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| 2005年03月31日(木) | 「ハルニレにのぼりなさい」 |
総武線
春、ふなばしり
電車の窓からいくつも大きな川をながめて
西船橋こどもミュージカル
『ハルニレの木の下で』青砥洋・演出 東直子・脚本
胸のあたりでかならず
言葉をかみしめるように話す主人公
ハルニレの大樹に
ひかりが射して子供達の声のみ響く場面に
ぞわ、とした
東さんの言葉とこどもたちの声ってどうしてこんなにシンクロするかなあ、
これは純度？ はたまた戦略？
せっかく来たんだし
ふなばしの子供達、かわいいし
カーテンコール、幕の閉まる直前に
客席から「ブラボー！」と声をかける
「ママ、はずかしいー、やめてー、」と姉妹
ももたろう、とロビンソン、ハルニレ、
まま、どれがすき？
と話しながら姉妹と帰る
東さんの優しい物語にふれながらおおきくなる
姉妹、
のはずであるが
とんちんかんな質問ばかり続く
のであった
| 2005年03月20日(日) | 修了式 |
紺のガウンでかしこまる子供達
ゆきつ戻りつ
厳かに式
レイ
証書をもらって手をふって
ハンカチは
ぬらさなかったけれど
わたし
帰り、皆に手渡すためにすこしずつ花束をつくる
手伝っていて
束ねたときについたのだろう
菜の花
黄の花粉が
黒のスーツ前身頃に
斑点、
びっしりとついて
着替えるときまで気づかなかった
でも、きれい、と思った
おわったな、と
ゆっくり
思った
| 2005年03月19日(土) | カオスモス |
朝
みなとみらい、早朝の爽やかな風にさらされて
わたしたちは
ただ
ちゃおたまのために
「６時から並ぶ」という娘
某玩具チェーン店で本日販売開始、ちゃお特製たまごっち、本日３００個限定
８時前に着いたのに、かなりの列、開店までかなりの列のドラマあり
昼
横浜美術館で《カオスモス展》
実は別のものを観にいったのだけれど
これにはまってしまって、遊ぶ
http://www.chaosmos.jp
何故かショップで春のバーゲンやってる
美術小物20%オフ、びじゅつひんがオフにされるってなんだか、と思いつつ
ポストカードなど物色
娘は卵にむちゅう
帰宅して明日の準備
着物だそうか、とも迷ったけれど
スーツにアイロンかける
夕月
御茶ノ水の教会でイコンにかこまれる
夜
解体社アトリエ公演�◆�<私>的な人体』を観る
おそろしい,おそろしい空間だった
中嶋さんがすごくうつくしく、怖かった
カラダをあんなふうに見せるライティング、
目の中でぐるぐるとしたまま
ようやくに
眠る
| 2005年03月17日(木) | ポリフォニー |
この春の団
老舗の合唱団、ヴェテラン揃いです
銀髪、微笑、おちついた雰囲気
夜の園舎で練習がおこなわれているのだった
はなれても、
これからは
夜
ここにこれる
唄う
今のところ
楽譜を追うのでいっぱいになっているのですが
ミサ曲『キリエ』『レジナチェリ』、イタリア歌曲など
日本語の音(おん)ではないものを唄う
緻密に計算されたもののうつくしさ
奏でてゆくことの
あたらしい嬉しさです
「それでは三日前にあがった魚」と指揮のナカムラ先生
「今あがったばかりの、活きのいい魚、で」と
それがアマデウス・モーツアルト、と
目に浮かぶのは
どうしてだか
春の海からあがってくるやんちゃな海賊
| 2005年03月15日(火) | 側溝 |
最後のご奉公でござる
大掃除
ジャージに半袖
ハタキをかかげて
木の園舎の
一番たかいところの電球のそばで
ふいにしみじみ
せいたかチームのわたしとオイカワさん
は後半ドブへ回る
うすいナイロン手袋を
渡されて
側溝の蓋を持ち上げて
ふちのほうに固まった砂を落として
きれいにする
泥水をすくいながら
「なんか泥遊びしてるみたい」
ドブに沿って座り込んでお母さんたち
水がホースから次々流れて終了
「ああ、きもちいい」とハバサキさん
こんなに邪気のない声ってあるんだ、と
びっくりする
重い側溝の蓋をすこんすこんと嵌める
えい、やっ、えい、やっ、と
「ひろたさん、うまーい」「プロみたーい」と
褒められる
てれくさくなり
気の利いたことを言おうとしたが
やはりてれくさく
やめる
| 2005年03月14日(月) | 春の鳥 |
しあわせさがしのかたわれがくるので
あたらしいチューリップを買って待っている
仲良しのミチルちゃんとは
小学校が別れてしまう
わかれてしまう、って大人が言ってるだけだけど
ずっと、とか、もう、とか
なにさ
「さいしょ、ぎゅうぎゅうして友達になった」
| 2005年03月13日(日) | ラストサッカー、そしてぷらむ |
晴れた
「朝五時に起きて練習にゆく」と
はりきるひと
「うえの庭でそういちろうせんせいをまってる」と
(夜明けのサッカー、か)
親子サッカー、最終日
のんびりやのレイがよく続いたなあ、、、じぶんも
ちからをとめてとめてボールを蹴る、ちいさいひとたちと走り回るの
楽しかった
(男の子ひとり産んどくとこういうゲームがまだまだ続けられるのか、ううむ)
さよならゲームがすべて終了し
花束をたくさん抱えて男のひとが
てれくさそうにお話なさる
陽射し
じっと棒のように立って聞いているひとたち
みんな、このおにわでいっしょにぼーる、けったね、まけてくやしかったこと、
しゅーときめてうれしかったこと、いっぱいあったね、、、
おかあさんたち、ききじょうずになってください、これからいろんなことがあるかもしれない、けれども、、、そして、さくらもまだつぼみだけれど
つめたいひかりをたくさん浴びているから
午後からあわてて南大沢へ
あんまりいられなかったけれど
東先生やぷらむの人達の弾むような声を聞く
弥生月
ほんとうの春になる前に『ハルニレの木の下で』(脚本・東直子)が
あるのです
3/31西船橋こどもミュージカル
2:00/6:00船橋市民文化ホール
そして
ぷらむのはなさくひと、紺乃卓海さんの新歌集も楽しみ
ハルニレのあの丘にきてふりかえる犬はどんなにさびしいだろう
東直子
| 2005年03月12日(土) | はるいろファイル |
朝
ときには夕空に走り
ひかるひこうきなど
見あげています
春というからには
やはり辻のあたりが
あまい
さしかかると
すこしどきとする
花はとうぜん咲きそむのです
□
□
いろんな女体を型どった
棒つきミルクアイスひとつひとつに名札がついていた
トランクのなかのフルコース
膨大な食べ物の包み紙や空容器
種類別になってる、おさしみのおしょうゆ空容器の山とか、グラム単位で売っている???
の山と山との間をぬって歩く
ユイとふたりでよく遊んだ
《食と現代美術》1929ホール
キュートでおかしいものたち満載
倉庫を改造してあたらしくできたＮＹＫギャラリーでは
《Ｅvolution Ｃafe》面白い美術家具がいっぱい
娘がロボットテレビ電話や光るカウチではしゃいでる
あいだ
Ｒeading Ｒoomへ
古本図書室をまるごとつくっていて、室内にはいると一冊の本を選ぶのだ
本は袋に包まれていて、そとからは何の本なのかわからない
手にとったひとは包みをあけ
それを購入してもいいし、しない場合は本をみて紙片になにかを書いてはさむ、次にその本を手にとる人にむけて
わたしが会った本は
『サイエンステーブル』
薄い、かなり古い本だ
ぱらぱらとめくって金属記号表を熟読
鉛筆でメモに「ｅの文字のインクがかすれている」と書いた
もとの場所に戻す
そのほかにも
様々な手法、素材の手作り本、豆本が展示されていて
ひとりうっとりする
| 2005年03月11日(金) | <あたたかな指紋> |
父母会
修了式の唄を練習しただけなのに
日々是花粉、というだけでもなく
もうお母さんたちぽろぽろ涙をながしていて
みかわすなかのマスクの
なかの赤い目玉
本番でえりせんせの目が涙でおっこちないか心配である
<あたたかな指紋>
当日せんせに渡す記念文集作成もはや佳境
色画用紙のぐるぐるシモン模様の一本が
裏表紙では坂道に
ランドセル姿のちいさい女の子がのぼってゆく
あたたかな指紋の残る水飲み場 魚を抱いて会いにゆきたし 東直子
| 2005年03月09日(水) | ひきつぎ |
最後のチャボ当番、朝早く園へむかう
もうチャボや鴨たちのために 青物やパンをとっておくことも
ない 鳥騒動のときはたいへんだったなあ
小屋の掃除
毎日のきれいな水
レイがちいさな包丁で野菜を刻む
その手元を
かたわらで
さくら組さん次代の見習い達が三人
棒のように立ってじっと見ている
夜
某合唱団を見学
音がなだれるようだった
| 2005年03月08日(火) | すきばさみ |
今月オープン
京都のゆきさんの
美容院CHOKICHOKI
お店のポスター等鋭意作成中
梳きばさみの
ギザギザの方向が違う、とチェックはいる
介助犬同伴可のシールに手こずるも
ひとと犬が
いらっしゃいませ、と迎えられるところを
じんわりと想像している
| 2005年03月07日(月) | 日陰をえらんで |
生のクリーム溶け出さないように
すみやかに歩く
こんな陽射しだっけ
早春の
わたしの娘が生まれた日
ここのつ
| 2005年03月06日(日) | お天気雨をうけながら |
早朝
川辺の木々が雪の雫をこぼしていた
どこまでも歩いてゆきたくなる
赤煉瓦のふるい建物の周囲に
足場が組んであって
鉄筋も濡れていた
福岡文学館、とある
受付をのぞくと眠そうなお嬢さんが
「まだ開館していません」と言う ゆるりとした南のイントネーション
「雨漏りしてるんです」と言う、そのため修復中なのだ すこしだけ と室内の螺旋階段や資料室など覗き見する
奥まったところにあったちいさな喫茶で珈琲のみたかったな、いつか、いつかね
ホテルに戻ると子ども達は起きていて
「はやく、はやく」と
お義父さんとお義母さんを迎えにいって合流
昨日のお疲れもみせず子ども達とよく遊んでくださった
(博多にポケモンセンターあるんですね)
お義父さんは風呂敷包みにマイ焼酎を持ち歩かれるかた、
陽気でしぶい、とてもおつよいのです
みんなで噴水をみた
音にあわせて水が踊るさまを
なんとなく だまって見ていた
帰り道
中洲の繁華街を歩きながら
しきりに雨があかるい空から降ってくる
おおきな橋の欄干にしろい鳥がとまっている
「カモメ？」
「ここは海がちかいんだよ」
お義父さんは
「ポチーポチー」と言いながら鳥にお菓子の屑をまいていた
| 2005年03月05日(土) | はかたのゆき |
南へ
義弟の結婚式
小倉太鼓
ひさびさにぎやかな熱い
一族に囲まれる
はじめて会ったひとと
すぐ姉妹になる不思議
(これで三人姉妹の長女、をを)
夜
いとこ達とお国言葉で談笑するひろたさんをみて
「パパ、違うひとみたい」
とむすめたち、おどろく
| 2005年03月01日(火) | <えみめくり> |
はるさき<えみめくり>
更新されています。
写真は大谷さん
構成はヤマザキさん
謎の新進パフォーマーYさんが協力
今回も遊んでくれています。
紙のPスペースからどうぞ。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/psfin/
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蕾のはじまりのことを報せていただき
ありがとう。
調査隊ゆっくりと列をそろえてくりだします。
目のあかい隊員もいますね。
遠方へ
ニッキ
すこしばかりお休みします。
ではね。
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