男の子のやきもきぶりが可愛い。
「怪盗ピスタチオ」も物語調で楽しいな。ガラス屋・マドロス・薬屋・物書きの四人組の怪盗で、現場にはピスタチオの殻が残る、と。他のメンバーはともかく、マドロス(水夫)がなぜ「バカでかい金庫もなんのその」なの? 金庫破る係かと思っていたのだが、もしかして金庫をそのまま担いでくる係だったのかな。そして、サラッと歌っているが、もの書きの好きな女の子を盗んでくるって…それは誘拐だ!
「最後の夕景色」。松浦さんがライブで「歌ってると、泣けてくるんですよ〜」と言ってはったけど、確かに妙にセンチメンタルになってしまう曲や。「シンデレラ」といい、恋の歌増えてる? シンデレラは、不倫とか、許されぬ恋を歌った歌なのかなと思いました。刹那感と後悔漂う感じで。



2006年11月23日(木)
久坂部羊「無痛」

久坂部羊「無痛」を読みました。心神喪失者は刑罰に問われないという、刑法39条をテーマにした、話。先天性無痛症や、精神病を詐称する男、見るだけで病気が分かる医者、などの道具立てが面白かったのですが、結局黒幕は捕まってないので、何とももやもやした読後感テーマは色々考えさせられますね…。


2006年11月17日(金)
「三四郎はそれから門を出た」三浦しをん

「三四郎はそれから門を出た」三浦しをん、を読みました。
読書エッセイなのですが、面白かったです。そうそう、「廃用身」怖いよね! とか、「海辺のカフカ」の突っ込みどころはそこかい!とか思いながら読んでました。部屋が汚いところも、頭を洗うのがめんどくさいのも、私と同じだよ…。「kimono道」を読んで着物にハマってるところまで同じだ。「手ぬぐいの魅力」にも、深く頷いてしまった。
本に、栞代わりに色んなものを挟む人がいる、という話に笑いました。私は普通に、美術館のチケット、レシート、名刺などを挟みます。
それにしても、電車で隣の人が読んでる本を当てるって凄いな! 麻生幾が読みたくなりました。

そういえば、話は変わりますが、15日、知恩寺の手作り市で、ノベルズサイズのブックカバーを見ました。珍しい! すごく可愛かったんですが、現在通勤もないし、必要ないので買いませんでした…。毎度のことながら、凄い人で、色んな商品があって、見てるだけでも楽しいです。
帰りに姉小路通りを歩いていたら、アンティーク着物屋さんを発見。
「古裂 とよ」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kogire-toyo/
一人では奥深くに入る勇気も無く、表から覗いただけです。着付けもやってるらしい。
手ぬぐい屋さんの「RAAK」、「永楽屋 細辻伊兵衛商店」に寄りました。本店に行くのは初めてだったんですが、RAAKの方は、建物が町屋で格好いいですね。鳥居柄の風呂敷が気になりました。永楽屋の方は、バッグも可愛くて、着物に合いそう。二階はギャラリーになってて、昔の手ぬぐいが展示してありました。



2006年11月11日(土)
妹の結納

今日は、妹の結納でした。
朝早くから起きて、まずは髪のセット。ロングヘアの妹が、上手くまとまらなくてぶんむくれていたので、私がくくったら、機嫌が直りました。私の方はセミロングなので、上手くまとめることが出来ず、クリップで留めただけです。上手なアップの仕方をマスターしたい…。
着付けの人に来てもらって、私・妹・母と順番に着付け。瞬く間に変わり結びしてくれはって、ほーっと見とれてました。衣紋もきれいに抜けてる。

タクシーで京都市内のホテルまで直行。道、そんなに混んでなくて早くつきました。会場のお部屋からの眺望が素晴らしくて、京都市内が一望できました。

で、結納が始まり。簡単に挨拶して、品物を交換。私はデジカメを持って、写真係に徹してました。式の当日と同じ料理を出していただいて、話も弾みました。

私はほとんど相づちをうつだけだったんですが、最後に向こうのお母さんに「仕事には慣れた?」と聞かれて、ピキーンと固まりました。実は私、会社をクビになったんですよ。電話で会社名を聞き間違えたり、お金を数え間違えたりして、専務に「あなたはそそっかしいから事務職に向いてない。更新はできないわね」と言われまして。試用期間中の10月末で退職しました。あちらのご家族はそのことを知らなかったんですね。

この日は、ホテルで結婚式を挙げるカップルが多くて、一日15組! ロビーで花嫁さんたちを見かけて、綺麗だな〜と思いました。妹の振袖姿もとても可愛かったです!(姉バカ)