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やすみ日記
梅子
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2005年04月24日(日)
「曾我蕭白展」と「人体の不思議展」

「曾我蕭白展」と「人体の不思議展」に行ってきました。

まずは京都国立博物館の「曾我蕭白展」へ。
比較的空いていてゆっくり見れました。濃い〜面白い絵ですね。大きくって迫力満点。子どももおじさんもすごい不気味な顔(笑)なんなのこの人…と思いながら見てました。この展覧会、「円山応挙がなんぼのもんぢゃ!」というキャッチフレーズが面白いです。常設展の方も見ました。仏像やら焼き物やら武具やらいっぱいあって面白い。外国のお客さんが多かったです。着物で来てる方も多かった。いいなぁ、私も着てくれば良かった〜。建物自体も赤煉瓦造りで素敵。前庭が広くてきれいに手入れされてました。のんびり。

で、次は京都文化博物館の「人体の不思議展」へ。
こっちはすっごい人! 中に入ったら、展示品の周りが人だかりで近づけない…遠目にちょこちょこ見ました。じっくり見るのはちと怖い。興味深いけれど。「献体は生前の意思に基づき…」と書かれていましたが、飾られてる人々が何者なのか気になります。こんなところでバレリーナのポーズさせられたり、輪切りにされると分かって承知したんだろうか。筋肉とか血管とかこんなきれいに保存できるってすごい。お客さんは若いカップルや子ども連れも結構いました。医学生っぽい人も。

帰りに、寺町通りの詩の小路ビル二階、kitchen kitchenときものGUICHESに寄りました。kitchin kitchenは100円ショップなのですが、ナチュラルでおしゃれな雑貨ばっかりです。うわー楽しい。きものGUICHESは、帯留とか籠きんちゃくとか猛烈に可愛かったですが、お値段手が届きません…。



2005年04月23日(土)
インファナル・アフェア

「インファナル・アフェア」見ました。
ずっとハラハラドキドキしっぱなしで、「どうなるんだ、どうなるんだ…」と思っていたのですが、最後にタイトル(意味「無限地獄」)が活きてきますね。これからどうなっちゃうのラウ…。
善人じゃなく、悪人が生き残ってしまう辺りが複雑ですね。しかも「長生きは幸せではない」というようなテロップ流して。うーん。凄い。
脚本も良いのですが、映像が格好良くて。ビルの壁面に映る人影とか、濡れた駐車場の床に映る照明とか、上から人が落ちてきたり、最後のエレベーターが何度も閉まらないところとか。キョンのシーンもやられた!って感じで、泣きましたよ。ベタですけど。警察に潜入したマフィア役のアンディ・ラウが非常に格好良かったですよー。→優秀な警官として出世して、結婚も控えてそりゃ、足抜けしたいって思うよね。でもそれが地獄の始まり…。←全体的に抑え気味の演出、暗めの映像で、あんま派手ではないのに見せ方が上手い。ハリウッドでリメイクされるそうですが、華やかな雰囲気でバンバンアクションするよりは、こういう方が好きやなぁ。



2005年04月10日(日)
ホテルデュー大山崎

昨日、今日と桜満開で花見日和ですね。
大山崎山荘に行ってきました。桜も緑もきれいで、家族連れや絵を書いてる人が多かったです。
帰りにJR大山崎駅前のプチホテル1Fのカフェでランチ。他にも雑貨屋やギャラリー、教室なんかが入ってて、ナチュラルで素敵な建物。カフェもかわいかったです。「十日市」と言って、ワゴンやお店で手作り雑貨や観葉植物が売られてました。



2005年04月09日(土)
「破裂」久坂部羊 

「破裂」を読みました。現役の医者が書いた小説です。「医者は三人殺して一人前になる」というオッソロシー帯付き。
「白い巨塔」みたいな医療過誤メインの話なのかな、と読み進めていくうち、厚生労働省のお役人(暴走気味)が出てきて、話はとんでもない方向へ。
冒頭の医療ミス体験談連発には、マジで医者行きたくない…!とブルブル震えそう。ぶきっちょなら研究だけに没頭してよ助教授! うっかりさんなら医者にならないでよ女医!とか突っ込みどころ満載。笑え…ないですね。著者が大阪大学医学部出身なので、作中の舞台も阪大を思わせる「阪都大学」となっております。どこまで実話やねん! ほんま怖いわー。
厚生労働省のマキャベリ・佐久間が、日本の少子高齢化を解決するためにとんでもない計画を進めるんですが、それが、ネタバレ→PPP(ぴんぴんぽっくり)。お年寄りに元気なまんま、ぽっくり死んでもらおうというわけ。そのため、阪都大の助教授が開発した、患者の心臓を一時的に若返らせ、数ヶ月後に破裂してしまう副作用を持った治療法を使うことに。もちろん心臓破裂のことは伏せて。←んな、アホな!と思いますが、医療知識の裏付けと、関わる人間の背景の描き方が上手いので、実際あり得そう…と説得力を持って読ませられます。最後はちょっと尻つぼみかなと思うのですが、中盤は文句なしに面白いです。美貌の人妻・江利子さんと麻酔科の江崎医師はもっと何かあるのかと思ってたよー。佐久間も、なぜそこまでして計画を進めるのか、動機が分かりづらかったし。ジャーナリスト・松野も、香村助教授もあんなあっさり殺されてしまうなんて。物語上の必然性がちっとも分からなかった。



2005年04月03日(日)
SAW

映画「SAW」を見ました。
TSUTAYAに「誰も知らない」を借りにいったら、全部貸し出し中でしたので、代わりにこれを。ペリエさんお薦めの映画で「そんなに怖くないですよ」とのことだったんですが…怖いですよ!? ドキドキして心臓に悪い。ハラハラさせてどんでん返し。音楽も映像も凝ってて、話は面白いんですけど、私向きではなかった様子。乙一さんの「セブンルームズ」を思い出しました。