「隙 間」

2006年06月30日(金) 素晴らしき哉、雑音の満ちた世界

今日は、いろいろあった……
まずは「肩書き」。
ネタの下調べで、いろんな話をそこで働く人たちに話を聞いたりするのだけれど、だいたい初めは「怪しい男」を見る目で見られてしまう……。
こういう時、スッと名刺を差し出すと違うんだろうなぁ。
いっそ手作りで作ってしまおうか、名刺を。
「Web作家」
これなら、御幣がない。
本出してないし、印税生活なんてしていないけれど、一応「Web」に作品はあるものね……苦笑
そのあと、神保町さぼうるへいって、文庫本を開く。ネタ帳を開く。
でも、なんか違う……。
中途半端な感覚。雑音が入ってきてしまうような。
早々にあきらめて店を出る。
高校時代を思い出して、当時、週一回は走っていた皇居のマラソンコースをたどってみる。ただし、当時とは逆回りで。
野球の真っ白なユニフォーム(胸にマジックで名前を書いてあるヤツ)の集団が走っていた。うちの高校の後輩達じゃなかったけれど。
おじさん、おばさん、が走っていた。
視覚障害者と伴走している人も、いた。
気がつくと、大手門、桜田門、半蔵門を通り過ぎていた。
半蔵門?
当時こんなところは回っていなかったぞ、と思い出しながらも、そのまま北の丸公園に向かう。もうすぐ一周。
武道館の前を通り過ぎる。
「Def Tech」のライブツアーがやっていた。
戸越銀座を有名にしたアーティスト、だったよね、たしか……。
おっと、やっぱり一周してしまった……。
なんだか、雑音がどうの、なんてよくなった。
明日は映画千円の日。はしごする作品選びをしなくちゃならない。
そのうち、音のない世界にもいつも通り入れるようになるだろう。
「20784」



2006年06月29日(木) 家族の風景

今日は某コーヒーショップで一服中……てか、いつもそうか(苦笑)、隣の席に娘さん連れの三人家族が座った。
娘さんとはいえ、年のころは二十代前半だろうか……?
三人ともコンバースのシューズを色違いで履いていて、そろってジーンズ。
和気あいあいと仲良さげに話をしている。
「こっち飲んでみなよ。おいしいよ?」
と、娘さんがためらわずにストローを父親に向ける。
「ほう、美味いな……。こっちもなかなかだぞ」
ためらわずに娘さんがパクッとストローをくわえる。
「ほんとだ」
う〜ん。
こんな家族の姿をみると、なぜだろう、微笑ましく思えてしまう……。
自分の固定観念が汚れてしまっているのか……苦笑
今日は
「12624」



2006年06月28日(水) 「イン・ザ・プール」

上野から神保町から歩き回った。
そのくせ、二三日かけるつもりだった一冊を一日で読みきってしまった……。
奥田英朗著「イン・ザ・プール」
コミカルな短編集だけれど、面白かった。
読みやめるタイミングをタイミングをまんまと失わされてしまった。
こういうライトな作品も、いい。
なんとなく……何かが変わった。
そんな気がする。描き方というか、眺め方というか……よくわからないけれど、そんな気が、する。
作品にそれが反映されるのか、されないのかは、わからないけれど……苦笑
今日は
「22474」



2006年06月27日(火) 「宴のあと」

三島由紀夫著「宴のあと」を読んだ。
前作に読んだ「仮面の告白」で、ちょいとひるんでいたけれど、この作品はなかなか良かった。やはり文体が綺麗だ。
さて、最近ふと思ったことをば……。
最近のドラマを見かけるようになって気がついた。

何で、ほとんどが青年誌の漫画原作のものばかりなのっ!?

なんか、悲しい気がする……。
そりゃあ、漫画雑誌で人気をある程度つかんでいるから、あとはキャスティングで人気を上乗せしやすいだろうけれど……。
少年漫画のアニメ化は、対象年齢とかもあるのでうなずけなくも無いけれど、じゃあ、ドラマって……?
そりゃあ、製作側にしてみれば、原作がすでにあるわけだから進行もしやすい。脚本家の手間も多少は楽に出来る。(単にコピーしているなんて安易な作業じゃないことは重々わかっているけれど)なにせ、ゼロからお話を叩き上げる苦労と、元があるものを更に魅力的に演出効果をもたせて書き直す苦労は、どちらも等しいものだとは思う。
でも、素人の目で見ていて、「安易」にしか見えない……。
「作品名」で、まずは視聴者をつかむしかないのかもしれない。それと出演者のタレント名。いい演技は二の次で、それが出来る人をサブで囲んで、メインはひたすら人気優先……。
ちと、辛口かな……?
ちょっと、毒を吐き出してすっきり(苦笑)
今日は
「16030」



2006年06月26日(月) 徒然なるままに

今日は徒然なるままに過去を振り返ってみるので、くどくどと思われる方はどうか読み飛ばしてもらいたい……苦笑

学生時代、建築計画を専攻していた。
都市計画とも若干違う研究室に所属していたので、それなら、と当時話題の建物や街をたまに見て歩いていた。その中に、まさに今暮らしている「谷中」という街も訪れていた。
当時、某マンション建設反対の住民運動が活発に行われていて、「街の景観を乱すな」「街を害するものの何物でもない」と、街中に横断幕やポスターが貼られていた。
そして、街づくりの会社に就職した。
茨城の某町で、国の推進モデル地区として視察に来られたこともあった。そこの住民の皆さんの真剣な取り組みや、自分達の考えたものが形になってゆく、ということの素晴らしさを感じることができた。
そして設計の会社に移ることになった。
そこで建てる側というか、与える側の考え方も見ることができた。

「与えるもの」と「求めるもの」

これはきっと、ぴったりと重なり合うことは難しいことだと思う。
それぞれが何を求め、何を与えようとしたいのか、それは必ずしも一致することはない。
同じことを求めているもの同士でも、求めている形はそれぞれ違うものなのだから。
だから……。
今、形の無いものを形の無いままに伝えようとしているのかもしれない。
受け取る側がそれぞれに想いを巡らせることができるように……。



2006年06月25日(日) インプリンティング

篠原美也子さんのお気に入りのアルバム「スパイラル」。
このアルバムに入っている曲は、ほとんどが好きな曲。
ピアノの弾き語りで収録されていて、他のアルバムでバンド曲のものも勿論ある。
でも、なぜかピアノメインの曲に惹かれてしまうことが多い。
なぜなんだろう……。
特にクラシックが好きなわけではないし、まともに聴いたこともほとんどない。
ただ、子供の頃、学校から帰ってくると、いつもピアノの音が流れていた記憶があるのはたしかだ。母親が近所の子に教えていたピアノの音だったのだけれど、それが日常だった。
そのころに刷り込まれたのかしら……?(苦笑)
今日は
「16511」



2006年06月24日(土) 心の味

今日は無性にB級グルメが食べたくなった。
こってり、甘辛く、ヘビーな食感。
茗荷谷の某店の肉丼!
さいわい、駅前ドトールのコーヒーチケットがまだ残っているので、そこでまったりしてもいい。
久しぶりの肉丼は、やっぱり美味しかった……苦笑
また行こう。
ちょうど通り道になる会社には、煌々と明かりが点いていた。
……お疲れ様です。
街中のメニューで見かけると思わず立ち止まってしまうキーワードに、「納豆」がある。
やっぱり、日本人の心のメニューのひとつ、だよね……(関東地方限定?)
納豆入りのパスタやらカツやら、それと「味噌」だね。味噌カツやら勿論、味噌汁なんかのむと思わず「ホッ」としてしまう。
あくまでも「B級グルメ」をこよなく愛している私です。
そして「味噌」「納豆」に続くものを探す旅は続く……
今日は
「11217」



2006年06月23日(金) 希望と絶望と……それと「仮面の告白」

今日は、やっとこさ読み終わったものがある。
三島由紀夫著「仮面の告白」
これを読んで感じたこと……
自分は文学というジャンルは、どうも苦手らしい、ということ。
文学的に三島作品の最高峰と言われているらしいこの作品。なんとも読むのにてこずってしまった(苦笑)
分量的にだいたい二日間くらいかな、と思っていたのに、結果五日間もかかってしまった……。もちろん、合間に別の作品を読んではいたけれど。
日本サッカー負けちゃったねえ。試合終了後にピッチで天を仰いで起き上がれないままの中田選手の姿。
希望と絶望が渦巻いているスタジアムの中央で、彼はスルリとすり抜けていった夢の背中を見つめていたのだろうか。
それとも、ピッチに伝わってくる歓声が彼の次への闘志を掻き立てるのを感じていたのだろうか……。
今日は
「12409」



2006年06月22日(木) 肩書き

今日は上野、アメ横、入谷を一周。
保険の手続きもひと通り済んだんだけど……。
とりあえず職業は「無職」だし、この先はどうなることやら。
肩書きは自称でいいわけだから「この際、名乗っちゃおうか?」なんて、裏付けのない見栄を張りたがる欲望がこみ上げてくる……苦笑
謙虚に謙虚に。不言実行。臥薪嘗胆……は違う意味か。
仕事探さなきゃね。
今日は
「12303」



2006年06月21日(水) 行きつけ

今日は行きつけ(?)の薬局に。
薬局の入り口で自分の顔を見かけると、お姉さんがパタパタと走り出てきた。
「あっ、○○は今日切らしちゃってるんですけれど……」
挨拶もしないうちから、処方薬の確認をされた。
まあ、常連っていえば常連なんだけど、なんだか嬉しいような哀しいような……苦笑
「いや、今回からそれ、無しなんです……」
早とちりをした彼女のはにかんだ笑顔がかわいかった。といっても、そこまで若くは無いかもしれないけれど……(汗)
そのあとは上野から入谷をグルリと回る。
入谷のパン屋でパンを歩き食いしながら……美味かった。
昨日も書いたけれど、今日はさらに大胆なことを思いついてしまった。
長編の本命変更と、そして、三人称から一人称への変更。
やはり、こちらのほうが慣れているのでスムーズに書き留められる……。
言葉遣いを考え込む時間が少なくて済むので、余計な自分の頭でこねまわすようなことが少なくなる。
……たぶん。(苦笑)
今日は
「8313」



2006年06月20日(火) プロット再考

うっかりしてた……。
残量を勘違いしてて、慌てて診察の予約をとって浜松町へ。
思わぬ流れで作家談義に花が咲く。
「丸谷才一」が好きだの、僕は「重松清」がいいだの、世代差があって面白かった。
ここにきてちょっと検討事項発生。
長編のプロット見直し。某コンテストの過去の受賞作品の雰囲気を考慮すると、もう一度、今書いてる物の向き不向きを考え直してみる。
うーん……。
本命作品を入れ替えたほうが無難かもしれない。映像やイメージを考えると、自ずとどちらが相応しそうかがわかってくる。
別に専門家ぶるほどの分析力があって言ってるわけではないけれど、ただ書いた作品を、無分別に何でも投稿すればよいわけではないから。
下手な鉄砲なら、それなりに狙いを定めて撃たない限り、的にも届きはしない。
どうする、俺!? (笑)
今日は
「13626」



2006年06月19日(月) リトルランナー

今日は「リトル・ランナー」を観た。
コミカルで切なくて、爽やかな映画だった……。
内容とはまったく関係ないけれど、映画やドラマ等を観てて思ったこと。
人はそこに原因や理由を求めるけれど、実はまったく関係なくそれを受け入れ求めている。
「そこ」や「それ」は、あえて代名詞のままにしてあるけれど、わかるかな……?
神保町さぼうる飯田橋ギンレイを回って帰宅。
昼に食べた冷やし中華は美味かった! 今年の初物!
今日は
「17550」



2006年06月18日(日) ドロー

ワールドカップ、日本ドロー……。
残念。奇跡は起こるのかっ!?
今日はイマイチ不調。それでも出かける、神保町へ。
のんびりして、本読んで、帰る。
今日は
「13320」



2006年06月17日(土) また〜り

今日は朝八時に起床。
パンをはむはむとそしゃくしながら、みのもんたを観る。
年金免除? 一太議員って、今朝はずっと出ずっぱりじゃん……と、少し可哀相にと察してみる。でも、それも仕事だもんね、と考え直す。
そして二度寝。
ヘンな夢を見た。
ブラックマヨネーズ(お笑い芸人)がなにやらボケと突っ込みを入れている。何で夢で? と思って目が覚める。
つけっ放しだったテレビにはブラックマヨネーズが出ていた……。
恐るべし、睡眠学習(?)……苦笑
しかも、夢の中で自分が出ているのに、ディレクターのようにダメ出しや、リテイクを出しているし……。
夢を見ると、いつもそう。
夢の中で夢を編集したり、テレビのチャンネルを変えるように、別のシーンを選んで飛んだり。
夢なんて二度寝した時以外は、ほとんど見た覚えが無いのに、見るたびそんなんじゃ、無意識に覚えていないようにしているとしか思えない。苦笑
「そんなばかな」
と思うでしょ?
でも、大概がそうなんだもの、仕方が無い……。
だから(?)、普段の妄想力が培われているのかもしれない。
せっかくだから、それを生かして物書きやってるんだけれどね。
ある意味、才能を活かす、てやつでさあ……苦笑



2006年06月16日(金) 浅草

今日はぶらりと浅草へ。
「元祖味噌かつ かつ吉」へ。
浅草はカツレツも有名で、特徴はカツが薄いこと。
このかつ吉は「変わりカツ」、つまり、カツの中身が色々な具になっているので話題の店。衣の中に白味噌が挟まれているのが「味噌カツ」。他にも餃子の具が挟んである「餃子カツ」や「納豆カツ」やら約三百種類あるらしい。
まあ、味の感想は、美味しかった。ただ、神保町のボリュームに慣れつつある自分にとっては、ボリュームが寂しい。
でも、女将さんが、良い。
ちゃきちゃきの浅草ッ子らしいノリ、まだ三十代くらいとはおもうけれど、立ち居振舞いが、粋だった。
気持ちよいお店。
今日は
「16789」



2006年06月15日(木) 「初恋」「永すぎた春」

今日は雨が降る前にとっととお出かけ。
東京駅を撮影しながら有楽町へ、歩く。家から。
映画「初恋」を観る。
なんと言っていいのか……
宮崎あおいさんの素晴らしさに、ますます参ってしまった。
原作を読んでいないけれど、きっとストーリー自体は原作の方が素晴らしいのかもしれない気がした。ただ、女優・宮崎あおいを目にする機会が映画しかなくなってきているので、彼女を観るために行くのもよいかもしれない。
そして、昨日読みかけだった
三島由紀夫著「永すぎた春」を読む。
三島作品はこれで二作目だけれど、はまるかもしれない。
こんな恋人同士の世界に、自分も仲間入りできるものならぜひしたい。
娯楽色の強さが色濃く残る作品で、爽やかさがあふれている。
さあ、この次の作品は陰か陽か……?(苦笑)
帰りは東京まで歩いて、そこからさすがに雨の中歩くのはしんどいので電車に。
久しぶりだった。まだ、電車の乗り方を忘れていなくてほっとした。んなばかな!(笑)
今日は
「15783」



2006年06月14日(水) な〜んにも

今日は何もやらないことに決めた。
と言っても、部屋に引きこもって何もやらないということではない。
いつもの通り、部屋の外には出る。
出ても、意図して何かを考える、ということをやらないようにということ……。
義務感を持って過ごさない。
例えば、コンテスト用の作品の赤チェック入れをやらなければ、とか、長編の続きを想い描いてみようとしてみたり、また長編の今ある分のところに赤チェックを入れなければ、とか、連載のネタのストックをプロットしなければ、などなど……。
さいわい、天気は悪くない。
行く先は自然と神保町方面に向いていた。
途中、ドラマのロケに出くわした。
ひょっとしたら「浅野夕子」……? をまじまじと眺めながら、通り過ぎる。
喫茶店のシーンを撮っているようだった。
ま、それはさておき、東京ドームが視界に入ると、その隣(?)にそびえる「文京シビックタワー」が目に入った。そういえば、一度も入ったことが無い。
早速展望フロアへ。
この景色が素晴らしい!
まさに、都内を一望できる!
思わず、その時間働いている元同僚に写メールを送りつける。
ちょっとだけ優越感……苦笑
そのあと、神楽坂方面へ。
ぼーっとコーヒーをすすりながら、文庫本を読みふける。
今回のも面白い。やはりこれも当たりだ。
読み終わってからの感想をお楽しみに。
すっかり電車無しの生活に馴染みつつある今日この頃。
今日は
「17759」



2006年06月13日(火) 「命売ります」

三島由紀夫著「命売ります」を読んだ。
やはり、文が綺麗だ。読みやすい。
始めは文字通り「命を売りますお好きなように私の命をお使いください」と「死」を軽く受け止めて考えていた主人公が、最後に気がつくと「死」に対して恐れを抱いてしまっている……。
そこへ変貌してゆく様がさらりと描かれていて、違和感が無い。さすが。
今日はランチを神保町の「徳萬殿」へ。
肉野菜定食のご飯大盛を頼む。
……覚悟はしていたけれど、てんこ盛りの肉野菜炒めと、てんこ盛の……そう、まさにてんこ盛。どんぶり並みの茶碗を逆さにかぶせたように、しかも、ぎっしりと詰め込まれたままひっくり返したようなご飯の山が。
たぶん、二合弱はあると思う。
でもそれを、「命売ります」を読みながら黙々と平らげてしまった自分が少しだけ怖い。
でもでも、さすがに「もう食えん」という状態だった。
この店は、これが当たり前。
よほどの時以外は、大盛はやめておこう。
今日は
「14066」



2006年06月12日(月) 「グッドラックららばい」

平 安寿子著「グッドラックららばい」を読んだ。
個々が己の信ずるままに、当人自身はそれが普通、正しい、と思うままに生活している。それが、身近な他人(親戚やら)が「おかしい」「そんなの家族として間違っている」「不幸だ」などとガヤガヤ騒ぎ散らす。
でも、当人たちが「それでよし」としているのだから、騒がれれば騒がれるほど、冷めてゆく。いい迷惑だ。
母親が「ちょっとお買い物に」的な軽いことづけで「家出」をしてしまう。それがずーっと十年以上も続く。
それでも家族(父、姉、妹)は、それでも「当たり前」にそれぞれの日常を送ってゆく。母親も、季節の折々に定期連絡で電話を入れたり、土地のものを送ったり。
母親が一ヶ所にとどまっていない。誰かに助けが必要だ、と言われれば、あっさりとそちらの方に行ってしまう。
「疲れて帰るところが家」
彼女はそう言って、家族を想う。
「いつでも帰れると言うことは、今すぐ帰らなくてもいい」
帰ればそこにあるのが「家族」であり「家」でもある。
保とうとあくせくするのではない。
どんな形であれ「家族」は「家族」である。
うーん。
自己正当化……かな?(苦笑)
今日は昼から役所関係でひと通り手続きをして、上野に始まり上野に終わった。
「11309」



2006年06月11日(日) 「南極物語」

ディズニーがリメイクした「南極物語」を観た。
元祖「南極物語」は、たしか小学生の頃だった気がする。
とにかく、犬好きの人は観るべし!
犬が、めっちゃ、かわいい!
演技してる!
元祖の方だと置き去りになった犬たちが次々と命を落としてしまったと思ったけど、ディズニーのリメイクは、そうはさせなかった。
勿論、設定も違うし、舞台も違う。
最近、電車に乗るのをためらってしまう。
徒歩圏で済ませてしまうところもあるけれど、だいたい、浅草、神保町、神楽坂で用事が済んでしまう。
いや、本当は上野だけでも用事は済むけれど、なんせ歩きたい。
歩くと、やはり脳が活発になるのか……。
今日は
「16114」



2006年06月10日(土) 「ああ、荒野」

今日はなんだかフットワークが重たい。
土曜日の行動は、なぜかのんびりしたくなる。
天気はどんよりしていて、拍車をかけるようだ。
いかん、このまま腐ってしまう……。
ということで、とりあえず上野へ。
不忍池をぐるりと回る。
水鳥が灰色の空に向かって羽ばたいてゆく……。
うん、これをネタにしよう(苦笑)
皆様にご協力いただいて、来週締切りのコンテスト向けの作品群も絞りつつ、他のネタも着実に進めつつ、来週は頭を悩ませそうだ。
先日読んだ本がある。
寺山修司著「ああ、荒野」
二人の主人公の友情というか、関わり方というか、かなり真に迫ったものがあった。
寺山修司初の長編小説とのこと。その時代の描写がノスタルジックな感じで、いい。
丁寧な文体で、鋭い。
今日は
「12859」



2006年06月09日(金) 大好きです

今日は(?)上野。
とあるコーヒーショップで、興味深いカップルの隣の席に座ることになった。
「そうよ〜、もう、大変だったのよぉ」
どう聞いても男の声。
確か隣の席には、小太りな青年が座っていたはず。
おネエ言葉の主は、やっぱり男の人。身長は大体百八十センチ弱くらい。結構高い。頭は五分刈り。
肩掛けしたビジネスバッグの中から、地方のお土産らしき紙袋を取り出す。
「これねぇ、すっごい、美味しいって評判だったのよ」
「へぇ、そうなんだ。俺のために?」
「そう、ホントは形に残る方がいいかな? と思ってね……」
ごそごそとまた別の小さな紙袋を取り出す。
「え、まじで? これもいいの?」
嬉しそうに受け取る彼と、嬉しそうにそれを渡すカレ。
そして、何も興味無さそうにヘッドホンして文庫本を読みつづける僕。
ヘッドホンの音はとっくに消してある。文庫本もページをめくるフリだけ。
耳はダンボの耳状態……。
キビ団子のお土産だったらしい。
(出張先は岡山か?)作りが以前行った時と変わった、だの、出張の楽しみがどうの、だの……。
とにかく、カレが喋る喋る喋る。
そして、彼の方はとにかく「へえ」「ふうん」「ほほお」と相槌を打つ。
二人が立ち上がって席を立つ時、空になった二人分のトレーをカレの方が「ささっ」とまとめて片付ける。
不思議な空気だった……。
ここ、上野、だよね。
そういう方々とまともに会ったのは初めてのことだった。
「あり」なんだよねえ、別にヘンな感じは周りに与えていないし、本人たちが楽しく過ごしている姿は、微笑ましいかぎり。
おっとと……
こんなこと書くと誤解されそうだから、はっきり言っておかないと!
私は、ちゃんと、女の子が大好きです!(笑)
今日は
「8748」



2006年06月08日(木) OB

今日はお決まりになりつつある神保町へ。
ちょいとわき道に見えた「カレーハウス」の看板に引き寄せられて店内へ。
なんだか実家のカレーに似た味がした。
しかも、ボリュームがすごい。
多分二合くらいのてんこ盛りのご飯に、たっぷりかけられたルー。
これで五百円。
壁にはなんと我が母校の写真が飾られていた。
「OBか何かなんですか?」
恐る恐るきいてみると、どうやら違うらしい。
ただご近所でよく店に来てくれているから、ただそれだけの理由。
「僕もここの出身なんですよ」
と告白すると「ああ、そうなんですか! それはすみません」となぜか恐縮されてしまった。
「我が母校出身の連中は、どうも他の連中と違う」とのマスターの感想に、思わず言ってしまう。
「バカなまんま、大学に進んじゃうんですよね。甘ちゃんていうか……」
「いやいや、みんな素直でいいコばかりですよ!」
クシャッと顔を寄せて笑ってくれるマスター。
さぼうるで夜まで過ごす。アイスコーヒー一杯だけで。
迷惑な常連として顔を覚えてしまわれそうだ……苦笑
今日の歩数は
「12024」



2006年06月07日(水) 「バッシング」

「バッシング」という映画を観た。
この作品はいわゆる話題作。
中東での邦人人質事件をテーマとしている。
解放されて帰国した邦人、とある少女が「自己責任」「迷惑」と、社会的にバッシングされ、彼女だけではなく、その家族までもが巻き込まれてしまう……。
内容は、歯がゆいほど切ない。
いい作品だ。
劇中のある部分、「ボランティア」についてヒロインが語るシーンがある。
彼女は、もはや日本国内での居場所を社会的にも失わされてしまい、誰とも繋がりを持つことを許されなくなる。
「向こうの子供は大喜びしてくれるの……」
彼女は繋がりを「ボランティア」に求めてゆくような暗示があった。
「ボランティア」とは、いったいどんな存在なのか? 誰が主導なのか?
自分のため? 誰かのため?
考えること自体がナンセンスなのかもしれない……。
考えた時点で、それは本当の意味を失ってしまう、はかないものなのかもしれない……。
今日の歩数は
「9497」



2006年06月06日(火) 愛すべきオヤジたち

いきつけの洋食屋「キッチンM」(仮名)でランチ。
うーん、三時間以上マスターと常連の別のお店のマスターと語らってしまった……苦笑
最近のご近所話やら、人生論。この人たちは、叱ってくれる。聞いてくれる。話してくれる。笑ってくれる。
五十六十越えたオヤジたち。
遠慮なく、あけっぴろげて、肩や尻を叩いてくれる。
どこまでホントかわからない。でも、それを粋にやり合うのが、ここの良いところ。
粋がるんじゃない。
「お金持ちのオバチャン捕まえるしかあるめえよ!」
「やっぱりそれしかないっすかね?」
いやいやいや……
せめて姉さん女房で勘弁してください。苦笑
てか、職に就かなきゃ!
「そりゃそうだ!」
「あれ? マスター、おつりが十円多いっすよ」
「あら、縁が多いにこしたことはないけど、そりゃ困る」
「言わなきゃ良かった……」
正しいおつりをもらって、店を出る。
「はいよ、またね!」
マスターの声が、胸のド真ん中にこだまする。
「どうも!」
負けずにこちらも返す。
オヤジたちのエネルギーに負けちゃあいられない!
上野で一服してネタを進めて、雨に降られて折り畳み傘を常備している自分に感謝。苦笑
今日の歩数は
「10414」



2006年06月05日(月) 復活

先日無くなった万歩計……出てきました。
見つかって意気揚揚(?)とお出かけ。
神保町の徳萬殿で、チャーハン大盛に挑戦。
ネットで聞いていてすごい、とは思っていたけれど……。
確かにすごかった!
多分二合弱くらいのチャーハンがサラダボウルをひっくり返したように、こんもりとお皿に盛られている。
別に賞金付のチャレンジメニューというわけではない。
普通の大盛メニュー。
美味しくいただけちゃいました……。
そんな自分が、ちょっとだけ、怖い(苦笑)
そのあとはマイシアター、ギンレイホールへ。

「天空の草原のナンサ」

を観た。
モンゴルのとある少女と家族の日常を描いた作品。
ほのぼのとしたお話だった〜。
なんでも、登場していた犬に、パルメドッグ賞が贈られたとか……(パルメドール賞をもじった)
さて、久しぶりの……
今日の歩数
「18724」



2006年06月04日(日) たくさんの……

今日は久しぶりの自転車でお出かけ。
巣鴨、大塚方面へ、漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ……。
「エイジ」の影響丸出しだ(苦笑)
巣鴨は日曜日ということでお年寄りの元気が満ち溢れていた。
離れ離れにならないように手を繋ぎ合うご夫婦。
あらこっちの方が良さそうよ、なんて連れに手を振る姿。
そして帰りは、つい先日まで勤めていた会社の前を通って帰る。
日曜の夕方だというのに、相変わらず電気が煌々と点いている。
今までに、きっとたくさんのサヨナラをもらった。
またひとつサヨナラが増えた。
いや、サヨナラじゃない。
サヨナラは言わないポリシー。
二度と会わないわけじゃないからね。
終わりじゃない、それを胸に前へ!



2006年06月03日(土) 「エイジ」

重松清著「エイジ」
を読んだ。中学生が主人公の物語で、少年犯罪の犯人が「たまたま」同級生だった主人公と、同級生たちと家族と先生と近所の人たち……。
たしかに、主人公の気持ちには共感させられる。
そう、「あり」なのだ……。
気になる人はぜひ、ご一読召されよ。

さて、困ったことになった。
万歩計が行方不明。会社に行く時は必要ないだろうと二日間見かけなかっただけで、あれ? どこへいった???
まあ、そのうち見つかるでしょう……。
今日はまた神保町。
キッチン南海でランチ、さぼうるでコーヒー。
往復は勿論、徒歩。
明日は神保町のお休みの日。
銀座方面にするか、また別の方面を開拓するか……。



2006年06月02日(金) 「レター教室」

とうとう縁があって、三島由紀夫作品に手を出してしまった!
三島由紀夫著「レター教室」
面白いっ!
ヤバイッ!
キレイッ!
手紙だけで物語を進めてゆくのは、自分でも挑戦してみたけれど、それはあくまでも一人称の物語でのみ。
五人も出てきて、そのそれぞれが個性的で、絡み合って、もつれ合って、そして結ばれてゆく……。
自分の中に五人なんてシンクロできない。そりゃあ、一緒にするなんて、なんておこがましいことなんだろう、とは重々承知。
これは面白いし、読みやすいし、ぜひ読んでみてもらいたい!



2006年06月01日(木) 「戦場のアリア」

今日は自由人初日!
祝福するかのように、映画ファン感謝デー。
有楽町で映画に行って来た。
でもその前に……。
「鳥つね」で上親子丼に舌鼓を打つ。
幸せを満喫。
そしていざ銀座へ。
……昨日一昨日と久しぶりの出社と片づけではしゃぎ過ぎたのか、一旦ダウン。
そして気を取り直して映画選び。「ダビンチコード」は平日なのに行列。十分くらい並べば普通に観られただろうけれど、ビデオになってからで充分でしょ、きっと。
そしてずっと見損ねていた「戦場のアリア」に決定。
良かった。誰が主役の物語ではなく、全員が主役の映画。
爽やかな後味の良さ。
お勧めです。


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