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やすみ日記
梅子
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2006年07月30日(日)
出しました

投稿作、郵便局に出してきました。
今朝まで改稿していて、その後文章チェック。プリントアウトし終わったのが12時過ぎでした。
明日締め切りなのですが、もう、近くの郵便ポストの最終集配時間は過ぎてます。隣の市の大型郵便局までチャリですっ飛ばしてきました。日曜でもゆうゆう窓口は開いてるんですよ。無事受け付けてもらえて、速達で、明日の午前中には着くということでした。良かったー。
それにしても、ここの新人賞、応募用紙を封筒の裏に貼ることになってるんです。ペンネームとか丸見えですよ。ぎゃー。
おまけに、テーマを書く欄があります。テーマ? 年下攻とかのジャンルじゃなくて? 好きな作家を書く欄もあるのですが、思い切り他社で活躍してる作家さんを書いてしまいました。すみません、S社さん…!



2006年07月29日(土)
「モリのアサガオ」5巻

「モリのアサガオ」5巻を買いました。
帯には「三浦しをん推薦」の文字が。一緒に本屋に居たペリエさん曰く「鳥人ヒロミさんもマモラ好きだよ。ネットの日記で、モリアサの感想を毎号分書いてるし」とのこと。じゃあ、「鳥人さん推薦」って帯でもいいかも。…でも、ただでさえ深読みできそうな内容なのに、更にBL判定を促進しそうですね(--;
5巻の内容、急展開で面白かったです。直樹の行動がますますエスカレートして、掲載誌を間違えてるんじゃ…って気分になりましたけど。冤罪の問題って、難しいですね。

ペリエさん、ミヅキさんとお茶してきました。スロウカフェで文字通りスローな時間を…長居して申し訳ない。フルーツグラタン美味しかったです。その後、私はペリエさん主催の飲み会におじゃますることになってたんですが、ペリエさん曰く「男友達はみんな大人しくて物足りない」とのこと。ペリエさんはワイルドさを求めすぎですよ…!
で、その後、飲み会に行く方々と合流。ミヅキさんもお誘いしました。
総勢14名になったので、人物関係が一部謎。私とミヅキさんは、ペリエさんとの関係を聞かれ、「ネット友だちです」と言ったら、「出会い系!?」と目をむかれてました。いやいや、読書つながりです。
そのペリエさんは、行きたい土地が「アフリカ、インド、北極」と、秘境ばかりで、特に行きたいのが「ゴリラを見るツアー」だそうです。きょ、共感できない……。何の修行ですか。
最初、庶民的な居酒屋で飲み会。その後、カラオケでした。カラオケは採点の中に謎の項目「しゃくり回数」が。しゃくりって何だ? ミヅキさん曰く「B’zのような歌い方」だそうですが…。
帰りの電車で、モリアサを読んで乗り過ごし、引き返した電車が終電でした。危ない危ない。



2006年07月26日(水)
Lマガジン、「風に舞いあがるビニールシート」

Lマガジン(美術館特集)を見ていたら、次号予告で、「2500円で泊まれる町屋」というのが載ってました。どこのこと? と調べたら、ここのことみたい。素敵ですねー。
http://gh-project.com/

美術館特集の方も面白かったです。大阪市立美術館、常設展示に根付のコレクションがあるんですね。しらんかったー。
大山崎山荘にある、狐のような銅像、あれはなんじゃ?と思っていたのが、謎が解けました。野ウサギだったらしい。しかも、外国の有名な彫刻家のもんらしい。へー。

雑誌の方で、森絵都「風に舞いあがるビニールシート」を読みました。
難民事務所で働くカップルの話。手を握って「里佳だと気づいていた」っていうシーンに泣けた。最後にエドは温もりを感じてたはずだというところも。すごく心揺さぶられた。友人とのギャップとか、里佳が結婚について冷静に計算してるとことかの描写も上手い。エドの、子どもと難民に対する考え方にも、ハッとした。前から、この仕事についての小説があったら読みたいなと思っていたのですが、期待以上です。



2006年07月23日(日)
プラド美術館展

昨日は、妹の婚約者のご両親が来る日で、両親と私で部屋を大掃除。窓ガラス拭いて、犬を散歩に連れて行く。終わった頃に妹が起きてきて、妹は「いつまで寝とる!」と母に叱られてました。
今日、妹は帰っていったのですが、その時「お母さんと喧嘩せんときやー」と言って、去っていきました。肝に銘じときます…。

話を戻して、昨日はお客さんに挨拶をした後、「プラド美術館展」に行きました。
スペインにちなんで、天王寺公園では、フラメンコショーが。ただし、ダンサーさん日本人です(笑)
展覧会は、宗教画が多かったです。葡萄の絵が美味しそうだ。「エル・グレコっていうのは、あのギリシャ人という意味なんですよ」と、くみさんに教えてもらいつつ、鑑賞。目が印象的。
フェリペ二世の絵もあって、「FLESH&BLOOD」の世界を思い出す。絵の中の犬がでっかかった気がするんですが、当時の人々が小さいのでしょうか?

エレベーターとか機械故障とか、色んなものから想像を膨らませて、ネタを作ってました(笑)くみさんの、棋士に対する熱い語りが興味深かったです。
なぜ芸能モノは歓迎されないのかという話をしました。私が高校生くらいの時には、結構あった気がするんですが。結城惺さんとか。内輪受けになりやすいから駄目なのかなぁ。学園モノも、昔は多かったのに、今はあまり受けないそうです。飽和状態なのか。

絵を見た後は、一心寺を通って、お香屋さんへ。そこでしか手に入らない線香があるとのことでしたが、土日祝がほぼ休みというお店でした。ま、まぼろしの線香…。
ついでに四天王寺さんをのぞきました。骨董市終わりかけだったんですが、少しだけ見れました。さすがに着物安いですねー。

梅田に戻ってきて、花小町とジュンク堂へ。文房具屋さんでガラスペンを試し書きし(インクの色が綺麗)、くみさんが紙袋にどっさりの本を購入。さ、さすが…。魚住君をまとめ買いされてたので、読まれたらご感想が楽しみだわv

最後にイーマの卯乃屋さんへ。美味しかったですv 初恋ヨーグルトというカクテルを飲みました(笑)

今日、「なんでも鑑定団」の再放送を見ていて、高島野十郎の絵を見ました。綺麗…。静かだけれど、存在感のある、色のきれいな絵です。福岡に常設展示の美術館があって、今年大規模な回顧展があったそうです。東京でもつい最近まで巡回展があったんですね。いいなぁ。この人も、田中一村と同じく、無名で赤貧の画家。東大を出て、自給自足しながら絵を描き、ほとんど人には売らなかったらしい。こ、こんだけの才能があって、何てことを。月や、睡蓮の絵が良いなぁ。



2006年07月21日(金)
「恋について」木原音瀬

木原音瀬「恋について」を読みました。
しっとり系で、なかなか面白かったです。年下受で不器用な者同士のすれ違いを描いていて「プレイス」に印象が似てる。が、話が淡々としていて、これといった盛り上がりがないのが残念。せっかくあそこまで引っ張ったのに、肝心のシーンをとばすなんて(><; 
朝霞の、ブライダルコーディネーターという仕事に対する情熱は好きです。自分から動こうとしない後輩君の指導に悩み、同姓カップルの結婚式に戸惑うなど、仕事内容が面白かった。が、恋愛部分は歯がゆすぎ。「なんでもっと話し合わんのじゃー!」とはり倒したくなります。笹川さん、最悪ですよその行動。朝霞、ちゃんと理由話してフォローせんと。
高円寺くんが朝霞に惚れたりしたら面白い展開になったのにねぇ。二人とも、相手を好きだという割に、自分一人でぐるぐるして、相手に気持ちをぶつけないのが、いらいらしました。ラブが足りん!
後輩君の誤解等、美味しいネタはあるのに、それが本筋に絡んでない気がしました。笹川さんが「恋について」では、大人しいながらも聞き上手で、魅力的な人物であったのに、「恋について2」では、それが裏目に出ちゃってたのが残念ですね。



2006年07月13日(木)
直木賞

直木賞決まりましたね!

三浦しをんさんが取るとは…おお。20代で直木賞って、若いですね。
森絵都さんもめでたい! 取って当然ですよ〜。嬉しい。
芥川賞の伊藤たかみさん。角田光代さんが結婚してらして、その旦那さんが作家だとは、知りませんでした…。てっきり独身だとばかり。
「まほろ駅前〜」も「風に舞いあがる〜」も読んでみたいですね。
これで三浦さんを知った人が、彼女のエッセイを読んだらひっくり返るだろうなぁ(笑)

追記。別冊文藝春秋で二回分だけ読みました。
「まほろ駅前〜」も、男二人が同居しながら便利屋を営む話で、「しをんさんの好きそうな設定…」と思いました(笑)
森絵都さんの「残響」と「ジェネレーションX」。
「ジェネレーションX」、さわやかで好きです。取引先の若者とのギャップを感じる中年男性の話。「訃報と朗報があります」って言い方が面白いね。仕事中の電話が、こういうオチにつながるとは。
母は、「残響」の方が良かったらしい。仏像修復士の話。こちらは、硬質な感じで、「ほんとに森絵都さん?」と思いました。作風幅広いなぁ。
どちらも、最後の文が上手く締まってますね。