「隙 間」

2006年07月31日(月) 「ネバーランド」と「リトルイタリーの恋」と一次審査通過!

今日はまず神保町さぼうるへ。
席に着くや否や、ウェイトレスのお姉さんに、そう、「お姉さん」に、
「あ、いつもので……」
「はい、いつもので……」
と、苦笑いしながらアイスコーヒーを注文。
そう、これ。
これがたまらなく、嬉しかったりする!(苦笑)
これだけ足しげく通っていれば、こうもなるか……。
短編のプロット書きをしたりしながら、

恩田陸著「ネバーランド」

を読んだ。
感想は……。
やっぱり、なんか、ちょっと、違う。
きれいな文章なんだけれど、吸い込まれない。
読んだ後に、グッと胸にくるものが感じられない。
作品の選び方にもよるのかもしれないけれど。
そして、飯田橋ギンレイに足を向け、
「リトルイタリーの恋」
を観る。
うーん、こちらは、爽やかな気持ちになれた。
なんか、胸があたたかくなった。(苦笑)
ああ、恋って、素晴らしい!

先月応募した超短編小説が、予選通過した。
これもひとえに、感想、意見等を言ってもらった皆様のご協力の賜物です。
ありがとうございました!
最終結果が再来週あたりにでるので、どうか入選しますように、祈っててくださいませ……

さて、明日は映画ファン感謝デー!
はしごしまくるぞ。
できれば三本。
でも、この時期、これといった作品がないんだよね。
エンターテインメントな作品はあるけれど……。
それがメインじゃ、つまらないし(苦笑)
今日は
「17858」



2006年07月30日(日) 前向き

さてさて、とあるサイトから短編小説のコンテストへのお誘いをうけた。
自分と同じような、もの書きを目指している人同士で開かれるもの。
いろんな人に読んでもらって感想をもらえる場、というものは貴重な場だと思う。
あとは、そこに出して恥ずかしくないものを自分が書くだけ。
今日までは何も考えず頭をリフレッシュ……のつもりが、やっぱり長編を読み返してみたりして、不安や不満がふつふつと湧きあがってくる。
自分の悪い癖。
終わったとき、本当にできること全部をやり尽くしたのかどうかを疑ってしまう。
そのときそのときには、ちゃんとやっているつもりだけれど、「本当に、ちゃんと、やった? つもり、は、本当に、つもり、なんじゃないの?」と、未来の自分が過去の自分を冷ややかに問い詰める。
うーん、そう考えると、「死ぬほど」やったつもりでも実際に死んじゃいないんだから、「死ぬほど」だったのかどうかわからない。
そんなことを考える。
あ〜あ、だから、考えるのはやめた!(苦笑)
前向き、前向き!
今日は
「7949」



2006年07月29日(土) 「クラッシュ」と差別

朝から布団を干し、シーツも洗って、そしてちょうど良い時間まで、ひと休み。
そして干してたものを取り込んで午後からおでかけ。
長編の打ち出したものをバッグに忍ばせて、お茶をしながら読み返す。
……できあがった喜びにひたっているだけじゃいられない。
あらあら、読み返すたびにまたまた赤を入れたくなったり、書き足したくなったりする。
いまさら、だ(苦笑)
そして飯田橋のギンレイに向かう。
「クラッシュ」
を観た。
なんといえばいいのか……。
感動というものとは違うのだけれど、よかった、と思う。
ものすごく共感(?)してしまったり、酷な差別社会を突きつけられたり、とにかく、胸にくる作品だった。
まさに、アメリカの差別社会を風刺した作品、なのかもしれない。
日本でも、少なからず民族や人種だけで判断してしまったりする場面があるだろう。
黒人というだけで黙っている姿を見て「怖い」と思ってしまったり、もっと大きく考えて、日本人じゃない人、というだけで、自分たちとは違う、と個人である本人をきちんと見つめようとしなかったり……。
とはいいつつも、日本人同士の中でも差別に似たものは日常にあってしまったりもしているよね。
生まれだとか、育ちだとか……。
違うのは当たり前のこと。
違いを差別しちゃ、いけないね。
今日は
「15110」



2006年07月28日(金) 長編アップ!

今日は燃え尽き症候群……になりかけ。
長編小説がアップ!
なんか、ものすっごい、感動!
誰も強制してないし、自分だけの自己満足なんだけれど、結果はもう、どうでもいい!(苦笑)
とにかく、書き上げた!
なんだかんだと下読み等、協力してくれた方に感謝!
本当に、結果なんてどうでもいい。
結果がどうこういえるレベルかどうかの問題もあるけれど(苦笑)
今日は
「9767」



2006年07月27日(木) 長編追い込みと「光の帝国」

今日は長編小説を一旦全て打ち出して、改めて見直す……。
見れば見るほど、赤を入れたくなってくる(苦笑)
嫌がってちゃいけないね、自分のなんだから。
ボリュームはクリアしているのだけれど、クオリティというか何かがまだ足りない気がする……。
締め切りは待っちゃあ、くれない。
それに、へんにいじり始めると収拾がつかなくなる。
まあ、最後の、本当の、追い込みだ。頑張るしかない。
と、ふと気がつくと「さぼうる」にはや四時間缶詰め。
そりゃあそうだ、一冊の文庫本(薄いヤツ)程度の小説に赤を入れてたら、それくらいの時間はかかる……
またまた迷惑な客と化した自分は、すごすごと店を出る……(苦笑)

それと、一昨日の話なのだけれも……
恩田陸著「黄金の帝国」
を読んだ。
ちょっとまえの日記で「女神様」と言っていたのは、実はこの方……苦笑
短編集なんだけれど、最初の一編を読んでそう感じた。
だけど……なんか違う……。
たしかに、いいのだけれど。
文章の書き方が、女性なのに男性っぽい。
色々な著者の本を読んでる人はわかると思うのだけれども、この感じ、わかるかな……?
内容としては、東北の遠野にかけた共同体の人々(それぞれが特殊な能力を持っている)のオムニバス形式の物語で、最終話に終結してゆくのだけれど、なんというかどうしてもSFチックな要素が絡んできてしまうので(といっても、例えばテレパシーや予知のたぐい程度なんだけど)、それだけの要素で、なんだか興ざめしてしまう……苦笑
とりあえず、もう二三冊読んでみようと思う。
元々ミステリメインの作家さんみたいだし。
今日は
「14579」



2006年07月26日(水) ばか騒ぎ〜

今日は元会社の同僚と飲み〜
なにやら、社内の事情についてゆききれず、ああそうなんだ、とダンボの耳状態に(苦笑)
まあ、楽しかったね。
なんか、すっきり騒げた、って感じで。
はっきりいって、バカばっか、な騒ぎ方だった(苦笑)
まあ、そんな楽しいひと時だった!



2006年07月25日(火) ショック……

ショック……。
信じられない……。
長編のデータが、とんだ!
最、悪……!
ひとつ前のデータが残っていたけれど、全然違う……。
手書きをせっかく打ち込んでいたのに、また打ち込みなおさなければならない!
よわり目にたたり目……。
内容は揃っているのだから、打ち込みだけなんだけれど、このショックはでかい。
梗概もまとめてあって、よし、これを打ち込んで、最後の推敲だけだ、と思った矢先だった。
うーん……。
ブルーな今日は
「9749」



2006年07月23日(日) どうする

今日は上野ドトールで缶詰め。
長編小説の最後の追い込みで、今週末に送るつもりなんだけれど……。
規定枚数があやしい。(汗)
最後に推敲しながら調整するしかない!
と、いうことだったのだけれど……。
また堕ちた(苦笑)
ま、しゃあないわな。
あ、やっぱり枚数増やせた……苦笑
梗概も考えないといけない。
どうする、俺っ!?



2006年07月22日(土) 東京タワー

今日は東京タワーへ!
しかも!
いつもは足元から見上げているだけだったけれど、一緒に上るのに付き合ってくれる人も……。
何年ぶりの景色だっただろう……。
さすがに天辺の特別展望台までは上らずに、お互い大事な人と来たときに上ろうということにした。
天気は曇りで残念だったけれど、これもまた、後々の楽しみに取って置け、ということだろう。
いつか天辺とったる!(苦笑)
そんな決意をする前に……
今日のドクとのお話も文学談義に華が咲く。
そして、受付の女性が来月で辞めてしまうとのショックなニュースが。
「大丈夫です。来月までいますから、お待ちしてます」
そう言って微笑んでくれた……
勘違いしても、いいですか?(笑)
今日は
「9985」



2006年07月21日(金) 無題

なんだか、胸が痛い……。
やっぱり当事者達とはまったく無関係なところで、その事故や事件が流され、それを無関係な人は食事をしながらだったり、くつろぎながらだったりしながら観ている。
人は、生まれたその日から、いや、命として誕生したときから、命の炎を燃やしながら生きてゆく。
いずれその炎は消えてゆくものだとわかっていても。
事故で、かもしれない。
病で、かもしれない。
ほっといたって消えゆくものを、どうしてことさらに、
人の手を加えて消し去ろうとしているのだろう……。
たとえば、戦争。
結局、なにもできない……。
当事者でないものが、事情も知らずに正義の押し売りのような、
余計な口を出すことはできない。
何が、できる?
できることをやり抜くだけの決意は、ある?
ひやかしや、一時の気まぐれではない覚悟はできる?



2006年07月20日(木) 雨に唄えば……

今日はみなきネーさん達と新宿でディナーした。
歳は下なのに、なぜか「ネーさん」(苦笑)
そのキャラがいいんです。
楽しい夜だった……。
いつもは歩いて行っている街まで電車を使う贅沢感、そしてその便利さも実感。
もちろん、新宿までは普段歩かないけれど、お茶の水まで。
いやあ、エネルギー満タン!



2006年07月19日(水) ネタ詰め

今日もまた雨。
最近は、朝七時過ぎ頃に起きる事が多い。
てか、目覚ましをセットしている。
そして、様子を見て二度寝したり、起きて何かをやり始めたり。
今日は昼過ぎまで様子を見てみる、ということで二度寝。
はなまるカフェのみ、すぽっと見損なってしまった。
他はちゃんと観ていたのに……。
なんか、悔しい(苦笑)
で、上野へ出て缶詰め。
今週中に長編を詰めて、来週は最後の推敲・校正の時間にあてなくちゃ、まずい。
もう今は、振り返らずに形にする。
形になってから、それを見返す。
それしかない。
帰り道になって、ふと、超短編のネタが浮かんでくる。
なんて間の悪いヤツなんだろう。いつもそうなんだけどね(苦笑)
今日は
「6965」



2006年07月18日(火) 何人分もの人生と「アメリカ、家族のいる風景」

今日は盛りだくさん。
読む本が無くなってしまったので、神保町へ。
本屋で本を選ぶとき、ふと、気をつけたことがある。
「重松清作品を、今日は選んじゃいけない」
なぜだかそう思った。
直感?
本能?
(苦笑)
こういうときに無理して買って読むのは気が進まない。
そこで……
やっぱり、運命の出会いがあった!
バチッと、目が合ってしまった……
ああ、女神様っ(苦笑)
と、いうことで、その女神様の後ろ髪に手を伸ばす。
やっぱり、大当たり、だった気がする。まだ頭のほうしか読んでいないのに、思わず顔がほころんでしまう……。
やっべえって!
いい歳こいた男が一人で、本読みながら身悶えてるよ!
と、いう状況になりつつあったので、いったんやめておく(苦笑)
そしてネタ書き。
かれこれ四時間……弱、お世話になって外に出る。
そして飯田橋へ。
「アメリカ、家族のいる風景」
を観た。
西部劇のスターが突如、撮影の最中に姿をくらまし、実家に帰る。そこで、実は自分に息子がいたことを母親から知らされ、思い出を頼りにとある町の昔の恋人を訪ね、彼女の息子、つまりは彼自身の息子と会うことになる。そして、また別の昔の恋人の娘が、母親の遺灰を手に、母親の思い出の町を訪れ、偶然、父親たる彼に出会う。
彼が知らないまま、育てられてきた息子と娘。
印象的だったのが、娘が母親の遺灰を思い出の町の明け方の空に撒くシーン。
話自体は、なんだか男の身勝手さを現していたような感じ。
映画やお話は、都合よく都合の良いことが起きる。
なんでこのタイミングでこうなるの? 普通はありえないでしょ!
てなことも、お話の中なら全然、問題ない。
でも、書く側としては、ご都合主義な書き方を、嫌う。
それでも、どこかで都合よく話を進めないと、より、感動や衝撃などの演出ができないから、さも自然にそのことが起こるべくして起こったこと、として表現しようとする。
難しいねえ……(苦笑)
読みかけの本の世界とネタ書きの世界と、映画で観た世界。
なんかものすっごい、何人分もの人生を駆け巡っているような感覚。
でも、本人はまったく動かず、ひとりのまんま(苦笑)
今日は
「18581」



2006年07月17日(月) モスに缶詰めと、「笹まくら」

今日は雨。
なんだか、むしょうに風呂掃除がしたくなった。
で、全裸で大掃除(笑)
だって、風呂場全部洗って、そのあと自分も洗えば、一石二鳥じゃん!
ああ、すっきりした……。
祝日なのに、テレビ番組は平日どおりやっている。当たり前か。
みのもんたから始まり、やっくん、中山(秀)、そしてタモリ、小堺(敬称略)……と、横目に過ごす。
ノートパソが熱で焼き落ちるのに気をつけながら(苦笑)
やっぱりノートパソは、打ち込み専用にせざるをえない。
手書きだね、物書きは!
原稿用紙は不便だから、A6ノートだけど。
近所のモスで手書きに没頭。
……四時間少々(苦笑)
書くだけじゃなく、
丸谷才一著「笹まくら」
を読んだ。
ドクに勧められた本。
徴兵拒否をした男の逃避行の物語。
初版はなんと、自分が生まれた年!
「笹まくら」とは、笹を枕に眠り、旅から旅へと逃げ続ける不安な気持ちを抱いていることを表現している。
わかる、気がする……。
入り乱れる現在と過去。
過去がかき乱す現在。
現在になって過去が爪をむき出す。
そしてそれは、主人公だけではなく、実は周りのひとたちをも……。
読み応えのある内容だった。読みやすい。
近所のモスに缶詰めだったので歩数は無し(苦笑)



2006年07月16日(日) ブルー

今日は墓参りに北千住へ。
そして送り火をしに実家へ向かう。
義兄の車に乗せてもらって向かうも、大渋滞で大変だった。
でも、車中では、つい、堕ちてしまう……。
実家に着いて、お茶をしたあと、またまた堕ちる……。
気がつきゃ日が暮れ、送り火の時間。
それを済ませてとんぼ帰り。
何をしに帰ったのか、よくわからん。
ぼーっとしたまま時間ばかりが過ぎていった(苦笑)
ちょっといろんな意味でブルー。
腹を満たして解消するぞ。
今日は
「8347」



2006年07月15日(土) お母さんも大変だ!

朝起きて、「よし、布団干して、シーツやら大物を洗濯するぞ」と、干していたら……
お昼に突然の大雨。
ほとんど乾いていたので、早起きしていてよかった、とひと安心。
雨がやんだ頃、
「茗荷谷サッポロ軒の「肉丼」が食べたい……」
そう思って昼過ぎに出かける。
濃ゆい、待ってました、ヘビイテイスト。
まったりとドトールへ。これ、茗荷谷でのお決まりコース。
でも、ドトールが改装してきれいになってたけれど、二階席、こんなに道路の振動でガタガタ揺れてたっけ???
三回目の赤入れをやりながら、しまった、途中で堕ちた……。
なんとかならんかね、これ(苦笑)
まあ、なんとかできなくはないんだけれど。
連載小説の影響か、街で見かける子ども達に目がいってしまう。
いかん、不審者だと思われてしまう……。
自転車の後ろに子どもを乗せたお母さんが一生懸命に声をかけながらペダルをこいでいた。
「寝ちゃダメだからね! 落っこちちゃうからね! ほら、ダメよ!」
前のカゴには崩れそうな山盛りの買い物袋。
後ろにはウトウトしてふらふらと倒れそうな男の子。
お母さんも大変だ……。
今日は
「14202」



2006年07月14日(金) 扇風機

最近、というか、いまさらだけれど、めっきり暑い日々が続いている。
自慢じゃあないけれど、汗っかきだ。
だから、夏場はとにかくすごいことになる。
でも、エアコンはほとんど使わない。
使うとしても……たぶん、年に一週間使うかどうか程度。
つけたとしても、最初の十分程度で切ってしまう。
エアコンは昼間の外だけで充分だ。
夏は扇風機だけで過ごす。これが一番。
エアコンの風は冷たくて、痛い。
だからいつも外に出て、歩いて汗をかいて、冷房の効いたところでしばし休んで、また汗をかいて歩いて帰る。
そして、扇風機の前にしがみつく。
今日は
「7895」



2006年07月13日(木) おばちゃんの

久しぶりのオリジン弁当。
顔見知りになっていたおばちゃんから
「あら、お久しぶりじゃない。早い時間に来てたのかしら?」
いつも行っていたときはだいたい夜の十一時以降だった。
その時間帯におばちゃんはいつもいた。だから、何も言わずに「大盛でよかったわよね」なんて会話をするようになっていた。
「いや、自炊っていうか……ご無沙汰です」
と答えた。
おばちゃんにとって自分は夜十一時以降にしかこれないお客。
そういう生活だった……。ほぼ毎日。
「無職になっちゃったんですよ〜」
何故、ためらわずにそう言えなかったんだろう……。
どうでもいいじゃん、他人なんだから……。
いや、でも、ひょっとするとおばちゃんは、あっけらかんと笑って、「お弁当食べて頑張ってね」と言ってくれるだろう。
今はいたって普通の生活をしていることを痛感。
今日は
「10427」



2006年07月12日(水) 「ローズ・イン・タイドランド」

今日はイマイチすっきりしないまま、とりあえず気分をリフレッシュ。
上野ズーをグルリと回って、猿山のふもとのコンクリートに「ベッタァ〜」とぐったりしているサルたちをひやかす。
冷やし中華で清涼感を味わい、新宿へ向かう。
久しぶりの遠征(?)だ。

「ローズ・イン・タイドランド」
を観た。
まあ、不思議な空想と現実とが交錯するお話、とひと言でいってしまえばそれまでなんだけれど。
これがなに、というわけではないのだけれど、ために(?)なった。

さて、ここで……。
弱音というものは、吐いてみるものに限る。(苦笑)
吐いてみた途端、パズルのピースがはまるかのように、ピンッときた。
そうか、そうだったんだ。
と、浮き彫りにされたピースを確かめる。
灯台下暗し。
遠くを照らそうと、足元のところを見失っていた。
とりつくろってちゃ、だめ。
なーんのために、物書いてんの?
本当に伝えたいことを、ごまかそうとしていた……。
これでまた、プロット入れ替えます。
ご迷惑をかけることになるかもしれないけれど、そこのところは見逃してもらおう……。

今日は
「17716」



2006年07月11日(火) アナログな

なんだか最近、マズイ……。
頭が考えようとしている。
考えちゃいけない。
だから、ピントが合いそうな瞬間、ぼやけてしまう。
いじくるな。無理に書くな。
浮かんでくる。それを描く。
それがスタイルのはず。
映りの悪いテレビを叩いて直しても、結局悪くするだけ。
アンテナの向きを変える。
配線をつなぎ直す……。
アナログ人間は、それなりの調整方法がある。
デジタルみたいにパッパッとはいかない。
晴れかけた雨空の夕焼けを見ながら、不忍池を歩く……。
スパートはこれから。
今日は
「10651」



2006年07月10日(月) 神に愛された男、そして「ALWAYS〜三丁目の夕日」

ワールドカップ決勝戦。
気合で観ました。
でもねえ、ジダンの頭突きはショッキングだった……。
「神に愛された男・ジダン」
だから、神のその手を振り切るために、あえてその行動をとったのかもしれない。
「人としてのジダン」であるために。
歓喜と悲鳴が渦巻くスタジアムを去ってゆくその背中は、いったい何を想ったのだろう……。
誰にも、わからない。
ひょっとすると、本人でさえも……。

「ALWAYS〜三丁目の夕日」
を観た。
いい映画だねえ。
原作とは別の作品として、良かったと思う。
今日は
「17012」



2006年07月09日(日) コンテストの誘い

出版向けコンテスト参加へのお誘いが届いた……。
さて、一応これにも参加してみるかどうか考えてみる。
ボリュームが少なくて済むので、挑戦するのもいいかもしれない。
ネタ探ししなくっちゃね。
そろそろショートショートの作品作りに入っています。
下読みをお願いする方々、そうぞよろしくお願いいたします。
今日は
「13080」



2006年07月08日(土) ドレッド薬剤師と「小さき者へ」

目が覚めた。
朝の七時前だった。
パンを食べた。
また眠った。
目が覚めた。
正午だった。
さて、お出かけ……。
近所の調剤薬局でびっくりした。
いつものお姉さんじゃなくて、なんと、「ドレッドヘア」の薬剤師さんが……。
「どこか調子悪くないですかあ?」
おだやか〜な声と口調。しかも、背が高い!
思わず「はあ、だいじょーぶです……」と、ぽっかーんとしながら答える。
仏様のような穏やかな笑顔で微笑んでいる彼。
いるんだねえ、いろんなひとが。
さて、
重松清著「小さき者へ」
を読んだ。
やばいねえ……やっぱり、重松作品は読んで普通ではいられない。
家族と父親を問う六作品の作品集なんだけど、どの作品もよみ終えるたびに、胸の奥がジン、とする。
歯がゆさや、切なさが、たまらなく、いい……。
今日は
「13023」



2006年07月07日(金) 朧(おぼろ)月夜

今日は前の勤め先のほぼ同期による送別会を開いてもらった。
その前に、と言うことで昼のうちに医者に行く。
本日も作家作品談義に華が咲く。
どんよりした空の下でも、やはり、シャン、と立つ東京タワーを眺めながら感傷に浸ってしまう……苦笑
さて、夜になり、いざ送別会へ。
久しぶりの面々に、ちょい、はしゃいでしまった。
いいんだ、素で。
ついつい、物書き宣言をしてしまう……。
印税生活なんて送れないけれど、すくなくとも今なにをやっているのか、やろうとしているのかをひとに言うのは、むつかしい。
経緯や理由を説明するのも言い訳がましいし、ね。
送別の品でもらったのが、い草枕と、メッセージ短冊付きの笹。
ここのHPのタイトルといい、筆名といい、竹やら笹やらい草やら、まるで自分にぴったり(?)の贈り物だった(笑)
せっかくだったけれど、制限時間の都合で一次会で退散……。
今夜は曇り空で天の川は見れなかったけれど、ぼんやりと月が浮かんでいた。
もらった笹をかざして、こんな月夜もいいよね、とふと思う。
朧(おぼろ)月夜というんだろうね、今夜は。
やさしくほのかな月明かりに照らされながら家路をたどる。
さあ、宣言しちゃったものはしかたがない(苦笑)
コンテスト締切りに向けて、ラストスパート!
今日は
「11123」



2006年07月06日(木) 願い事

今日は合羽橋へ。
台東区の生涯学習センター内にある図書館が目的だったんだけど……。
お目当ての本が無かった……。
やっぱり、買うしかないかなぁ。安く上げるのはちと難しいかもしれない。
合羽橋珈琲店で、読みかけの文庫と、ネタ帳を広げる。
……気がつくと四時間経ってた。
やばすぎる……。
注文したのはアイスコーヒーのたった一杯。
そそくさと帰る。
帰り道に入谷を通る。
入谷といえば!!

朝顔市!

これはのぞかないわけには行かない!
今日は初日で平日というせいか、まだ若干隙間のありそうな繁盛ぐあい。
やっぱり土曜日の最終日がすごい人になるんだろうね。
明日は七夕。
街のあちこちに笹が飾られていて、たくさんの短冊がぶら下げられていた。
いったいいつまで、「願い事」を願い続けることができるのだろうか。
「願い事」からいつしか「夢」が欠け落ちてしまわないことを、その短冊に願う……。
今日は
「13702」



2006年07月05日(水) 無題……

びっくりしたねえ……
ワールドカップ観ようと、仮眠をとって三時過ぎ頃起きてテレビをつけていたら……

テポドン発射?

でも、眠気に勝てず、サッカーも前半戦までしか覚えていない。
再び眠りの世界へ。
眠ったまま、もし、ミサイルが着弾していたら……?
ありえないことがありうるこのご時世。目が覚めたと思っていたら、実は違ってたり……。
なんてこともありうる。
目が覚めて、実際、ニュースで確認してから、「ああ、やっぱり現実なんだなあ」と、かみ締める。
世界でどんなことが起きていても、変わらずワイドショーや情報番組やバラエティは放送されていて、でもその中で、世界での異変や危機や惨事を伝えている。
大雨警報がテロップで流れる。その地方に住んでいない人は、あら大変ね、と思うだけ。
だけどその地域に住んでいる人は、必死で雨と戦っている……。
そしてそれをまた、何か自分の糧にしようとしている人もまた、いる……。

今日は
「89114」



2006年07月03日(月) 至極の幸せと「きよしこ」

今日のランチは、鳥つね自然洞の親子丼を食べる。
ヤバい。
口に運ぶたびに、笑顔がこぼれてしまう。幸せだ……。
カウンターで、必死にニヤけた顔をごまかしながら、ときに、目を閉じて噛みし
めながら、食べる。
感動、そして幸福……

重松清著「きよしこ」
を読んだ。
……ヤバい。
ヤバすぎる……。
この人の作品は、どうして、こう、胸が苦しいほど、息がつかえてしまうほど、
感動させられてしまうのだろう……!
感動、ではない。
胸が、胸の奥が、揺さぶられる。
どもりを持つ少年の、少年と呼ばれている間までの、出会ってゆく人たちとの物
語。
どもりを克服してゆくお話ではない。傷つけられてゆくお話でも、ない。
なにを、どう、伝えたらよいのだろう!
主人公「きよし」。
傑作だ!
素晴らしい!

「禍福はあざなえる縄の如し」

夜になって、先月応募した短編小説コンテストの落選結果が送られてくる。
うーん、まあ、落ちるつもりで書いたわけではないけれど、そう簡単にはいくはずがない、と自分をたしなめる。
協力してくださった皆様方、引き続きよろしくお願いいたします!
まあ、自分で見てみても、突っ込みどころ満載だったり、話し言葉の漢字使いと本の世界での文字使いの違いもたっぷりあったりする……。
これは自分の勉強不足だしね。
頑張ります!



2006年07月02日(日) 水たまりの風景、「幸福論」

 朝起きて、なんだか早く出かけたい気分になって、布団を干して……と思ったら、雨が降り出した。

 慌ててとりこむ。

 まあ午前中いっぱい干せたからよしとしよう。
 
 雨は、好きな日もあるし嫌いな日もある。
 今日はどちらかというと嫌いな方だった……。
 目的もなしにとりあえず部屋を飛び出して、雨の中を歩く。
 お昼ご飯を食べに入ったお店から外に出ると、雨がやんでる。
 雲間から青空まで見える。
 雨上がりの街は好きだ。
 大きな水たまりに映る建物の看板や街路樹の緑、その上に広がる空と雲。
 実物よりも青々として、鮮やかで、しばらく立ち止まって眺めてしまった。自分の顔を映してみようとのぞき込むと、影の形にしか映らなかった。
 少し悔しくて、だけどあきらめて、また離れて空を映す。
 ちょうどその時、
「バシャッ!」
 自転車のタイヤがその空の鏡を叩き割る。
少し残念だったけど、そのまま立ち去る。
 あの景色は自分だけしか見ていなかったことを、少しだけ得意に思って……。
 そんなこんなで(苦笑)、

 寺山修司著「幸福論」を読んだ。

 むつかしい……。
 今まで小説ばかりを読んでいたので、主人公のいない文章には戸惑った。
 文字が文字のまま、言葉の形をキチッととっている。
 いわば、文字が主役。
 そこに書き連ねられた言葉こそがそこでの真実であって、誤解や勘違いを誘発させるような言葉は疎まれる世界に属する本。
 逆に、誤解や勘違いや、「ああ、そういう風にもとれるね」といったゆらぎのある、ひどくいえば曖昧模糊な自分には、少々刺激になった……苦笑

 帰りにちょうど見かけた、たそがれの弥生坂上からの風景も、きれいだった。
 自動車のライトや、信号機の青から黄色そして赤に変わるなか、坂をおりてゆく背中や、自転車……。
 今日は
「16269」



2006年07月01日(土) 「やわらかい生活」「タイヨウのうた」

今日は映画ファン感謝デー!
一本千円で観られる!
ということであらかじめ選んでおいたところへレッツゴー!
場所は渋谷を選んだ。大小様々なシアターが立ち並んでいて、ここなら映画館のはしごも楽だろう。
上映スケジュールを確認して、まずは一本目。初回の上映で選んだのは……

「やわらかい生活」

寺島しのぶ主演の躁鬱病を抱えた女性の物語。
働かずに貯金で生活を送っている彼女……うう、耳が痛い(苦笑)……と、彼女
と触れ合う男、というより人間との繋がりと彼らの生活の流れ(?)を描く作品

寺島しのぶという女優は、やはり素晴らしい。
家出して転がり込んできたイトコ役の豊川悦司がふと漏らす。
「奥さんと過ごしてきた時間がゼロになるのがもったいない……」
別居中の妻との繋がりを物語る台詞。
「ゼロ」にはならないよね?
なんて思った……。
結局、物語上最後に彼女は繋がりをすべて失ってしまう……。
両親も兄弟もいない彼女だけど、どこかで誰かと繋がってゆけるはず。そう、思
った。

そして、二本目に行く前に、昼ご飯を挟む。
宮益坂上のとある蕎麦屋さん。「さらさら蕎麦セット」を注文。
キムチにとろろに納豆がトッピングされているお蕎麦。
美味かったぁ……。
次の上映作品に向かう前に、時間合わせのコーヒーブレイク。
の、つもりが……。
はい、久しぶりに「堕ちて」しまいました……。
なーんか、早起きして、午前中から活発に活動してしまったから、なのかしらん……苦笑
おかげで一本スケジュールがズレてしまった。
気を取り直して二本目に選んだのは……

「タイヨウのうた」

YUI主演の話題作。ミーハーとは思いつつ、半年前から観てみようと思ってた
もんね、といってみたら……。
観客の世代が「若い」!
隣の席の女子高生があぐらをかいて「あたし、足が臭かったら最悪だよね」と、
スカートのまま嗅いで笑ってたりする。
思わず、自分も靴を脱いで足を組んでいたので、臭いを気にして靴を履き直したり……(苦笑)
いいお話でした。
歌詞と物語の前後の関係はわからないけれど、マッチしてて感動した。
この世に自分が存在していた証しを残した彼女は、きっと、いや、たしかに、「
生きた」んだと思う。
不治の病で、徐々にその兆候を感じてしまう怖さ。
死に近づくかどうかの問題は別として、なかなか考えさせられるところはある。
XPという病に後ろ向きになっている娘に、父親役の岸谷五朗は「それは個性だ
ろ」とたしなめる。
そうだよね、そう思うしかないものね……。
受け入れられるモノならば、受け入れるしかない。
受け入れざるをえないモノならば、受け入れるしかない。
彼女は歌を、そして自分は物語を残そう。
……死にゃあ、しません。はい、絶対に。
そんな度胸持ち合わせていたら、小説なんか描いていませんったら……苦笑

本当は三作品くらい観たかったけれど、タイムアウト。
結局、二作品とも自分と少なからず縁のあるものだったけれど、どちらもよい作品だった……。
気持ちを表現する手段、言葉の表現など、とても参考になった。
今日は
「11894」


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