わんぱくルンバの冒険日記

2002年12月31日(火) ママを起こすには/オムツはいつ?(10)

 昨晩、電車でノブ実家に帰省した。帰省前のドタバタと移動の疲れで、かなりぐっすり眠った朝。ルンバが先に目を覚まし、
「おって!(起きて)」
 と私の身体をユサユサ揺すりだした。

「うーん…」
 朝の弱い私がムニャムニャしていると、ルンバが私の枕元を物色。メガネを見つけて、
「あった!」
 と嬉しそうに叫んでいる。そして私にそれを「どーじょ」と差し出して来た。

 どうやらルンバ、毎朝私が起きる時にまずメガネをかける姿を見ていて、私を起こすにはメガネをかけさせればいいのだと思っているらしい。なるほどな、なんて感心しながら、さらにルンバの様子を見ていると、なかなかメガネをかけようとしない私に対し、今度は
「んーってやって」
 と言いながら、両手をチョキにしてメガネに見立て、それをかける仕種をして、メガネをかけろと催促しだした。その仕種の可愛いこと! あまりに可愛くて、もう一度見たいがために、「ん?」とワザととぼけてしまった私なのだった。

           * * * * *

 話は変わって夜。お風呂上がりに私が洗面所にいると、ルンバがトコトコやってきて、
「チー、いーい?」
 と聞いてきた。最近のルンバは「○○、いーい?」という言い回しを覚えて、何かしたい時などにこうして聞いてくるのだ。

 トイレに行きたいのかなと思い、ふとルンバの下半身を見ると、あれっ、何もはいてない。どうやら自分で脱いで来たらしい。おもらしされたら大変だと、あわててトイレに連れて行ったのだけれど、遊ぶばかりで出る気配なし。
「チー出ないの?」と聞くと
「なーい」。

 どうやら今回はダメそうだ、と便座から下ろしたら、便座がちょっぴり汚れている。んんっ?!こ、この汚れは…。
 驚いてルンバのお尻をよく見ると、ウ、ウンチがついてるじゃないか!どうやらルンバくん、「トイレに行きたい」と言いに来たのではなく、「ウンチが出たよ」と知らせにきたらしい。あわててお尻をキレイにしながら、不安がよぎる。ってことはルンバ、ウンチをしたオムツをどこかに脱ぎ捨てて、お尻にウンチをつけたまま歩いて来たってことだよね? ど、どこかにウンチをつけてきてたら、どうしようっ。

 するとそこに母がルンバの脱ぎ捨てたオムツとズボンを持ってやってきた。
「ルンバがウンチして、自分で脱いで置いていっちゃったんです」
 と言うと、
「あら、本当だ」。
 幸い、堅めのウンチだったので、どこも汚さずに済んだようだ。あー、ホッとした。

 ちゃんと知らせてくれるのは、とっても偉いけど、ちょっと困った気の利かせかたなのでした。



2002年12月29日(日) オムツはいつ外れるか?(9)

 ルンバがまたもや「チー」と言って股間をつかむので、おむつを脱がせてみると、濡れていない。これは本物だ!とトイレに連れて行くと、すぐに出た。すごいぞ! だいぶ感覚がわかってきたみたいだ。がんばれルンバ。



2002年12月27日(金) ルンバ語録

 保育園は今日でおしまい。最終日は特に体調も崩さず登園できて良かった。

最近覚えた言葉たち。
「おねご」:自分の名前。なのだが、実はこれ、母音すら一カ所も合っていないので、しばらく何のことを指して言っているのか、わからなかった。なんでこうなってしまったんだろう…。

「あにゃにゃんと」:プレゼント。ハンカチやタオルにいろんなものをくるんで、「あにゃにゃんと!」と言いながら差し出す。

「くつ」:くっくから正しく言えるように。

「びっきー」「びっきーまうしゅ」:ミッキーマウス
「プーしゃん」:くまのプーさん
最近キャラものにハマっている彼。ディ○ニー商品なんて、ほとんど何も買っていないというのに、いつの間にやら覚えていた。恐るべし、ディズ○ーパワー。



2002年12月26日(木) イヤイヤ再び/オムツはいつ?(8)

 夕食の時、なぜかルンバがご機嫌ななめ。いつもは夕食が待切れなくて、用意ができると即、食べ始めるのに、今日はエプロンしない!ごはんいらない!と怒りっぱなし。どんなに説得しても「ヤダー、ヤダー!」をくり返し、床に仰向けになってぐずり続ける。

 抱っこしてあげると落ち着き、そのままほんの少しだけ食べてくれたのだけれど…。甘えていたのだろうか。ルンバのイヤイヤは切れ間なく続くタイプではなく、忘れた頃に突然発症するもののようだ。

           * * * * *

 夜、自分でズボンとオムツを脱いでトイレに走って行ったが、今日は出なかった。残念。



2002年12月25日(水) オムツはいつ?(7)/そうじゃなくて

 朝、保育園の先生に休み中のトイレの様子を話すと、先生も大はりきり。「じゃあ、園でもがんばってみようか!」と言っていたのだけれど、なぜだか午前中はものすごく間隔が長く、なんと9時過ぎに登園してから12時過ぎのお昼寝の時間まで、1度もおしっこが出なかったそうだ。トイレには座ってみたものの、園では成功しなかったそう。残念。

           * * * * *

 園では今日、ホールで遊んだそう。すべり台の順番待ちで、あるお友だちがちょっとしたことが気に入らず、あおむけになってぐずりだした。すると先生、そばにいたルンバに「お手々つないで、こっちに連れて来てあげて?」と頼んでみたのだとか。

 ルンバは大きな目をいっそう大きく見開いて、先生の言うことをウンウンと聞き、「わかった!」という様子でお友だちの所にテケテケ歩いていったのだが、そばまで行くと、お友だちと並んでゴロンと床に寝転んでしまったのだそうだ。ルンバくん、先生が君にお願いしたのは、そういうことじゃないだろう。話を聞いて、つい吹き出してしまった母でした。



2002年12月24日(火) オムツはいつ外れるか?(6)

 昨晩、ルンバがなんだか熱かったので測ってみると、38度。特に風邪の症状はナシ。今朝の時点で平熱に戻っていたのだけれど、大事を取って保育園はお休みすることに。

 さて、週末から今日にかけて、ルンバはずいぶんトイレをがんばっている。トイレに行くと7割方はおしっこに成功し、時には事前に教えることも。ずいぶんとわかってきたみたいだ。親から積極的にトレーニングをしてはいないのだけど、子どもは自分の成長をきちんととらえて、それが行動に出てくるものなのだなあ。



2002年12月23日(月) 今度こそ2語文?

 私がトイレに入っていた時のこと。私の姿を探しはじめたルンバ、見当たらないので夫に向かい、「ママ、いないよ」。おお、これぞ初めての2語文か?!



2002年12月22日(日) 覚えてる?

 世間よりひと足先に、クリスマス。近所のケーキ屋さんで予約していたクリスマスケーキを足取りも軽く取りに行ってきた。
「ただいまー」
 ケーキの紙袋をぶら下げて帰宅した私を見て、ルンバは突然、
「あっぱっぴーゆーゆー!」
 と大騒ぎ。
「あっぱっぴーゆーゆー」とは「ハッピーバースデートューユー」のこと。誕生日ケーキがよっぽど嬉しかったのか、2歳の誕生日以来、ルンバはケーキのことをこう言うようになってしまったのである。

 それにしても。驚いたのは、ルンバが紙袋を見ただけで、それがケーキだと察してしまったことだ。確かにこのケーキ、お誕生日ケーキを買ったのと同じお店のもの。紙袋の柄まで覚えていたとは、おそるべし。食いしん坊の血は争えない。



2002年12月19日(木) オムツはいつ外れるか?(5)

 夜の出来事。ルンバが突然自分でズボンとおむつを脱ぎ出し、「チー!」と言う。半信半疑のままトイレに連れて行くと、いつものように遊び出したので、「なんだ、やっぱりハズレかあ…」と思っていたら、見事おしっこ成功! よしよし。



2002年12月15日(日) クリスマス会/ルンバ語録

 ご近所のお友だち家族が集まって、ハワイアンのお店でクリスマスパーティー。保育園に通い始めてから、なかなか皆に会えなかったので、久々に会えて嬉しかったなあ。4カ月以上会っていなかったから、子どもたちはずいぶんと成長していて、驚きの連続。

 サンタさんは2人いるし、大人のピンクウサギはいるし、子どもトナカイも2人いるし…と、クリスマス気分も十分。料理はロコモコだったのだけれど、これがまた美味しい。子どもにはスパムおにぎりを頼んだのだが、ルンバはおにぎりよりもロコモコのほうが気に入って、パパのお皿からハンバーグだの目玉焼きだのフライドポテトだのをちょこちょこもらって食べておりました。

 久々に皆に会ったルンバ、最初は調子が出ずに、おとなしく様子をうかがっていたのだけれど、1時間も経つとようやく慣れて、いつもの調子で遊び始めた。ベビーカーで寝ている3カ月の赤ちゃんが気になって仕方がないらしく、気がつくとのぞきこんでは、なでたり、話しかけたり。

 プレゼント交換なども行い、あっという間に2時間。お店を撤収して近くの公園で少し遊び、最後にちょっとお茶をして帰ってきたのだった。

           * * * * *

 さて、またまたルンバ語録。まずは「なんでそーなるの?」編。

「コチョコチョコチョット」
「チョコチョッチョ」
 ……。ともに「チョコレート」のこと。上のやつは明らかに字数が多すぎるんだが…。

「あんちんこ!」:「半分こ」と言っているつもりらしい。

 こちらは「まあ妥当だな」編。
「チージュ」:チーズ
「うき」:雪



2002年12月14日(土) こわいよー

 久しぶりの暖かな晴れ。ノブが一人で草サッカーに出かけて行ったので、久々にルンバと2人で公園に散歩に行った。昨晩炊いた中華風おこわのおにぎりを持って行き、公園でお昼。日なたにいれば、全然寒くない。幸せな昼下がりを過ごしていると、そこに忍び寄る黒い影。そう、カラスである。

 カラスはルンバがご飯粒を落とすのを、虎視眈々と狙っている。最初は遠巻きにしていたが、次第にジリジリと近づいてきた。するとルンバ、
「こわいよー」。
 以前はカラスを怖がることはなかったのだけれど。

 最近のルンバは、自分に近づいてくるものが怖いらしい。極端なところでは、お風呂に浮かべて見ているお風呂絵本がプカプカと自分のほうに漂ってきただけでビビってしまうのである。生き物のように見えて怖いのだろうか。カラスや鳩、そのほかの動物にしても、遠くにいるのを見たり、自分が追いかけるのは好きだけれど、向こうから近づいてくると怖いのだ。

 私としてもカラスに攻撃されるのは怖いので、牽制を加えつつ、さっさとルンバにおにぎりを食べさせて、食事をおしまいにした。

 さて、今日のメインイベントはシャボン玉である。家の中でルンバがシャボン玉の道具を見つけ、「やってやって〜」と催促されたので、公園に来たのだ。カバンから道具を取り出すと、それを見て
「やった、やった〜!!」
 とバンザイしながら飛び跳ねるルンバ。最近の彼は、おやつをもらえる時など、とっても嬉しい時にこのリアクションをする。親バカながら、可愛いのである。

 プーッとシャボン玉を飛ばすと、ルンバはキャーと大歓声を上げながら追いかけ回す。ひとしきり、そこらを走り回ると、今度は自分が吹いてみたいとやってきた。何度か挑戦させてあげると、そのうち少しずつ成功するように。自分が飛ばしたシャボン玉を見て、
「じょーじゅね〜(上手ね)」
 と拍手しながら自画自賛する彼。シャボン液がほとんどなくなるまで楽しんだのでした。



2002年12月13日(金) ゆずれない

 今日も2人乗り自動車で遊んでいたルンバ。助手席のRくんや、途中で代わったIくんと大騒ぎしながら乗っていたとか。途中で何人かのお友だちに「ルンバくん、かーわって」と言われたそうだが、今日は頑として「まめ!(だめ)」と譲らず。満足するまで乗っていたのだそう。うーん、やっぱりまだそういう気分の日もあるのね。

           * * * * *

 ちなみにルンバはダメを「まめ」と言う。本人はすごーく怒って言っている時でも、なにせ「まめ!」である。聞いてるこちらは、ついつい笑ってしまう。迫力なさすぎ。あまりに可愛いので、しばらくは「まめ」で通してほしいなどと思ってしまうイケナイ母なのでした。



2002年12月12日(木) サンタワールド

 今日は保育園の「サンタワールド」の日だった。別名「年末子ども会」。この日に向けて、上のクラスの子どもたちが飾りつけやゲームコーナー、出し物の準備を進めてくれていたらしい。そういえば、毎日保育園に行くたびに、クリスマスの飾りが増えていたっけ。昨日のおやつは5歳児クラスの子どもたちがスポンジケーキから手作りしたケーキで前夜祭だったらしい。スゴイなあ。

 さて本日のイベント。トナカイの引くそりに乗って園庭をひとまわりする「そりコーナー」、煙突に入って暖炉からお人形が寝ている部屋に出て、サンタさんの気分を味わう「きぶんはサンタコーナー」、こびとさんと一緒に輪投げゲームを楽しむ「こびとさんと遊ぼうコーナー」、かわいいゆきんこちゃんがクッキーと飲み物のサービスをしてくれるという「ゆきんこちゃんのティールームコーナー」と、内容は盛りだくさん。ルンバは見るものすべてにドキドキワクワクの様子で、きれいな飾りを見ては「わー、きれー」と拍手をするなど、全身で嬉しさを表現していたそうだ。

 サンタワールドで遊んだ後、ホールで影絵劇場があったのだそう。20分ほどもの少し長いお話だったらしいのだが、ルンバはこれも、ものすごく集中してよく見ていたそうだ。ただし、ビデオでも何でも、黙って見ることのできない彼。ウサギを見ては「ピョンピョンね〜」、サンタさんを見ては「おじーさん〜」などとずーーーっとしゃべり続け、周りの子に「ルンバくん、しーっ」と言われると、「しーっ、ないの!(しーって言わないの!)」と逆ギレしていたらしい(汗)。静かに見られるようになるのは、果たしていつのことだろう…。

 お昼ごはんはサンタワールド弁当。2歳児クラス以上の子どもたちはシートを敷いて、サンタワールドでピクニックを楽しんだそうだ。0歳、1歳は教室で通常通り食べたのだけれど、献立は同じ。サンタパンやチキンなどが入ったお弁当、ルンバはとってもよく食べたそう。

 お迎えに行くと、園の1階にズラーッとくつしたがぶら下げられていて、プレゼントが入っていた。でもこれは2歳児以上のもの。そして2階に行き、ロッカーを開けると、サンタさんからのプレゼントが。包みを見るなり、ルンバは開けてと催促。家に帰るとまっ先に開け、中に入っていたアヒル形の画用紙にクレヨンでお絵描きして、ご満悦だった。こーんなに楽しそうなサンタワールド、私もぜひこの目で見てみたかったなあ。



2002年12月11日(水) ドライブ/身体測定

 保育園に新しく、2人乗りの大きな車の乗用玩具がやってきた。なんでも、とある家庭から寄贈されたものらしい。かなり大きな車なので、これが置ける家というのは、どんなに大きな家なのだろうかと驚いてしまう。

 車好きのルンバがそんな魅惑的な玩具を放っておくわけがない。今日はKくんと一緒にずーっと乗っていたそうだ。時々Rくんが「かして!」と言ってくると、「いーよ!」と言って代わってあげていたのだそう。先生もビックリしたそうだが、聞いた私もビックリだ。そうやって皆と交代しながら、喧嘩もまったくなく、1時間ほども仲良く乗り回していたらしい。お友だちと遊ぶのが、ずいぶんと上手になってきたものだなあ。

           * * * * *

 身体測定がありました。身長:86.4cm/体重:12.9kg。
 先月13kg台に乗った体重は、先月下旬に風邪を引いて食欲のない時期があったせいか、再び12kg台へ。身長はジリジリと亀の歩みで伸びています。

           * * * * *

 そう言えば、イヤイヤをここのところ聞かないような…。最初の3日間くらいはすごかったのだけれど、なんだか落ち着いた様子。本格的なイヤイヤ期あるいは「魔の2歳児」、そのうち再び訪れるのだろうか。



2002年12月10日(火) 保育参観

 保育参観なるものがあり、午前中いっぱい、保育園へ。小学校の授業参観をイメージしていたので、てっきり教室の中で子どもたちの様子を見ているものだと思っていたら、さにあらず。親が園にいることが子どもにばれると、普段の姿を見ることができなくなってしまうからということで、子どもに気づかれないよう隠れてのぞくとのこと。

 教室の窓に2カ所、ところどころ星形などに小さくくり抜かれて黄色いセロハンを貼った黒い画用紙が貼られている。どうやらそれが、のぞき穴になっているらしい。

 まずは隣の教室に通された。そこはご飯を食べる時に使う部屋なので、食事の時間になるまでは空いているとのこと。最初の1時間はここで見ていてくださいと言われ、私を含め4人のパパママは肩を寄せあい、窓から教室をのぞくことに。ハタから見たら、さぞかしアヤシイ図だろう。

 さて、教室では、普段どおりの子どもたちの遊びが繰り広げられている。ルンバはとってもマイペース。まずは先生の膝に陣取り、絵本をめくる。すると、背中にリュックを背負った集団がやってきた。ピクニックごっこをしているらしい。そのなかの一人の男の子が
「ルンバくんも行こうよ〜」
 と何度も誘ってくれるのに、頑として行かず、ひたすら絵本をめくるルンバ。うーん、ホントにマイペース。

 そのうち、子どもたちが「かくれんぼ」を始めると、今度は一緒にまざって遊び出した。片方のグループが隠れると、もう片方のグループが「どこかな〜?」と探しに行く。見つけると、今度は鬼を交代。それを延々とくり返す。

 そうこうしているうちに、まもなく昼食という時間になった。1歳児クラスの昼食は、11時半ごろからなのだ。私たちが使っていた「のぞき部屋」を食事で使うというので、今度は外に出て、ベランダから教室をのぞくことになった。寒!こんなことになるのなら、カイロを持ってくるんだったと激しく後悔。

 気を取り直して再び教室をのぞくと、まずはお食事前のトイレタイム。一人ずつズボンとパンツやオムツを脱がし、トイレにまたがせて、またはかせる。自分でできる子もいるけれど、大半は先生の手助けが必要だ。ルンバにいたっては、自分で脱ぐことすら、しやしない。
 12人の子どもたちの世話を3人の先生がやっているのだから、このトイレタイムは大変な作業。いつもどうしているんだろうと思っていたのだが、実際見ると、やっぱり大変〜。

 終わった子から席についていくのだけれど、気がつくとルンバ、トイレに行った後にお尻丸出しのまま、トイレの入口横に一人座って遊んでいる。食事部屋ではすっかり支度を終えた子どもたちが席に着き、先生がお食事前のお楽しみ、紙芝居を始めようとしているではないか。わ、忘れられてる〜…。ドキドキしながら見守っていると、ようやく一人の先生が気づき、ルンバの身支度をして席まで連れて来てくれた。ほっ。

 紙芝居をちゃんと座っておとなしく見ている姿にまず感動。少し前までは少しの間もジッとしていられなかったルンバだから、こんな姿、想像もつかなかった。紙芝居が終わると、お待ちかねの給食だ。これまた先生、大忙し。用意のできたものから順次テーブルに運び、子どもたちは食事をする。

 ルンバはスープを飲み干した後にぶどうパンだけをバクバクと食べ、おかずには手をつけずにぐずりだした。どうやら、パンがもっと欲しいと言っているらしい。隣に座っている先生がよそ見をしている隙に、先生のパンを取ろうとした瞬間を、母は見逃さなかったぞ、コラ。

 しかし先生に説得されて気を取り直したルンバ、時間をかけながらも一生懸命おかずを食べて、ほとんど完食。主食好きのルンバは、おかずをなかなか食べようとしないのだ。この姿に、母は再び感動してしまった。

 食事が終わると今後はパジャマに着替えて、お昼寝タイムである。一人で着替えられる子もいるけれど、ルンバはここでも脱ぐところから先生にやってもらわないとできない。さらには、テンションがまだものすごく高く、玩具を出して来ては遊び回っている。こ、こんなんでホントに昼寝してくれるのだろうか…?

 昼寝タイムになると、隣の0歳児クラスから応援の先生が次々に来た。どうやら0歳児クラスの担任の先生たちは、クラスの子どもを先に寝かしつけ、それが終わると今度は1歳児の寝かしつけを手伝ってくれるようだ。

 そのうちルンバの着替えの順番になり、パジャマに着替えると、彼も気分が変わったらしい。お布団に横になり、先生にトントンされだした。その隙に、我々父兄は退散。寝かし付けている先生が背中でうまく子どもの視線をさえぎり、私たちは子どもたちに気づかれることなく教室を横切って、脱出に成功したのだった。お迎えの時に聞いた話では、その10分後にはルンバは就寝したという。

 それにしても、かなり興味深い半日だった。9月に入園する時、「1歳児クラスは(物の取り合いなどが)激しいですよ」と脅されたものだけれど、ほとんど喧嘩もなく、仲良く遊んでいて、感心。なによりルンバが楽しそうに保育園で過ごす姿を自分の目で確認できて、いっそう安心できたのだった。



2002年12月09日(月) 雪/オムツはいつ外れるか?(4)

 朝、起きると雪。どうりで昨日は冷えると思った。まだジンマシンが残っていたので、保育園はお休みすることに。

 窓の外を見て「うき(雪)」を覚えたルンバ、寒いというのに何度もベランダに出たり、窓を開けては外を見ておりました。

 そんなわけで家で過ごした1日、ルンバがまたもや「ウンチ!」と言っておむつとズボンを脱ぎたがったので脱がせると、トイレに一直線。補助便座にしばらく座った後で、チーが出た!おお、立て続けの成功!すごいぞルンバ。



2002年12月07日(土) ルンバ語録

 まずはジンマシン情報。まだ完治はしないものの、カユミは引いた模様。昨晩は熟睡できたようで、良かった。発疹はまだかなり多いので、この週末で完全にキレイになるかは、はなはだ疑問。

           * * * * *

 さて、おなじみルンバ語録。最近の新語。

「じんじん」:にんじん。たまに「じ」の部分の発音が「ち」になってしまい、母は恥ずかしい。
「おって」:起きて。
「ちょー、だい、なー!」:ちょうだいな。ものすごーく欲しい時にはこんな感じの言い方に。
「ばっちい」
「でんでんむし」
「おしまい」
「むし」
「うき」:雪
「しゃぶい」:寒い
「しょーしょー」:どうやら、「しまじろう」のことらしい。
「きいろ」:赤、青と一緒に覚えました。



2002年12月06日(金) オムツはいつ外れるか?(3)

 ジンマシンがまだ引かないので、今日も保育園をお休み。かゆみは少しマシになってきたみたいで、昼寝では熟睡できた様子。

 そんなわけで、家でのんびり過ごした1日。
 ある時おむつをはずしたら、ルンバが「ウンチ!」と言ってトイレに走って行った。ここ数カ月、おしっこすらトイレでしていないのに(家では)、まさかウンチをするのか?と半信半疑で補助便座に座らせてみたら、少し間を置いてから、チー。うわー、おしっこをトイレでできたの、何カ月ぶりだろう?! 感激してほめまくってしまった。

 亀の歩みのトイレトレーニング(いやトレーニングはしていないか)、ほんの少し前進。このタイトルで日記をつけるのも、実に2カ月ぶりなのでした。



2002年12月05日(木) ジンマシン

 さあ、今日も元気に保育園だ!とばかりに朝、ルンバのパジャマを脱がせたら、背中とお腹一面に赤いポツポツができていた。昨晩まではなかったのに…。なにか伝染性の病気だろうかと思いつつ、熱もなければ風邪などほかの症状もなく、食欲旺盛、いたって元気なので、なんだろうと、かかりつけ医に駆け込んだ。

 どうやら、ジンマシンのようだ。初めてのことである。
 これまで特に食べ物にアレルギーを示したこともないし、昨晩、今朝と、とりわけ初めて食べた物もなかった。風邪がきっかけでジンマシンが出ることも、小さい子にはよくあることらしいが、風邪の様子もまったくない。
「一体なにが原因なんでしょう?」
 と先生に聞いてみると、
「ほかの症状が特にないから、こういう時は原因がわからないことが多いんだよね」
 と言われる。

 とりあえず、ジンマシンの塗り薬と飲み薬をもらう。保育園はお休み。ジンマシンはほかの子に移るものではないし、発疹を除けば、ルンバは元気そのものなので、行っても別に大丈夫なのかもしれない。が、発疹のような目に見える症状があるとほかの親御さんも不審に思うし園側も嫌がるから、休んでおいたほうがいいよ、とお医者さんにアドバイスされた。そうか、そうだよね。
 このごろ、ちょこちょこと保育園をお休みしている。季節柄、仕方がないのかもしれないが。

 昼間はあまりかゆがっていなかったのだけれど、夜はかゆくてなかなか熟睡できず、ちょっと寝ては泣き…をくり返してかわいそうだった。早く良くなるといいなあ。



2002年12月04日(水) 怒られちゃった

 夜、ビデオを見ているルンバの横で、雑誌を読んでいた私。ルンバは画面に出てくるものを指さしながら、私にいろいろ話しかけていた。

 乗り物が出てくるシーンで、ルンバのテンションは上がる。
「あ!きーきーしゃ!ピーポー、ピーポー。きーきーしゃ!」
「うんうん、救急車だね」
「あ!でんしゃ!がたんがたん、がたんがたん…。でんしゃー!」
「ホントだ、電車だねえ」
「がたんがたん、がたんがたん…」
「うんうん、電車だねえ」

 そう相づちを打った瞬間、
「でんしゃ、ないよー!!」
 とルンバに怒られた。あれっと思って画面を見ると、そこに映っていたのはパワーショベル。あらら、電車じゃなかったか。ごめんごめん。

           * * * * *

 さて、12月に入り、いよいよクリスマスムードが高まってきた。保育園では今日、大きな白い布に絵の具やスタンプで手型をつけて遊んだそうだ。ルンバはスタンプ台から、かなり念入りに手に色をつけて、ペタペタしていたらしい。この布は近々、先生方によって大きな靴下に仕立てられるとのこと。

 保育園にはクリスマスツリーが飾られている。帰る前にツリーのところに寄り、「ピカン、ピカン」と言いながら、ひとしきり観察するのが、ここのところのルンバの日課だ。家には今年もツリーは飾らないかも知れないので(まだイタズラされる気がする…)、園で存分に楽しんでもらおう。

 家に、いつも誕生日のケーキを注文するケーキ屋さんからクリスマスのDMが届いた。美味しそうだなあと眺めていると、横から覗きこんできたルンバ、
「はっばーでーうーゆー」
 と、なんとなく節をつけて唱え出した。どうやら、「ハッピバースデートゥーユー」と歌っているつもりらしい。その後、DMをしまおうとすると「まめ(ダメ)!」と私から取り上げて、しばらくうっとりとケーキをながめ、「おいしょー(おいしそう)」「いちご!」などとつぶやいていたルンバなのでした。



2002年12月03日(火) にゃんにゃん!

 昨晩の出来事。
 熟睡ルンバの横で布団に入り、本を読んでいた私。するとルンバが突然、上方を指差しながら、
「にゃんにゃん!にゃんにゃん!」
 と叫びだした。

 驚いて顔を見ると、……寝ている。あまりに険しい顔で叫んでいたので、おそるおそるルンバの耳もとで
「にゃーん…」
 と猫の鳴きまねをしてみると、途端にルンバの表情がやわらぎ、にっこり笑いながら手を差し出してきて、チッチッチッと舌を鳴らし始めた。

「にゃーん」
 鳴きながら手のひらをペロリとなめてやると、ルンバは再びにっこり笑い、満足してまた深い眠りに戻って行った。
 猫の夢を見たのかな? 突然でびっくりしました。

           * * * * *

 ルンバイヤイヤ情報。
 保育園での給食前、オムツを替えようと先生に言われると、食事は食べたいけれどオムツ替えはイヤー!と自己主張。食事を見せられて気が変わり、近づいたところで先生がズボンとオムツを脱がせると、再びイヤー!お尻を出したまま逃げていったらしい。
 そのままの状態で先生がしばらく離れて様子を見ていると、自分からそばにやって来て、今度はすんなりオムツをはいたのだとか。

 ルンバのイヤイヤは、放っておくとおさまることが多いみたいだ。うちでも結構、そんな感じ。あと、いったん「じゃあいいよ」と引くと見せかけて、「こらこら〜!」と笑いながらつかまえたりすると、素直になったり。

 今日は結局、昼食もおやつもあまり食べなかったので(もっと言うなら昨日の夕食もほとんど食べなかった)、家ではイヤ!をすることなく、ものすごい勢いで食べていた。おかげでだかなんだか、家ではイヤイヤがほとんど出ず。その代わり、私にベッタリで、ずっと抱っこして過ごしていたのだった。



2002年12月02日(月) イヤは続く/ルンバ語録

 そしてイヤイヤ期は続く。
 今日は保育園でも、ことあるごとに「イヤ!」「イヤ!」。
 あまり泣かない子だったのに、ちょっとしたことですぐにご機嫌ななめになり、大泣きしていたらしい。

 家に帰っても、そんな感じ。ニコニコしながら遊んでいる時もあるのだけれど、一度イヤイヤスイッチが入ってしまうと、何もかもが気に入らない。しまいにはフギャーッ!と泣く。やれやれ、こりゃあ大変だ。

           * * * * *

 最近覚えた言葉たち。

「きーきーしゃ」:救急車。
「こわい!」
「きかむ」:なぜか、みかん…。
「みも」:これまたなぜか、クモのこと。
「おもい!」:お風呂の中で、表面張力ばりにお湯がいっぱい入った洗面器をグググッと持ち上げたと思ったら、ハッキリこう言ったので驚いた。そりゃ重いだろう。2歳児がそんなもん持ち上げるだけでビックリだ。



2002年12月01日(日) もてなし

 保育園で新たに上履きなどが必要になったので、買い物に出かけた。と言っても、こらえ性のないルンバが買い物にずっとつきあっていられるわけがない。靴選びだけさっさと済ませ、ルンバと夫はプレイルームに出かけて行った。私はその間、冬物やら何やらをせっせと買い込む。

 ようやく買い物を終わらせた約1時間後、夫とルンバのいるプレイルームへ。2人の姿を探すと、いたいた。小さなお家の中に、台所のセットがあるスペースがあるのだが、その中で遊んでいる。

 ちょっと様子を見ていたら、ルンバはコンロの所に立ち、フライパンにハムやらグリンピースやらパンやら、とにかくいろんなものを放りこんで揺らし、炒め物を作る真似に夢中になっていた。できあがると一つひとつ「どーじょ!」と夫にふるまう。フライパンが空になると、今度は材料を小さな包丁で「トントントントン…」と言いながら刻み続ける。その面持ちは、真剣そのものだ。

「こんにちは〜」
 と言いながら、お家の中に入ってみると、今度はルンバ、私にいろいろと料理をふるまってくれた。

 おままごとにはあまり興味がないのかなと思っていたけれど、家にないからやらないだけで、実はよく見ているんだなあと感心してしまった母なのだった。


 < 過去  INDEX  未来 >


よん [BBS] [MAIL] [HOMEPAGE] [2人目妊娠記&近況]

My追加