くじら浜
 夢使い







台風の目   2002年08月31日(土)

( 2000 08/14 夢使い日記の複写)

昨日のお題が”目”だったにも関わらず
目について書くのを忘れていた。
目とは・・、そう”台風の目”の事で
実は私が台風の時一番好きなのがこの台風の目なのです。
猛り狂う天の神がほんの一瞬だけ休憩をする神秘の空間。
闇の中におりた一筋の光。
台風の通り路だった私の田舎は
それゆえに”目”に遭遇することも多かった。
それが来る時は決まって正午近くで,
当時台風の時はガラス戸も雨戸もみんな閉めきる為
昼間でも蛍光燈を付けていて 時々停電するとロウソクを灯していた。
家族全員暇をもてあまし
停電なのでもちろんテレビもつかずラジオから流れる台風情報を
ただぼんやりと聞いている。

すると・・・・,
突然,外の騒音がピタッと止む。

私達はお互いに”来たか!”と顔を見合わせる。
私は急いでロウソクの灯を消し縁側のガラス戸を開け
そして雨戸を一枚静かにひらく・・・・。

真っ暗だった家の中が太陽の光線でいっぱいになり,
空を見上げると真っ黒な雲がひとつひとつ消えていく。
裸足のまま外に駆け出し
私はただその大空を唖然として眺めているだけだ。
さっきまでの轟音も,爆風も,天の怒りも,
まるですべてが幻だったかの様に
そこには静寂な空間だけが存在する。
雲が半分くらいなくなった頃太陽の光線はますます強烈になり,
私は辺りを見渡すと南の方に鮮やかな虹が奇麗に半円形を描いている。

しかし その神秘の空間もほんの一瞬で,
天の神は再び怒り猛り狂いだす。
そして私たちはまた闇の中に舞い戻るのだ。

一瞬ゆえに美しいのかもしれない。








入道雲再び   2002年08月28日(水)

猛暑のわりには今年少なかった入道雲。
と、思ったら、
久しぶりに南の空高く真っ白な子供達がモクモクモクと。

夏はまだまだ続きます。








窓から見える風景   2002年08月20日(火)

台風一過の朝
一瞬たりともとどまることのない空の色

軟弱台風は今回も上陸しませんでした。














台風の朝   2002年08月19日(月)













真っ赤なスイカ   2002年08月17日(土)

夏は原色だ思う

真っ青な空
真っ白い雲
透明な海
黄色いひまわり
そして夏を想う少年の心

少しずつ秋に染まっていく









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