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| 2006年10月26日(木) | インディアン・サマー |
アメリカ南部からひさびさの便り
天使の声をもつひとは
南部の合唱団でクリスマスソング唄っている
子供の宿題でインディアンの家を造る、というのがあって
材木や石を集めていたらしい、
ひろえみすきそうだねぇ、と
こちらの小学生も元気、まだ半袖で遊んでいるよ
小二のほうはさいきんはひたすら鉄棒の練習
「もうやけくそはいってきた」
と言いながら真っ赤な顔で帰ってくる
| 2006年10月24日(火) | 帆に上ぐ |
ヴォイス・トレーニング
肩胛骨をさんざん刺激される
駅までのほんの数分
先輩やゴノカミ先生と話しつつ帰る
「とても変わられましたね」
と言われ
「あ、ありがとうございます、ご、御指導のおかげです」
と即座に答えたもののたいへんてれくさく次の話題へうつる
いわれたことも嬉しかったけれど
なにかこの一回りくらい年下の先生である彼女の
人に対する距離感と、品、みたいなものが
とても伝わってきて
改札を通りぬけてみんなに手をふり挨拶をして電車に乗っても
こころはとまっている
秋風に声を帆に上げて来る舟は天の戸渡る雁にぞありける(古今・秋)
| 2006年10月22日(日) | したたる虹 |
大塚0ut-lounge
壊しかけ、あと一ヶ月でなくなるということであるらしい
好きな場所のひとつだったのに、あのベランダとか、ひそかに目論んでいたのになあ、と階のぼる
◇雨の匂い 虹の匂い◇
いつのさん企画・主催の朗読会
詩人と歌人のひとたち７人の出演
ごちゃまぜ感が楽しい会 言葉や人や声にそれぞれいろんな方向のベクトルが見えてほんとうに面白かった
なにか向かっている感じが残る 影のぶぶんも読まれながら光の感触が残る舞台でした
７人の女のひとのいかた、言葉と声、あるいは声と声の重なりや声の微妙なしぐさは その場にいないとわからない ここにいてよかったと思わせる一瞬がみたひとの胸にしまわれたことだろうな
出演・飯田有子・イシダユーリ・伊津野重美
キキ・小夜・安田倫子・雪舟えま
歌集『紙ピアノ』から一年。。。いつのさんが外にむかってきている
今回は構成演出、照明もやったらしく、これならもう全国つつうらうら、身一つでどこででも何でも演れるなあ、とますます嬉しく楽しみであります
| 2006年10月20日(金) | 名前に海あるひと０６ |
鎌倉へ
ほぼ一年ぶりに故・伊藤海彦氏のお宅
を訪れた
お花を供えて
奥様にお話をうかがう
うつくしく凛とした女のひと
ちいさい文章をあるところに書いて
でも、、いつかとても、もっとかきたい
まとめたいと思う
それにはまだまだ修行が足りないなあ、
あ、もう、とじぶんに歯痒い思いもある
年嵩の、厳しいことを言ってくれるひとの存在を
さいきんは得難く感じるのである
| 2006年10月18日(水) | あおいモーツアルト |
演奏会のチラシ
もうじき本番
チラシあおい
とてもあおくて驚く
もうすぐ、
ひたひたと波、一年間レクイエムを唄っていたのだなあ、と思う
蹲踞、という言葉がある
ひりひりした感じはなくてむしろ和音のエネルギーに解放されてゆく
ようです
鎮魂(たまふり)とよぶ屈従はひりひりと性を覆ひて在るといふものを
(岡井隆)
| 2006年10月16日(月) | 酒屋の猫 |
黒い猫
歩道の真ん中にじっとしている
夕刻、酒屋のまえの自販機にカップ酒がごろんと落ちてくるのをまちながら
猫をみている
夕刻、つっかけで酒屋へ走るとアル中の夫に酒を買いにゆかされる妻のようなきもちになるのだけれど
じっさいはお風呂を酒風呂にしたいときに走る
黒い猫
あかいりぼんの
老猫だ、音が聞こえなくて
路上に出るのだとお店のおかあさんは言う
今までこわがっていたのに
耳がきこえなくなってしまったら
そうやっていつまでも
しんでるみたいに
路上にいるのだと言う
| 2006年10月15日(日) | 楽器たち |
目が
しょぼしょぼ
昨夜〈童謡フェス〉の御招待がたくさん出て制作おいこみ、地図の拡大コピー送ったけれど お爺さんお婆さん達、ホールまでたどりつくだろうか
しょぼしょぼしながらお弁当をつくり
早朝ユイを送りだす
みなとみらいのホールでは
今頃むかしの唄をたくさんうたっているのだろう
と思いつつ
新宿コニカミノルタプラザへ
舞踏家・大野一雄生誕百年企画の写真展〈秘する肉体(からだ)〉
こちらはもうすぐ百歳をむかえるおじいさん、のはずであるが
とてもしずかな場所だった
すきなところで好きなだけ
たちどまる
知人の写真家さんの作品もあって
ああ、このひと あのときここにいたのか と思って
懐かしいきもちになる
なんだろう
ここにいたのか
というのではなくて
ここにもいる いつもいる
という肉体の存在は なんだろう
夕刻 おおきな楽器屋さんをぼんやりめぐって
帰る
| 2006年10月14日(土) | 「ママ、探偵みたいな目してる」 |
と
ユイ
母子で緊張しつつ小児科へ 咳は若干あるけれど
先生の許可が出てほっとする
ユイが
明日からの赤城宿泊研修二泊三日に参加できそうだ ずっと楽しみにしていたのだもの、よかったね、と明日のお弁当のおかずやおやつを買い物
山の上は寒いから、とあれもこれも詰めていたら
おおきなリュックに潰れそうな小５(25ｷﾛ)である
リンゴ狩り、ワイナリー見学、こんにゃく作り、フィールドからフィールドへ予定がぎっしり、
夜おそくまでガイドブックをながめている
○ぜったいに班がばらばらにならないこと
○暗黒の世界にまぎれこまないようにルートを守ること
(５年１組ナイト・ウォークの約束より)
| 2006年10月13日(金) | 原 |
歌じいじ、と呼ばれミサ曲なども歌いこなす
日本でも有数の名医・原科氏についての記述を読む
性転換手術の権威である氏の語り口はやわらかい
「なんでも多様性だよ」
という言葉がのこる
| 2006年10月12日(木) | 名前に海あるひと０６ |
(伊藤海彦氏については去年のしゃぼん05秋を 続き)
故あって再読
懸命にメモを取っていたら
みのまわりのことをひとつひとつ忘れそうだ
帽子をどこに置き忘れたかについて考えていると
階段が浮かんできたので
記憶をたどりながら
たどりついたところに
帽子はあった
塾では〈漢字博士テスト〉の採点に追われた一日
| 2006年10月11日(水) | 「16フィート」 |
「16フィートいれて」
と
夜の合唱者たち
気合いを入れて、みたいな俗語かと思ったら
音のなかにｵｸﾀｰｳﾞ下の倍音をいれる、ことらしい
血が熱い鉄道ならば・・・
練習が終わって帰り道、
自転車を走らせながら口からこれがこぼれてきた
「むとうか、むとうか」
と
前をゆく先輩達が、何の事かわからないまま自転車を降りると
ちいさい灯りが消えていた
点す
血が熱い鉄道ならば
(家までは、あっというまの距離)
血が熱い鉄道ならば
走りぬけてゆく汽車は
いつかは心臓を通るだろう
(寺山修司)
とりあえず、ここまでぶつくさ言うことができた
言い終えてから灯りを消した
| 2006年10月10日(火) | 陰弁慶 |
旧・体育の日
連休明けの小児科は３６人待ち
朝、予約表に名前をかいて家へ戻ると
パジャマのひとはリコーダーの練習をしている
吹いているのは『ルパン�掘�
楽譜には担任のｾﾝｾの文字で
〈指令・主旋律を追え！〉とある
| 2006年10月09日(月) | 凱旋のみど |
第六回《詩のボクシング》全国大会優勝おめでとう、木村恵美さん
再会と、お祝いと
たくさんの歌声と音と叫びもくわわって
楽しく嬉しい夜になりました。
御来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
| 2006年10月08日(日) | たそがれノミド |
■お知らせ
赤阪ノミド音楽会vol4
《たそがれノミド》
１０月８日(日)17:30open18:00start
赤阪・橋の下03 3505 5059
http://www.asahi-net.or.jp/~qq6-ookb/
千代田線赤阪駅徒歩５分
丸ノ内線・銀座線赤坂見附徒歩３分
ドリンクつき1500円
出演
久米貴 吉田茂生 小林武文
スティーブ・ロペス
薬指サム 鳥越ヤスキ
荒木傑 木村恵美
ひろたえみ
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盛り沢山のたそがれ、御来場お待ちしています。
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