「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2007年02月28日(水) オペラ映画 カルメン ロージ監督

オペラ映画カルメン
監督:フランチェスコ・ロージ
作曲:ジョルジュ・ビゼー
指揮:ロリン・マゼール
管弦楽:フランス国立管弦楽団

配役
カルメン:ジュリア・ミゲネス=ジョンソン
ドン・ホセ:プラアシド・ドミンゴ
エスカミリオ:ルッジェーロ・ライモンディ
ミカエラ:フェイス・エシャム
1984年 フランス=イタリア


のビデオを
壬生町立図書館から
借りて昨日今日と二日かけて鑑賞。

オールロケで
野外シーン
群集シーンも華々しいでしゅ。

あまり観たくない
闘牛場のシーンもたっぷりでしゅ。

ジョンソンのカルメン
歌は抜群でしゅが
それほど妖艶でもなく
魔性の女としては
もうひとつでしゅ。

ドミンゴのホセ
未練たっぷり、女々しさたっぷりで
情けないでしゅ。

何でカルメンなんかに
のめりこみ
身を滅ぼしてしまうのでしょう?

それが男の性(さが)なのでしょうか?

やはりすばらしいのは
ビゼーの音楽。

ハバネラ(恋は野の鳥)
闘牛士の歌
花の歌
などアリア、合唱曲
聴かせましゅ。

惜しむらくは
ビデオの最初の部分が劣化しており
音質も画質もひどいでしゅ。



2007年02月27日(火) 2007年 大岡信コレクション展

2007年2月27日
詩人の眼 大岡信コレクション展
会場:足利市立美術館

会期:2007年2月10日〜3月25日

を鑑賞。

大岡信(まこと)といえば
朝日新聞の「折々の歌」で
長年おなじみでしゅが
美術関係もすごいでしゅ。

長年美術評論をやり
美術関係者との交流も
豊かで
自身も
美術品を収集し
美術家とコラボレーションを行い
発表する。

巨人でしゅ。

収集もすばらしい作品が
めじろおしでしゅ。
大岡自身の審美眼もすごいし
美術家からもらったという
おびただしい作品も
すごいでしゅ。

サム・フランシス、
ジャスパー・ジョーンズ、
ジャン・ティンゲリー、
ジョアン・ミロなどが
見ごたえありましゅ。

ため息をつきながらの
鑑賞と相成りました。



2007年02月26日(月) DVD 白亜混声合唱団 第30回定期演奏会

白亜混声合唱団 
第30回定期演奏会
2006年12月10日
白鴎大学東キャンパス
白鴎ホール


のDVDが届いたので
鑑賞。

ほんの2〜3ヶ月前なのに
何かとてつもなく
なつかしいでしゅ。

大学を卒業して20数年。
初めて大々的に
OG,OBが集い
演奏に参加したのでした。

直接に知っているのは
前後数学年程度。

合唱団を結成して
30年がたったのでした。

それにしてもこのDVD
はっきり映っていましゅ。

一人一人あるいは2〜3人ずつ
アップした場面が半分を占めており
まばたきまではっきり映っていましゅ。

L.A.S.Ponderは
前夜のOB会で
深夜まで呑んでいたため
寝不足顔であくびまで
映ってしまっていましゅ。

自分の顔がはっきり
映ってしまっているのは
かなり恥ずかしいでしゅ。

それでも
なつかしさにまけて
ぐいぐい観てしまいましゅ。

演奏はOB、OGが共演している
ステージはかなり聴けましゅ。
やはり大人数の威力でしゅ。

最初の校歌、
男声合唱の斎太郎節、
30周年記念ステージの

瑠璃色の地球
アンコールの
大地讃頌
は大合唱の威力十分でしゅ。

あらためて現役学生の
少なさに慨嘆してしまいましゅ。
奮起して
人数を集め
リヴァイヴァルして
ほしいでしゅ。



2007年02月25日(日) 2007年 第34回 宇都宮美術館森のコンサート

2007年2月25日
第34回 森のコンサート
風のおもむくままに
会場:宇都宮美術館 講義室
出演:風趣〜Fushu〜
   星 優子(フルート) 田ノ岡 三郎(アコーディオン)


アコーディオンが聴きたくて
宇都宮美術館の無料コンサートへ。

曲目は
シャンソン、ドビュッシー、
ピアソラ、スタンダード・ジャズ、
そして二人のそれぞれのオリジナル作品。

よかったのは
シャンソンの
パリの空の下と
オリジナルの2曲。

ドビュッシーとピアソラは
たいしたことありませんでした。

演奏は良かったのでしょうが
曲がL.A.S.Ponder好みでは
ありませんでした。

やっぱりアコーディオンには
シャンソンやうたごえが
似合いましゅ。

1時間ちょっとで
終わってしまいましたが
もっとシャンソンや
オリジナル作品を
聴きたかったでしゅ。

会場の宇都宮美術館講義室は
階段状の客席とミニ舞台があって
こうしたコンサートには
ぴったりでした。



2007年02月24日(土) DVD カルメン クライバー ウィーン国立歌劇場

原作:プロスペル・メリメ
台本:アンリ・メイヤック、リュドヴィック・アレヴィ
作曲:ジョルジュ・ビゼー
歌劇 カルメン

指揮:カルロス・クライバー
演出、装置:フランコ・ゼッフィレッリ
管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団

キャスト
カルメン:エレーナ・オブラスツォワ
ドン・ホセ:プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ:ユーリ・マズロク
ミカエラ:イゾベル・ブキャナン
ほか

1978年

のDVDを図書館から借りて鑑賞。

カルメンは昔
実演かビデオで
観たような気がするのでしゅが
定かでありません。

このDVD30年近く前の
舞台でしゅが
実に新鮮でしゅ。

録画、録音は古いので
少々傷はありますが
内容はすごいでしゅ。

第1幕
開幕の群集シーンから
ぐいぐい惹きつけられましゅ。

有名なカルメンのアリア
恋は野の鳥(ハバネラ)からして
ヒロインの妖艶さが光りましゅ。

ミカエラという許嫁がありながら
魔性の女カルメンに
取り込まれていくホセの
気持ちのゆれ
ドミンゴが
当然のこととはいえ
うまく表現していましゅ。

合唱、群集シーン圧巻でしゅ。

密輸するジプシーたちのシーン
照明を落として
恐ろしい雰囲気を
醸しだしていましゅ。

そしてクライマックス・シーンへ
向かう群集、
闘牛場前で
対峙するカルメンとホセ。
いやが上でも盛り上がりましゅ。

154分があっという間でした。




2007年02月22日(木) ビデオ 美術館の隣の動物園

うさぎやで200円で買っておいた
1998年の韓国映画 
美術館の隣の動物園
監督・脚本:イ・ジョンヒャン
脚色:キム・ジン、イ・テキョン

キャスト
チュニ:シム・ウナ
チョルス:イ・ソンジェ
インゴン:アン・ソンギ
タヘ:ソン・ソンミ

を鑑賞。

恋を知らない女と
恋に破れた男の
10日間の同居生活。

まあ恋が生まれても
おかしくないでしゅ。

やや盛り上がりに欠けるものの
映像が美しいところもあり
観て損はなかったでしゅ。



2007年02月21日(水) 1939年 イワン・スサーニン(新台本)初演

1939年2月21日
グリンカ作曲
歌劇「イワン・スサーニン(皇帝にささげた命)」(新台本)初演

 12月9日説あり

ロシアの大作曲家
グリンカの歌劇
観てみたいでしゅ。

いつか書いた気がしましゅが
この歌劇の終幕
大合唱とソプラノ独唱の終曲「栄えあれ、祖国に」
LPレコードがあり
昔よく聴いていました。

確か日本武道館での
日本のうたごえ祭典の
実況録音盤だったと思いましゅ。

あまりにもすばらしい合唱だった
ような気がするので
また聴いてみたいでしゅ。

歌劇そのものも
字幕つきで
ゆっくり鑑賞したいでしゅ。



2007年02月20日(火) 2007年 鈴木賢二展

2007年2月20日
市制70周年記念 生誕100年
鈴木賢二展
まなざしの先に
会場:とちぎ蔵の街美術館

会期:2007年2月14日〜3月18日
をわずかな時間に鑑賞。

鈴木賢二の版画は
栃木県立美術館などで
観たことがあり
農婦、労働者、子ども
それも貧困の
というより
赤貧、極貧の人々を描く
版画家と認識していました。

鈴木自身東京美術学校在学中から
プロレタリア美術運動に参加するなど
筋金入りの芸術家と
認識していました。

今回の回顧展では
そういった以外の
鈴木の作品もあり
今までの思い込みを
払拭させるものでもありました。

しかし代表作はやはり
農民や婦人達であり
とにかく力強いでしゅ。



2007年02月19日(月) NHK-BS2 シブヤらいぶ館 夏川りみ・新良幸人

2006年12月7日に
NHK-BS2で放映した
シブヤらいぶ館 シング・シング・シング
−島唄のサウダージ〜
夏川りみ・新良幸人(あら・ゆきと)−

を鑑賞。

新良幸人は那覇を本拠に活躍する
石垣出身の歌手。

もちろんお目当ては夏川りみ。

第1曲「涙そうそう」で
もうジーンとなる。
♪会いたくて 会いたくて
君への思い涙そうそう♪

なんだか少しやせたようでしゅ。
事務所からの独立などで
苦労しているのでしょうか。

もう少しだけ太っている方が
好きでしゅ。

あとは沖縄民謡や
新良のオリジナルなど
沖縄色豊かな曲。

最後は夏川りみのソロで
「さようなら ありがとう〜天の風〜
これも心にしみる曲でしゅ。

長男が一人で何日か
留守番できるようになったら
沖縄に行きたいでしゅ。



2007年02月18日(日) 2007年 第16回ピアノコンクール入賞者演奏会

2007年2月18日
第16回ピアノコンクール入賞者演奏会
会場:栃木県総合文化センターメインホール
主催:とちぎ生涯学習文化財団


入場整理券が当たったので
カミさんと聴きに出かける。

第1部は
第1回栃木県ジュニアピアノコンクール
第29回栃木県学生音楽コンクールピアノ部門
第30回ピティナピアノコンペティション全国大会
の入賞者
小学1年生から高校3年生まで
12人の演奏。

さすが入賞者
レベルが高いでしゅ。
音楽性精神性はともかく
テクニックは舌を巻く。

バッハ作曲ブゾーニ編曲トッカータとフーガニ短調を
演奏した小学校6年生が
よかったでしゅ。

第2部は
鈴木弘尚トーク&ピアノリサイタル
29歳のピアニスト
さすがにうまいでしゅ。

しかし第1部2時間
第2部1時間半は長いでしゅ。
3時開演で
終演は6時半を過ぎていました。

まあ最前列で
グランドピアノの演奏を
たっぷり浴びたので
満足でしゅ。



2007年02月15日(木) ビデオ 猟奇的な彼女

かねて安く中古ビデオを買っておいた
韓国映画
クァク・ジェヨン監督
猟奇的な彼女

を鑑賞。

監督・脚本:クァク・ジェヨン
原作:キム・ホシク
プロデューサー:パク・クォンソブ、シン・チョル
音楽:キム・ヒョンソク

出演
彼女:チョン・ジヒョン(小林沙苗)
キョヌ:チャ・テヒョン(関智一)
ほか
2001年韓国映画
日本語吹き替え版

彼女こわいでしゅ。
「強い女が好き」を
自認する
L.A.S.Ponderも
ちょっぴりびびりましゅ。

それにしても
クァク・ジェヨン監督
青春の巨匠でしゅ。

「ラブストーリー」
「僕の彼女を紹介します」
に引き続き鑑賞したこの映画。
ラストはまたまた
泣かせましゅ。
涙なしには
観終えることができない
ラブストーリーでした。



2007年02月14日(水) メルビッシュ音楽祭 メリー・ウィドー

2007年2月9日
NHK-BS2で放映され録画しておいた
クラシックロイヤルシート
レハール作曲
メルビッシュ音楽祭2005
喜歌劇「メリー・ウィドー」

のDVD-Rを鑑賞。

出演
ハラルト・セラフィン
マルガリータ・デ・アレラーノ
マティアス・ハウスマン
エリ−ザベト・シュタルツィンガー

メルビッシュ音楽祭合唱団
メルビッシュ音楽祭管弦楽団
メルビッシュ音楽祭バレエ団

指揮:ルドルフ・ビーブル
美術・衣装:ロルフ・ランゲンファス
演出:ヘルムート・ローナー
字幕:武石みどり

たわいのない
ドタバタ恋愛喜劇でしゅ。
ところが
フランツ・レハールの作曲と
すばらしい上演にかかると
これが夢のような
舞台となるのでしゅ。

メリー・ウィドー
観るのは初めてでしゅが
実にすばらしいでしゅ。

「ヴィリアの歌」
「メリー・ウィドー・ワルツ」は
何度も聴きなれていましゅが
これが舞台の中で歌われると
また格別でしゅ。

特にワルツの二重唱は
この世の中で
最も甘美なワルツでしゅ。
聴いているだけで
めろめろ。
心がとろけてしまいそうでしゅ。

いやなこともすべて忘れ
一時ではありますが
至福の心もちにしてくれる
オペレッタの魅力に
とことんはまった
一夜でした。





2007年02月13日(火) 1963年 仲道郁代 誕生

1963年2月13日
ピアニスト 仲道郁代 誕生

美形の人でしゅ。
デビュー当時から
愛くるしい表情でしたが
アイドル路線はとらず
留学してしまいました。

今はピアニストとして
多彩な活動をしていましゅ。

L.A.S.Ponder
彼女のコンサートには
行ったことがないのでしゅが
CDは聴いていましゅ。
ただどんな内容だったかは
覚えておりません。

コンサートか
DVDで鑑賞してみたいでしゅ。



2007年02月12日(月) 1915年 ワルトトイフェル没

1915年2月12日
フランスの作曲家
エミール・ワルトトイフェル
Emil Waldteufel パリで没

 1837年12月9日誕生

今頃の時期になると
ワルトトイフェルのスケーターズ・ワルツ
(Les Pâtineurs)1882年作曲を
思い出しましゅ。

そういえば
最近スケートに行っていません。

一番近かった小山遊園地の
スケート場は
小山遊園地の閉鎖とともに
なくなってしまいました。

真岡と宇都宮にも
スケート場があるのでしゅが
子ども達が大きくなってしまったので
行く機会がなくなりました。
               
工業高校生のころ
よく一人で
品川スケートセンターに
いったものでした。

スケート自体も楽しかったのですが
近隣の名門校
慶応義塾女子高校の
生徒が滑っているのを
見るのも楽しみでした。

そういえば
ワルトトイフェルには
「女学生」という
通俗名曲もありましゅ。

平日の昼間
がらがらのスケート場で
スケートをするのは
気持ちいいものでしゅ。  

なんだかまた
スケート場に行きたくなってきました。    



2007年02月11日(日) 2007年 シャガール、その愛のかけら クレズマー・コンサート

2007年2月11日
宇都宮美術館開館10周年記念
シャガール、その愛のかけら
Charall and Jewish Mysticism

会場:宇都宮美術館
会期:2007年2月10日〜4月8日

日曜で混雑が予想されるにもかかわらず
コンサートがあるというので
カミさんと出かけてしまう。

案の定かなり混み合っていたが
何とか鑑賞することは可能。
ただカミさんが
どんどん行ってしまうので
ゆっくり鑑賞できないのが残念。

カミさんはシャガールが暗いと言う。
確かに暗い。
それはシャガールの
ユダヤの出自、
生い立ち、二つの世界大戦、
愛妻ベラの死などが
絡んでいるのでしょう。

シャガールの作品には
底抜けの明るさはない。

でもそれはそれでいいのではないか。

浮遊する恋人たちは
やっぱりすばらしいでしゅ。

クレズマー レクチャー&コンサート
Klezmer Concert
演奏:Orkester Dreydel

会場:宇都宮美術館中央ホール

クレズマーとは
16世紀ドイツ東欧で生まれた
ユダヤ人の音楽。

シャガール展の関連イベントとしては
なかなかのもの。
シャガールも故郷ヴィテブスクで
このような音楽を
聴いていたのでしょう。

オルケステル・ドレイデル
オーケストラとは名ばかりで
編成はクラリネット、アコーディオン、
ドラムズのトリオ。

コンサートと言うより
ストリートミュージック。

曲はおなじみの
ドナドナ、マイムマイムほか
哀愁を帯びた短調の曲ばかり。

まあでも結構楽しめました。
行って損はなかったでしゅ。



2007年02月10日(土) 浜野政雄著 ベートーベン

浜野政雄著 
子どもの伝記全集15
ベートーベン
ポプラ社
昭和44年
第1刷
昭和55(1980)年第49刷

ベートーヴェンの一生を
手っ取り早く
ということで
小学低学年向けの
この本を。

やはり子ども向けということで
物足りないことは物足りないのでしゅが
あっという間に読めて
楽しいでしゅ。

今後本格的な伝記も
読みたいでしゅ。



2007年02月09日(金) 2007年 シャガールとエコール・ド・パリ版画展

2007年2月9日
シャガールとエコール・ド・パリ版画展
会場:宇都宮東武百貨店美術画廊

会期:2月8日〜13日

ちょっぴり時間が取れたので
東武デパートの美術画廊へ。

大して期待していなかったのでしゅが
結構良い作品が並んでいました。

よく見慣れたいかにもといった
シャガールのほかにも
これがシャガール?
というような珍しい作品も
あり楽しめました。

ほかにも藤田嗣治や
モーリス・ユトリロなど
見ごたえのある作品がいくつも。

時間があれば
もっとゆっくり観たいところでした。



2007年02月08日(木) オペラ映画 セリビャの理髪師

図書館から借りた
オペラ映画のVHSビデオ
歌劇「セビリャの理髪師」
ロッシーニ作曲
台本:チェザーレ・ステルビーニ
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
指揮:クラウディオ・アバド
演出:ジャン=ピエール・ポネル

映像:1972年8月ザルツブルク&ミュンヘン
音声:1971年9月ミラノ
を鑑賞。

配役
アルマヴィーヴァ伯爵:ルイジ・アルヴァ
医師バルトロ:エンツォ・ダーラ
ロジーナ:テレサ・ベルガンサ
フィガロ:ヘルマン・プライ
音楽教師バジリオ:パオロ・モンタルソロ
ほか

はじめて観る「理髪師」
筋はドタバタ恋愛喜劇でしゅが
ロッシーニの音楽と
ポネルのすばらしい演出にかかると
最上質のオペラ映画になりましゅ。

2006年03月02日に
寺門医院で観た
ビデオ フィガロの結婚
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
と同じ
ヘルマン・プライがフィガロを演じていましゅ。

ソロもすばらしく
早口でまくしたてる
アリアが見事でしゅ。

モーツァルトほどではないにしろ
重唱もすばらしいでしゅ。

合唱が少ししか出てこないのは
残念でしゅが
効果的で圧倒的でしゅ。

それにしても出色なのは
ポネルの演出・美術でしゅ。

ランタンの明かりを効果的に使ったり
土砂降りの雨を降らせたりと
舞台ではほとんど不可能な演出を
こりにこって多用していましゅ。

それにしても
1971年に録音して
一年後に映像をかぶせるなんて
よくできたものでしゅ。

待機時間での
途切れ途切れの鑑賞ながら
思う存分
ロッシーニのオペラ・ブッファ
堪能できました。




2007年02月07日(水) 1828年 序曲レオノーレ第1番初演

1828年2月7日
ベートーヴェン作曲
序曲レオノーレ第1番
初演。

ベートーヴェン唯一の歌劇フィデリオには
フィデリオ序曲
序曲レオノーレ第1番
序曲レオノーレ第2番
序曲レオノーレ第3番
の4つの序曲がありましゅ。

フィデリオの初演で失敗したベートーヴェンは
何度か改訂を行い
序曲も作り直しているので
このような次第になったわけでしゅ。

おかげでL.A.S.Ponderは
すばらしい序曲を
4曲も聴くことができるわけでしゅ。

レオノーレ第3番と
フィデリオ序曲のみが有名でしゅが
この曲も捨てたものではありません。

序曲レオノーレ第1番は
コンサートではめったに演奏されず
ベートーヴェン序曲全集のCDなどで
かろうじて聴くことができましゅ。

他の序曲と聴きくらべるのも
一興でしゅ。



2007年02月06日(火) 2007年 茨城大学五浦美術文化研究所 椿絵名作展

2007年2月6日

茨城大学五浦(いづら)美術文化研究所
を見学。

天心記念館、ウォーナー像、
六角堂、旧天心邸などを観る。

近代日本を代表する
文明思想家 岡倉天心の
夢のあとを偲ぶ。

風光は抜群ながら
周囲には何もないところに
大いなる志を持って
日本美術院を移した
天心の意気やよし。

椿絵名作展
会場:茨城県天心記念五浦美術館

会期:1月2日〜2月12日

岡倉天心と五浦に関するビデオ
岡倉天心記念室を観たあと
膨大な椿絵を鑑賞。

もっとゆっくり観て回りたかったけれど
カミさんが先に行ってしまい
取り残されてはいけないので
泣く泣く足早に観て回る。
じっくり観れば半日はかかりそうな
分量でしゅ。

ここでも例によって
ビデオブースで爆睡。
なんと気持ちのいいこと。



2007年02月05日(月) 2007年 偕楽園 アトムワールド

2007年2月5日

偕楽園 義烈館

カミさんの慰安のため
北茨城へ行く途中
水戸の偕楽園に
立ち寄る。

梅はまだまだではありましゅが
いくつかの木はすでに
咲き出しており
白梅、紅梅を楽しむ人たちも
ちらほら。

満開の時季には
さぞ見事な光景が
展開されることでありませう。

折からの暖冬で
ベンチに座っていても寒くなく
カミさんの作った
簡単なサンドイッチで昼食。

その後
義烈館に立ち寄り
徳川光圀、徳川斉昭の事跡を見学。

日本史に疎いL.A.S.Ponderには
初めて知ること、見ることが
多く勉強になりました。

アトムワールド
独立行政法人
日本原子力研究開発機構
東海展示館

を見学。

水戸から
北茨城に行く途中
大きく回り道して
東海村へ。

アトムワールドというから
鉄腕アトムの世界と
思いきや
原子力のアトム(原子)でした。

ここは月曜も開館しているので
助かりましゅ。

サイクル館とファミリー館の
2棟があり
原子力発電のための
核燃料サイクルを中心に
原子力関係が
詳しく展示してありましゅ。

40分のガイドツアーに申し込み
若くて素敵なおねいさんに
案内してもらい
丁寧な説明を受ける。

繰り返し安全性についての
説明がなされるも
実際の原子力発電所の
事故多発や
虚偽報告のため
いささか信頼に欠けましゅ。

技術以前に
信頼を得るためには
うそをつかない
都合悪い事実を隠さないといった
基本的なことが
不可欠だと思いましゅ。

そして
原子力に頼らない
脱原発の
技術開発が
急務でしゅ。

工業高校出身の
L.A.S.Ponderとしては
興味深い展示がめじろおしで
一日いても飽きないのでしゅが
カミさんが飽きてしまい
夕食の時間も迫っていたので
泣く泣くアトムワールドをあとに
北茨城に向かったのでした。



2007年02月04日(日) 2007年 第14回 栃木県ヴォーカルアンサンブルコンテスト

2007年2月4日
第14回 栃木県ヴォーカルアンサンブルコンテスト
会場:栃木県教育会館大ホール


疲れた体で
栃木県教育会館へ。

年に一度の
県ヴォーカルアンサンブルコンテスト。

午後二時過ぎに到着。
高校の部7番から
高校の部最後の25番まで鑑賞。

男女別学が多い後進性から
混声合唱が少ないのが残念。

私立高校は作新学院の1校のみ。
実業高校からは1校の参加もない惨状。

お目当ての佐野女子高は
1グループのみ鑑賞。
声量は小さいものの
良いアンサンブルで好感が持てましゅ。

栃木女子高は
2グループ参加。
昨日聴いたのと同じ曲。
今日のほうが少し
緊張気味だったでしょうか。

すばらしい演奏を聴かせてくれたのは
昨年同様
宇都宮中央女子高合唱部と
真岡女子高合唱部A組
それに埼玉から乗り込んできた
埼玉県立松伏高校合唱部の
3団体。

本当は一般団体の
宇都宮合唱団と
混声合唱団Lux aeternaさんを
聴きたかったのでしゅが
時間が遅くなるので
泣く泣く断念。

コンテストの結果は
今朝日新聞宇都宮総局に
問い合わせたところ
高校は順当な結果。
一般は
Lux aeternaさんが金賞
宇都宮合唱団が銀賞とのことでした。

合唱に勝ち負けを持ち込むのは
どうかと思いますが
コンテストに照準を合わせて
研鑽を重ねてきた
団体にとっては
大切なことなのでしょう。
Lux aeternaさんが
金賞を取れてよかったでしゅ。



2007年02月03日(土) 2007年 栃木女子高 芸術発表会

2007年2月3日
栃木女子高等学校
第24回 芸術発表会
会場:栃木市文化会館大ホール


元コール・エッコ指揮者
はーちん先生の勤務する
栃女の音楽発表会があり
応援に出かける。

内容は
ベートーヴェンの交響曲第九番
第4楽章の合唱。

総勢70名の栃木女子高オーケストラに
栃木高校音楽部の数十名が加わり
100名を越す管弦楽。
栃木女子高コーラス部+
音楽選択の1年生の
女声合唱に
栃木高校の男声
栃木および周辺の合唱団の男声が加わり
100数十名の合唱で
第九の第4楽章を
演奏しました。

わずか25分の演奏のために
これだけ大勢の男声が
集まったのも
はーちん先生の人徳でしょう。

合唱の始まる直前
ソプラノの女の子が舞台上で
緊張のあまりか倒れ
舞台袖に引っ込むとか
ソプラノ独唱が
最後声がひっくり返って落ちるとかの
ハプニングもありましたが
何とか終了しました。

午前中1回のリハーサルのみで
発声練習もなく
ぶっつけ本番に近い状態で
満足のいく
演奏ではありませんでしたが
客席からは盛大な拍手が
送られました。

第九第4楽章の前には
ギター・マンドリン部の演奏
音楽選択生徒のソロ
コーラス部の演奏
管弦楽部の演奏も行われました。

また控え室では
20数年前
宇都宮合唱団で
ご一緒させていただいたバスのSさんに
再会し
リハーサルと演奏の間1時間ほど
たくさんのお話を伺い
旧交を温めることが
できたのも
今回の大収穫でした。



2007年02月01日(木) オペラ映画 フィデリオ ベルリン・ドイツ・オペラ

オペラ映画
ベートーヴェン作曲
歌劇「フィデリオ」
ベルリン・ドイツ・オペラ

を図書館から借りて鑑賞。

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロル
指揮:カール・ベーム
演出:グスタフ・ルドルフ・ゼルナー
製作:1970年

レオノーレ:ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)
フロレスタン:ジェイムズ・キング(テノール)
ロッコ:ヨーゼフ・グラインドル(バス)
マルツェリーネ:オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(ソプラノ)
ヤキーノ:ドナルド・グローブ(テノール)
ドン・ピツァロ:フスタフ・ナイトリンガー(バス)
ドン・フェルナンド:マルッティ・タルヴェラ(バス)

今年初めてのオペラは
映画「フィデリオ」

男装の麗人レオノーレが
政敵に投獄され殺害されようとする
夫フロレスタンを
獄中に潜入し
間一髪のところ
夫の救出に成功する。

敵役のドン・ピツァロの
ナチスの将校を思わせる
憎々しく陰湿な演技も出色。

夫婦愛から
人類愛へ。

圧制に対する
自由と正義の勝利。

できすぎのストーリーでしゅが
ベートーヴェンの音楽が
胸に迫りましゅ。

今もなお世界中で行われている
政治犯への弾圧、
投獄、虐待、拷問、虐殺。

国外ばかりか
日本でも
教育界を始め
自由と正義に対する抑圧。

独唱はともかく
重唱のすばらしさ。

第一幕最後の
囚人の合唱(男声合唱)
終幕の囚人とその妻たちの
歓喜あふれる混声合唱は圧巻。

悪に対する
自由と正義の勝利に
胸のすく思いで
鑑賞しました。


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