「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年03月31日(土) 2007年 とりづか+こまつコンサート

セルプ・みらい支援ひろがれコンサートPart2
とりづか+こまつコンサート
会場:真岡市民会館大ホール


を鑑賞。

カミさんがちょっぴり応援している
真岡市の知的障害者の共同作業所
セルプ・みらいを応援するコンサート。

自公政権が強力に推し進める
福祉切捨て政策
自立支援法(実態は自立阻害法)
でますます困難を極める
障害者の日常生活。

そんな厳しい情勢の中で
少しでも障害者の生活を支援し
地域の理解を訴えようと
セルプ・みらい後援会「みらいの会」が
開いたコンサート。

第1部は
”みらい”からのメッセージ
〜セルプ・みらいの仲間たち〜

みらいの利用者へのインタビューを交えて
3曲歌う。

音程も不安定で
ピアノ伴奏にリズムも合わず
声も小さいが
懸命に歌う知的障害者の姿が
胸を打つ。

音楽は技術だけではないことを実感。

第2部は
ワイルドワンズの鳥塚しげきと
ヴィレッジ・シンガーズの小松久の
ユニットによるコンサート。

60年代グループ・サウンズの
メロディーを中心に
懐かしい曲が次々と・・・

会場で聞いている知的障害者を
舞台前に招いての
ステージも堂に入ったもの。

小松のエレキギターも
すばらしい。

鳥塚は長年
養護学校でのコンサートを
続けているという。

L.A.S.Ponderらも
昔栃木養護学校で
宮沢勝之を招いて
コンサートをやったことを
思い出しましゅ。

がんばれセルプ・みらい!



2007年03月30日(金) キャサリン・ル・メ著 癒しとしてのグレゴリオ聖歌

キャサリン・ル・メ著 
内野允子(のぶこ)監修
左近司彩子訳
癒しとしてのグレゴリオ聖歌


を図書館から借りて読了。

グレゴリオ聖歌にまつわるあれこれを
平易に解説。

L.A.S.Ponder
いまグローリア アンサンブル&クワイアーで
グレゴリオ聖歌 キリエ第1番を
歌っているので
とっても参考になりましゅ。

著者のグレゴリオ聖歌に対する
思い入れが伝わってきましゅ。

でもちょっと科学的でない
記載もちらほら。

わかりやすい記載、訳で
すらすら読めましゅ。

先に読んだ
文庫クセジュの
グレゴリオ聖歌
は専門的に過ぎました。

これを先に
読めば良かったでしゅ。

L.A.S.Ponder
いくつかのグレゴリオ聖歌の
CD持っていましゅが
車の中で聞き流すだけでなく
じっくりと聴きこみたいでしゅ。

それにしても
グレゴリオ聖歌
80人で歌うとどんなことに
なるのでしょうか。



2007年03月29日(木) 1827年 ベートーヴェン 葬儀

1827年3月29日
ベートーヴェン 葬儀

1827年3月26日に死去した
ベートーヴェンの葬儀は
親友のブロイニングが
主宰した。

この葬儀には
3万人の市民が
墓地までつき従ったとのことでしゅ。

これはオーストリア皇帝の死去でも
ありえなかった空前絶後のことで
関係者の誰一人として
予想できなかったことだそうでしゅ。

ウィーンの音楽関係者は
ほとんどすべてが参加したほか
集まったのは
名もないウィーンの市民たちで
生前関係のあった貴族たちは
誰も来なかったと
伝えられていましゅ。

この葬儀は
ウィーン市民に
ベートーヴェンが
何者であったかを突きつけた
突発的な民衆の祭典となったそうでしゅ。

モーツァルトの寂しすぎる
葬儀と比べると
何とも不思議な感興を
いだかせましゅ。



2007年03月28日(水) DVD 彼女を信じないでください

昨日TSUTAYAで
会員証の更新をした際
無料で1本借りられるので
ふと借りてきた
DVD
彼女を信じないでください

監督:ペ・ヒョンジュン
主演:カン・ドンウォン 、キム・ハヌル
英題:Too Beautiful To Lie
製作:映画社「視線」
2004年/韓国/115分

http://www.kanoshin.com/
http://www.k-plaza.com/movie/en_mov_ka10.html#m1

を鑑賞
 
韓流の純愛映画を
借りようと思ったのだけれど
どれも病気などで
死んでしまうものばかりのようなので
ロマンチック・コメディに変更。

成功でしゅ。

薬剤師のカン・ドンウォン/チェ・ヒチョル役が
たまたま列車で乗り合わせた
仮釈放中の女詐欺師
キム・ハヌル/ヨンジュ役
に接触したために
どえらい騒動に巻き込まれることに・・・

ヨンジュのうそがうそを呼び
後戻りできないところへ・・・

ヒチョルはヨンジュのうそで
どんどん立場が
悪くなり家族親戚一同から
ぼこぼこに・・・

ヨンジュ役の
キム・ハヌルが
良い表情を見せていましゅ。

最後はハッピーエンドで
観てよかった
観たL.A.S.Ponderも
幸福になる
映画でしゅ。



2007年03月27日(火) DVD 小澤 パリ・オペラ座 トスカ

図書館から借りた
DVD
歌劇「トスカ」
作曲:ジャコモ・プッチーニ
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
指揮:小澤征爾
演出:ジャン=クロード・オーヴレー
映像演出:デーク・サンデーズ
衣装:フランカ・スカルチアピアーノ

配役
トスカ:キリ・テ・カナワ
カヴァラドッシ:エルネスト・ヴェロネッリ
スカルピア:イングヴァル・ヴィクセル
アンジェロッティ:アントニオ・ノェルビーニ
堂守:フィリップ・デュミニ
スポレッタ:ロベール・デュメ

日本語訳詞:多田士郎
1982年 パリ・オペラ座ライヴ


を鑑賞。

L.A.S.Ponderが観た
プッチーニの歌劇
トスカ、蝶々夫人、ラ・ボエーム
の中で
最も劇的な作品。

主役の3人が
殺し殺され自殺するという
悲劇的な作品。

ナポレオン戦争を時代背景に
恐怖政治を敷く
ローマの警視総監スカルピアの
悪辣で卑劣な行動が
憎悪を誘いましゅ。

合唱があまり活躍しないのが
残念でしゅ。

第1幕の最後
スカルピアの独白の陰で
聖歌隊の歌う
テ・デウムが印象的でしゅ。

この曲は
L.A.S.Ponderが
わらじを脱いでいる
グローリア アンサンブル&クワイアーが
プッチーニのグローリア・ミサを
歌った2003年でしたか
アンコールで歌いました。

合唱曲としては
あまり面白くない曲でしゅが
スカルピアの独唱とあいまって
効果的な音楽になっていましゅ。

このDVD
パリ・オペラ座の実況録画でしゅが
簡素な舞台装置で
演出効果を挙げ
劇的な印象を与えていましゅ。

悪漢スカルピアを演じた
ヴィクセルは
2007年03月24日に鑑賞した
アイーダでエチオピア国王アモナズロを歌い
好演していましたが
ここでも
憎々しげなスカルピアを演じ
芸達者なところを見せていましゅ。

このDVD
9800円もしなければ
買いたいところでしゅ。



2007年03月26日(月) ベートヴェン没後180年 1827年没 

1827年3月26日
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven
ウィーンで没

 1770年12月16日頃 誕生

我等がベートーヴェン
180年前の今日
ウィーンで没、57歳。

L.A.S.Ponderの
ハンドルネームの由来である
Ludwig
この日
とどろく雷鳴の中
”Plaudite, amici, comedia finita est.”
「諸君、喝采を、喜劇は終わった」
との言葉を残し永眠。

傲岸不遜の性格
貴族を貴族とも思わず
国王、皇帝にすら
膝を屈さなかった
自由主義者。

難聴という
音楽家にとって
致命的な障害にもかかわらず
作曲し生き抜いた
不屈の性格。

L.A.S.Ponder
今わらじを脱いでいる
グローリア アンサンブル&クワイアーでは
今年
L.A.S.Ponderの提案が初めて
容れられて
ベートーヴェンの
ミサ曲ハ長調 作品86を
演奏しましゅ。

今年は奇しくも
ベートーヴェンの
C調ミサ初演後200年
(初演は1807年9月13日)
にも当たっていましゅ。

数々のエピソードに飾られた
その生涯。

不滅の恋。

古典派の総括と
ロマン派への橋渡し。

後世の音楽家への
決定的影響。

楽聖の名をほしいままにする
数々の名曲。

没後180年とあって
L.A.S.Ponderも
彼の曲のCD、ビデオ視聴し
彼に関する書籍
読み漁っていましゅ。

時間があれば
もっともっと
読み、聴き、観たいでしゅ。



2007年03月25日(日) 2007年 宇都宮中央女子高吹奏楽部第6回定期演奏会

2007年3月25日
宇都宮中央女子高等学校
吹奏楽部第6回定期演奏会
会場:宇都宮市文化会館大ホール


最近吹奏楽のコンサートに
入り浸っている。

中学高校の
吹奏楽が元気がいいでしゅ。

今日も高校吹奏楽の演奏会。

コンクールでもそこそこの成績を収めている
宇都宮中央女子高。

大ホールで30数名ということもあって
おとなしい感じ。

圧巻だったのは
宇都宮中央女子高合唱部との共演。

パッヘルベルのカノンと
アメイジング・グレイス。

ビブラートのない澄み切った歌声が
心に沁みましゅ。

特にアメイジング・グレイスでは
思わず泣きそうに・・・

この2曲を聴いただけでも
わざわざこのコンサートに来たかいが
あるというものでしゅ。

となると他の
吹奏楽だけの曲目が
今ひとつ物足りないでしゅ。

せっかく実力があるのでしゅから
もっと本格的な
曲をどっしり聴かせて欲しいものでしゅ。



2007年03月24日(土) DVD オランジェ古代劇場1976 歌劇「アイーダ」

図書館から借りた
DVD オランジェ古代劇場
ヴェルディ作曲
歌劇「アイーダ」
監督:ピエール・ジュルダン
演出:サンドロ・セークイ
衣装・装置:ピエール=ルイジ・ピッツィ
演奏・合唱:トリーノ歌劇場管弦楽団・合唱団
指揮:トマス・シッパーズ
合唱指導:トゥリオ・ボーニ


キャスト
アイーダ:ジルダ・クルズ=ロモ
アムネリス:グレース・バンブリー
ラダメース:ペーター・グーガロフ
アモナズロ:イングヴァル・ヴィクセル
ランフィス:アゴスティーノ・フェリン
ほか
1976年フランス

を鑑賞。

夜の野外劇場
闇の中の歌手にスポットライトが当たる。
光と闇のコントラスト。

演出が光ましゅ。
野外ゆえ歌手の衣装が
風にはたはたとはためきましゅ。

129分の短縮版ながら
一気に見せましゅ。

古代エジプトとエチオピアの
戦争に絡めて
エジプト王女アムネリスと
エチオピア王女アイーダ、
エジプトの武将ラダメースの
三角関係。

アリアもさることながら
重唱そして
大合唱が聴かせましゅ。

凱旋の場面
人数こそ足りませんが
たっぷり聴かせましゅ。

アイーダ・トランペットと
大合唱、そしてバレエ。

バレエもちょっと
物足りないでしゅ。

歌手の頭上から捕るなど
カメラワークも光ましゅ。

愛ゆえに死んでゆく
アイーダとラダメース
泣かせましゅ。

そして
アムネリスの
嫉妬、怒り、愛、諦め。

ヴェルディの最高傑作でしゅね。



2007年03月22日(木) ビデオ オーバー・ザ・レインボー

うさぎやで200円でgetした
VHSビデオ
オーバー・ザ・レインボー
監督:アン・ジヌ
製作:キム・ユンギュ
脚本:チョ・ミュンジュ、アン・ジヌ、チャン・ヒョクリン
撮影:キム・ヨンチョル
音楽:パク・ホジュン

配役
ジンス:イ・ジョンジェ
ヨニ:チャン・ジニョン
2002年韓国 109分 


を鑑賞。

交通事故で
部分記憶喪失に陥ったジンス。
大学時代から
ずっと死ぬほど愛していた
という、切ない思いだけが
記憶に残っていた。

ジンスは同級生のヨニに
協力を求め
愛する人を探り出そうとする。

次第にジンスとヨニは
惹かれあっていくが・・・

ヨニを演じた
チャン・ジニョンが
とっても素敵・・・

目の覚めるような美人では
決してないが
ほのかに漂う気品が
何とも言えず
惹かれましゅ。

「ナースのお仕事」で
尾崎主任を好演した
松下由樹に
ちょっぴり雰囲気が似ていましゅ。

泣くほどの感動は
ありましぇんが
ほのぼのとした
しっとりとする
名画でしゅ。



2007年03月21日(水) 2007年 第2回合唱の夕べ

須藤礼子先生と共に歩んで・・・
第2回 合唱の夕べ
指揮:須藤礼子
ピアノ:高岩利恵
合唱:栃木女子高校OG合唱団
   室内合唱団 音
   女声合唱団 響
   女声合唱団 愛
会場:栃木文化会館小ホール


ここのところ
吹奏楽のコンサートが続いたので
今日は合唱のコンサートへ。

栃木県内の高校を
全国コンクールへ導いてきた
須藤先生も高校を退職して
往年の勢いはもうないか。

それでもさすがでしゅ。
演奏はそつなく
聴かせましゅ。

どの曲も
技術的には
すばらしく
実にうまいのでしゅが
今ひとつ心に響いてきません。

いわゆる
感心はするけど
感動はできない
という演奏でしゅね。

4つの合唱団
単独演奏と合同演奏の
組み合わせでしゅが
一番楽しめたのは
栃木女子高OG合唱団の
「サウンド オブ ミュージック」から
でした。

難しい曲を歌いこなすよりも
やさしい曲を心地よく
聴かせてくれるほうが
説得力がありましゅ。

終演後のロビーでのコーラスも
聴かせました。



2007年03月20日(火) ジャン・ド・ヴァロワ著 グレゴリオ聖歌

ジャン・ド・ヴァロワ著 
水嶋良雄訳
文庫クセジュ
グレゴリオ聖歌
白水社 1999年

を図書館で借りて読了。

今年グローリア アンサンブル&クワイアーで
グレゴリオ聖歌の
キリエ第1番を歌うので
ちょっと勉強しようと思ったのだけれど。

いやあ難しいでしゅ。
新書版なので
入門書かと思ったら
すごい専門的。

裏表紙には
読譜解釈法など
わかりやすく解説とあるが
半分もわからず。

後半の
グレゴリオ聖歌の
変遷、衰微、復興は
面白かったでしゅ。

他の入門書
読むことにしましゅ。



2007年03月19日(月) DVD ハンブルク国立歌劇場 魔弾の射手

ロルフ・リーダーマン・プロダクション作品
ポリフォン映画放送社・北ドイツ放送
カール・マリア・フォン・ウェーバー作曲
歌劇「魔弾の射手」
台本:フリードリヒ・キント


アガーテ:アーリン・ソーンダース
エンヒェン:エディット・マティス
マックス:エルンスト・コツープ
カスパール:ゴットロープ・フリック
ほか

指揮:レオポルト・ルートヴィヒ
監督:ヨアヒム・ヘス
演奏:ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ハンブルク国立歌劇場合唱団
合唱指揮:ギュンター・シュミット=ボーレンダー
舞台装置:ヘルベルト・キルヒホーフ
衣装:アーウィン・ジマー
制作:ルドルフ・ザンダー
1968年 ドイツ作品

のDVDを図書館から借りて鑑賞。

魔弾の射手といえば
序曲と狩人の合唱しか
知りませんでしたが
素晴らしい映画でしゅ。

「秋の夜半」のメロディーが現れる
序曲からしてドイツの暗い森を
連想させわくわくしましゅ。

そして農民たちの合唱
すばらしいでしゅ。

アガーテとエンヒェンの
表情も愛らしく素晴らしく
目を楽しませてくれましゅ。

ソーンダースは初めて聴きましたが
マティスはたくさんのCDで聴いておりました。
こういう甘い顔をしているのでしゅね。

ヒーローの若い猟師を演じた
コツープはちょっと老けて見えました。
歌も少し若さが足りないようでしゅ。

超有名曲「狩人の合唱」など
合唱が素晴らしい効果をあげていましゅ。

ハンブルク国立歌劇場合唱団は
老若男女をそろえて
歌声、演技とも抜群でしゅ。

123分があっという間でした。

7800円もしなければ
購入して手元に置いておきたい
DVDでしゅ。



2007年03月18日(日) 1980年 エーリヒ・フロム没

1980年3月18日
ドイツ→アメリカの精神医学者
エーリヒ・フロム
Erich Fromm 没

 1900年3月23日 誕生

20世紀後半
ちょっと有名になった
精神分析学者、社会学者でしゅ。

L.A.S.Ponderも
以前彼の著作
Die Kunst der Liebe「愛するということ」1956年
の日本語訳を読んだことがありましゅ。

なんだかよくわかりませんでした。

彼の著作では
「自由からの逃走」も
読んでみたいでしゅ。



2007年03月17日(土) 2007年 那須地区スクールバンド・スプリングコンサート

2007年3月17日
那須地区スクールバンド
第12回スプリングコンサート
会場:那須野が原ハーモニーホール


那須塩原市、大田原市、那須町の
中学吹奏楽部8校の合同コンサート

ほとんど女子生徒ばかりでびっくり。
チューバやコントラバスまで女子がやってる。
吹奏楽をやる男子生徒はいないのか?

すばらしい音響のホールで
吹奏楽を堪能。

十数人の小規模校から
40人近い中編成まで。
やはり人数の多いほうが
安定した響きが出ましゅ。

最後は2年生合同バンドの大編成で。

曲目はポップス系が多いのが残念。
技術的にはかなりのレベルに
あるのだから
もっとクラシックの本格的な曲を
やって欲しいでしゅ。

良かったのは
大田原市立湯津上中学の
「涙そうそう」
那須塩原市立西那須野中学の
「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」
2年生合同の
「アフリカンシンフォニー」バン・マッコイ作曲

最前列中央で聴いたため
子どもたちの表情まで
ばっちり見えましゅ。

真剣なまなざしの生徒たちの姿に感動の
3時間でした。



2007年03月15日(木) ビデオ 永遠のマリア・カラス

ビデオ 
永遠のマリア・カラス
2002年
イタリア・フランス・イギリス・ルーマニア・スペイン合作

日本語吹替版

スタッフ
監督・脚本:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:マーティン・シャーマン
撮影:エンニオ・グァルニエリ
音楽コンサルタント:ユージーン・コーン
衣装:カール・ラガーフェルト
製作:リカルド・トッツィ、ジョヴァンネッラ・サンノーニ

キャスト
マリア・カラス:ファニー・アルダン(鈴木弘子)
ラリー・ケリー:ジェレミー・アイアンス(小川真司)
サラ・ケラー:ジョーン・フローライト(谷育子)
マイケル:ジェイ・ローダン(大水忠相)

かねて買っておいた
マリア・カラスをヒロインとした
中古ビデオを鑑賞。

53歳になり昔の声を失い
失意の日々を送る
20世紀最大の歌姫マリア・カラス。

プロモーターのラリーは
全盛期の録音を使い
カラス主演のカルメンの映画を撮ることに・・・

後半に流れる
カルメンの場面の素晴らしさ。

映画は素晴らしいできばえを
見せたのでしたが・・・

悩み逡巡するカラス。
カラスに振り回されるラリー。

観終わってため息の出る
映画でしゅ。

我が家にもマリア・カラスのCD
何枚かあるはずでしゅが
まだ聴いていません。

音楽を聴くだけじゃなく
彼女の映像も観てみたいでしゅ。



2007年03月14日(水) DVD ハンブルク国立歌劇場 ニュルンベルクのマイスタージンガー

DVD 
ロルフ・リーバーマン・プロダクション作品
ポリフォン映画放送社・北ドイツ放送
楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガー
音楽・台本:リヒャルト・ワーグナー

発売・販売:ニホンモニター株式会社・ドリームライフ事業部

配役
ハンス・ザックス:ジョルジョ・トッツィ
ベックメッサー:トニ・ブランケンハイム
ワルター:リチャード・カッシリー
ダーヴィド:ゲアハルト・ウンガー
エヴァ:アーリン・ソンダーズ
マグダレーネ:ウルズラ・ベーゼ
合唱:ハンブルク国立歌劇場合唱団
ほか

演出:レオポルト・リントベルク
管弦楽:ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レオポルト・ルートヴィヒ
合唱指揮:ギュンター・シュミット=ボーレンダー
美術:ヘルベルト・キルヒホフ
衣装:ルドルフ・ハインリッヒ
監督:ヨアヒム・ヘス
製作:ルドルフ・ザンダー
1971年ドイツ

を図書館から借りて鑑賞。

歌劇場の中継ではなく
セットを使ったオペラ映画。

ワーグナーの楽劇は
大昔 東京文化会館で
観たような記憶がかすかにあるが
何を観たかすら覚えていない。

いやはや面白い。
239分がちっとも長く感じないでしゅ。

随所にアップの画面があり
出演者の表情がばっちりでしゅ。

特に敵役のベックメッサーの
憎々しげな様子がたまりません。

ヒロイン・エヴァも
エヴァの乳母マグダレーネも
若くて見栄えのする陣容で
観ていて惚れ惚れしましゅ。

マイスタージンガーの前奏曲は
毎月必ず聴いていて
耳にたこができるほどでしゅが
この主旋律が全編にあふれ
何度も何度も繰り返し
聞こえてきましゅ。

最後はハンス・ザックス万歳
ドイツ万歳の大合唱で
作曲当時のドイツ事情も
彷彿とさせましゅ。

観終わって深い満足感に
酔いしれました。

このDVDも買い求めたくなりました。

ワーグナーの毒に当てられて
ワーグナー中毒になりそうでしゅ。



2007年03月13日(火) 1953年 マルタ日本初演

1953年3月13日
フロトー作曲
歌劇「マルタ」日本初演

だそうでしゅ。

詳しいことはわかりません。

このオペラ
アイルランド民謡「庭の千草」が
引用されていましゅ。

庭の千草は
何年か前
コール・エッコでも
無伴奏懇請4部合唱で
歌ったことがありましゅ。

メロディのほとんどが
ソプラノで
テナーは
和声付けに終始する編曲でしたが
とっても美しい編曲でした。

またこの歌劇の中で
テナーのアリア「夢のごとく」は
非常に美しいメロディーで
L.A.S.Ponderも
声楽をちょこっと習っていたときに
選択した曲でした。

内輪の発表会でも
歌いましたが
今ではもう歌えるかどうか
わかりません。

最後に確かBかHの
高いロングトーンが
聴かせどころでした。

いつか時間があれば
復習してみたいでしゅ。

このオペラも観てみたいでしゅ。

何でもこのオペラを
先ごろ演じた
ウィーン・フォルクス・オパーが
2008年に来日するそうで
マルタを持ってきてくれれば
観にいきたいでしゅ。



2007年03月12日(月) 1832年 クーラウ没

1832年3月12日
ドイツ→デンマークの作曲家
フリードリヒ・クーラウ
Daniel Friedrich Rudolph Kuhlau
コペンハーゲンで没、46歳。

 1786年9月11日 誕生

ピアノのためのソナチネの
作曲者として知られていましゅ。

L.A.S.Ponderが
敬愛してやまない
こゆきさんも
短大の卒業演奏会で
クーラウのソナチネを
お弾きになりました。

L.A.S.Ponder
この演奏会で
こゆきさんの演奏に
立ち会うことができ
感激でした。

今でも昨日のことのように
思い出しましゅ。

クーラウの作品
今ではソナチネしか
有名ではありませんが
多数のフルート曲や
少数ながら声楽曲も
あるようなので
もっと聴いてみたいでしゅ。




2007年03月11日(日) 2007年 小山城南高校 吹奏楽部演奏会

2007年3月11日
小山城南高等学校
第3回吹奏楽部演奏会
会場:結城市民文化センターアクロス


東関東吹奏楽コンクールで
金賞を取ったということで
あまり外れはないだろうと思い
行ってみたところ
開場20分以上前から
長蛇の列。

今年から男女共学になった
小山城南高校
男子部員は何と一人。

演奏はまずまずでした。

よかったのは
アルバート・オリバー・デイビス作曲
ウェールズの歌
ジャコモ・プッチーニ作曲
西山潔編曲
トゥーランドット
高野辰之作曲
飯島俊成編曲
ふるさと

第2部の
マーチングステージドリルは
前のほうで観たため
全体の動きがよくわかりませんでしたが
きびきびとした整然たる行進で
好感が持てました。

これだけの演奏技術があるのでしゅから
もっと本格的な
クラシック曲に
取り組んでもらいたいものでしゅ。

最後の3年生紹介は
思わずもらい泣き。

進学校ではないので
3年生が最後まで
部活に参加し
3月の演奏会で
卒業とはうらやましい限りでしゅ。

結城のアクロスは
ワンフロアで傾斜状の客席なので
上から見下ろすことはできず
マーチングのステージドリルを
鑑賞するには不向きなホールでしゅ。

アクロスに来たのは
数年ぶり。
昔は畑の中にぽつんと立っていたのに
今は国道50号線バイパスの近くで
結城駅から50号線まで
開発が進み
大きく拓けています。
便利になったものでしゅ。

こんないいホール
もっともっと利用しないと
もったいないでしゅ。



2007年03月10日(土) 1999年 宇多田ヒカル 『First Love』を発売

1999年3月10日
宇多田ヒカル
ファーストアルバム『First Love』発売


800万枚以上を売り上げたという
異常な売れ行き。

そんなことはともかく
このアルバムの
タイトルになった
「First Love」
とってもいいでしゅ。

L.A.S.Ponderにとっては
松嶋菜々子主演のテレビドラマ
「魔女の条件」の主題歌というのが
大きいでしゅ。

宇多田ヒカルの曲
いろいろ聴いていましゅが
この曲以外は
ほとんどおもしろくありません。

この曲を聴くと
魔女の条件のシーンが
浮かんできて
ジーンとなりましゅ。



2007年03月09日(金) 2007年 N響 マーラー 交響曲第4番

2007年3月4日
N響アワー

2007年2月10日
NHK交響楽団第1589回定期公演より
マーラー作曲
交響曲第4番 ト長調
指揮: ウラディーミル・アシュケナージ
ソプラノ: クララ・エク
NHKホール

を鑑賞。

この曲をきちんと聴くのは
初めてでしゅ。

マーラーの曲の中では
明るい曲という
池辺晋一郎の解説とおり
暗いところがありません。

第4楽章は
ソプラノソロ付き。
バイエルン民謡
ドイツ語で歌われても
何のことかわかりませんが
日本語の字幕がつくと
一目瞭然。
ホントに助かりましゅ。

マーラーの音楽
昔歌ったことのある
交響曲第8番「千人の交響曲」以外は
あまり熱心に聴いたことがありませんが
第4番もなかなか良い曲でしゅ。

特にソプラノソロが入る
第4楽章は
聴き応えがありましゅ。

声楽のCD
車の中でよく聴きましゅが
歌詞の意味は
日本語を除き
ほとんどわかりません。

その点
字幕付きのビデオは
歌詞の意味が
はっきりわかり
鑑賞が一段と深まりましゅ。

これからも
声楽はできるだけ
字幕付きの
ビデオを鑑賞することにしましゅ。





2007年03月08日(木) 1714年 C.P.E.バッハ 誕生

1714年3月8日
ドイツの作曲家
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ
Carl Philipp Emanuel Bach
ヴァイマル(ワイマール)で誕生

 1788年12月14日 没

大バッハと初めの妻マリア・バルバラとの間に
第4子、次男として生まれた。

フリードリヒ大王の宮廷で
活躍しました。

L.A.S.Ponder
2005年グローリア アンサンブル&クワイアーで
ヨハン・セバスティアン・バッハの
マニフィカトを歌いました。

その年買い求めた
マニフィカトを集めた
CDの中に
大バッハのマニフィカトと共に
エマヌエル・バッハのマニフィカトも
入っていました。
40分を越える大曲で
歌ってみたい曲のひとつでしゅ。



2007年03月07日(水) 2007年 日本画・洋画秀作展

2007年3月7日
日本画・洋画秀作展
会場:東武百貨店宇都宮店7階美術画廊

会期:2007年3月7日〜13日

わずかな時間を利用して
デパートの美術画廊へ。

全く期待していなかったけれど
結構良い作品があって当り。

西洋画家では1点だけ
ブラマンクがあったけれど
何の絵かよくわからず。

あとはすべて日本人画家の作品。

絹谷幸二の「黄金朝光ヴェネツィア」0号
千住博の「Water fall」
など。
あと名前は忘れたけれど
印象的な絵がいくつも。

もっとゆっくり観たかったでしゅ。

それにしても絵の値段の高さ。
初日ながらすでに
契約済みの作品もちらほら。
よく買える人がいるものだと感心。



2007年03月06日(火) 2007年 太平山南山麓の四季”冬-春”

2007年3月6日
大平町合併50周年・開館20周年記念特別展
太平山南山麓の四季”冬-春”
アート・セレクション50in麓roku
会場:大平町歴史民俗資料館

会期:2007年1月30日〜3月31日

ちょっと時間が取れたので
寄り道して観る。

大平町にある(個人所有も含めて)
美術品を50点集めて
展示しただけのような気もしましゅが
入場料200円だけの価値は
ありましゅ。
いや、もっとあるかな。

マイセン工房の磁器「空飛ぶじゅうたん」
田崎草雲の水墨画「富士山の図」
田中正造の墨書「辛酸亦入佳境」
三井萬里の日本画「麗日」
宮坂健の油絵「地球を引く」
などがおもしろかったでしゅ。

平日の午前
誰もいない資料館で
美術品と対峙する
贅沢な時間。

わずかな時間でしたが
とっても充実していました。



2007年03月05日(月) DVD 歌劇ホフマン物語

図書館から借りたDVD
歌劇ホフマン物語
作曲:ジャック・オッフェンバック
原台本:ジュール・バルビエ、ミシェル・カレ
脚色:フランソワ・ルニョー、パトリス・シェロー
演出:パトリス・シェロー
演奏:パリ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジャン・ペリソン
独唱:
ケネス・リーゲル
ジョゼ・ヴァン・ダム
シュザンヌ・サローカ
ダニエル・クロストヴァ
クリスティアーヌ・エダ=ピエール
ほか

を鑑賞。

なるほどこれが
ホフマンの舟歌で有名な
ホフマン物語なのか。

E.T.A.ホフマンの
3つの悲恋を描いた物語
ストーリーは
たいしたことないけれど
音楽が素晴らしい。

ソロも合唱も聴かせましゅ。
プロローグとエピローグの
合唱素晴らしいでしゅ。

第3幕
肺病で20歳で死んでしまう
アントニア役のエダ=ピエールが
殺しても死にそうにない
堂々たる体格なのには閉口。

でも歌はすごいでしゅ。



2007年03月04日(日) 名作オペラ ブックス3 フィデリオ

アッティラ・チャンバイ、ディートマル・ホラント編著
名作オペラ ブックス3 
ベートーヴェン フィデリオ
音楽の友社 
昭和62年第1刷


を図書館から借りて
読了。

ベートーヴェンの歌劇フィデリオの
ビデオを鑑賞するに当たり
対訳くらい読んでおいても
良いかなと思い読んだ。

対訳はドイツ語の能力が足らず
断念。

この本は対訳だけでなく
フィデリオに関する
あれこれが満載されており
興味が尽きない。

フィデリオの成立史が
詳細に解説されており
ベートーヴェンが
作曲に至る過程も
くわしく書かれている。

ベートーヴェンの苦心の
改訂、改作の跡も
偲ばれる。

さらにフィデリオの上演史もあり
ベートーヴェン時代の
上演にヒロインの選定が
いかに重要だったかがわかる。

読むのにだいぶ時間がかかってしまったが
それだけのことはありましゅ。

他のオペラブックスも
読んでみたいでしゅ。



2007年03月03日(土) 1875年 カルメン 初演

1875年3月3日
ジョルジュ・ビゼー作曲
歌劇「カルメン」初演


2月24日、2月28日と
続けざまにカルメンのビデオを観て
すっかりカルメンにはまっていましゅ。

初演は失敗だったそうでしゅが
今ではフランスのオペラの中では
最も上演回数が
多いのではないでしょうか。

ヒロインがメゾ・ソプラノの
工場労働者というのも
珍しいでしゅ。

カルメンのような女性に
惚れてしまうと
身を滅ぼすという
どうしようもない
男の性(さが)が
観ていてひたひたと
身に迫りましゅ。

情熱的な灼熱の恋が
したいとは思いましゅが
振られた腹いせに
相手を殺し
自滅してしまうのは
どうでしょう。

そんな個人的な感想とは
別に
このビゼーの最高傑作。
もっと観てみたいでしゅ。

このオペラから作られた
カルメン組曲第1、第2も
すばらしいでしゅ。



2007年03月02日(金) 2007年 清水登之のすべて 華麗なるマイセン磁器再び

2007年3月2日
清水登之のすべて
会場:栃木県立美術館

会期:2007年1月14日〜3月4日
を鑑賞。
この展覧会
先月か1月にもちょっと
観に来ているのでしゅが
全部は観きれなかったので
会期末にもう一度
鑑賞。

3月5日から
1年以上改装のため
長期休館になってしまう
最後の展覧会。

栃木県立美術館が所蔵する
清水登之の作品120点を
全部見せちゃうという
安上がりな展覧会。

常設展で今までに何度も観た
作品もあれば
こんな傑作を死蔵していたのか
と思うような作品も。

清水は太平洋戦争にも
従軍していましゅが
戦意高揚的作品はほとんどなく
虚無感漂う作品が多いのが
すごいでしゅ。
よくこんな作品を書いて
軍部に睨まれなかったものでしゅ。

華麗なるマイセン磁器再び
シノワズリー、ロココから
アール・デコまで
会場:栃木県立美術館常設展示室

会期:2007年1月14日〜3月4日

2004年初公開の伊東コレクション
前回も観たはずでしゅ。

ザクセンのアウグスト強王
以来のマイセン磁器200年の歴史
堪能しました。

強王以来
王侯貴族か大商人でなければ
手にすることのできなかった
マイセン。

こんな食器で贅沢三昧の
食生活を送っていたのでしゅね。

それにしても美しいでしゅ。
洗練された東洋趣味が
なんともいえません。

細かい作品を
注視して回ったので
いたく目が疲れました。



2007年03月01日(木) ビデオ リリー・マルレーン ファスビンダー監督

映画 リリー・マルレーン Lili Marleen
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
   Rainer Werner Fassbinder
原作:ララ・アンデルセン
   Lala Anderson
脚色:マンフレッド・プルツァー・ファスビンダー
   Manfred Purzer Fassbinder
音楽:ペール・ラーベン
   Peer Raben
配役
ビリー:ハンナ・シグラ
    Hanna Schygulla
ロバート・メンデルスゾーン:ジャンカルロ・ジャンニーニ
    Giancarlo Giannini
ヘンケル:カール・ハインツ・フォン・ハッセル
    Karl Heinz von Hassel

1981年 西ドイツ


のビデオをたまたま
壬生町立図書館から
借りて鑑賞。

第二次世界大戦中
欧州戦線でドイツ軍、連合国軍
双方から愛された
リリー・マルレーンを歌った
ララ・アンデルセンの
原作を映画化したもの。

ナチス・ドイツが席巻する
戦前のドイツ。
厭戦気分ただよう
リリー・マルレーンを
歌ったため
ドイツ軍兵士から
圧倒的人気を博し
数奇な運命をたどるビリー。

ナチスの狂気。
戦争の残酷さ、非道さが
胸を抉る。

しかしこの映画の本当の主人公は
名曲「リリー・マルレーン」でしゅ。

ラスト
ロバートが指揮する演奏会で
流れていたのが
グスタフ・マーラーの
交響曲第8番「千人の交響曲」
だったのが印象的でしゅ。


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