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≫2008年05月30日(金)≫

学校の図書館で借りてた、ヘアスプレイのDVDを見た。新しい方。うーーーん!普通!可も不可もなく。別に嫌いでもないけど特に好きでもなかったな。舞台も、きっと全く同じ感想だろうというのが安易に想像できる。なんだか、ミュージカル映画もマンネリ化してきたのかな。決して悪い意味ではないけど!むしろ結構喜ばしいことだけど!

その後家にいてもすることないし、学校行ってまた少しネットやって、昨日観たスモールチェンジのレビューをいくつか読んだ。評価高い!納得するけど。 その中でも、dense って言葉が一番しっくりきた。まさにそんな作品だった。そして他にも面白そうなプレイを探したんだけど、これっていうのはなかったな。6月末に始まる running the silk road っていうのは観に行こうと思う。ちょっと京劇っぽいと期待してるよ。あとは、世界初らしい参加系ミュージカルも面白そうと思った。最終的には観客がテキストメッセイジを通して何か投票するんだって。テクノロジーだよねー。

学校の後は街をふらふらしてて、立ち寄ったキャバレイでつい良い席を良い値段で出して貰っちゃったから、引くに引けず、観てきました。前から気になっていたんだよ、アリステア・マクゴワンがエムシーやるっていうからね。彼はリトルショップオブホラーズでデンティストやったのが最高に素敵で大好きだった。要注目!の役者さんの一人。

Cabaret

エムシーは本当に良かった!才能溢れてた。益々好きになっちゃった!だけど、如何せんストーリーがあまり好きと思えなかったし、ダンスも歌も衣装も特筆するものがないし、うーーん…!時期が悪かったのかな、ナオ自身がそういう気分じゃなかったのかも。ミュージカル!っていう気分じゃなかったのかな。多分。普通だったなー劇中は楽しかったけど!エムシーは一見の価値有りなのは本当!

しかし、舞台中毒だよな。この1ヶ月、休みなく舞台に関わっていたから更に酷くなってる。気がする。プレイの面白さに目覚めたのも理由の一つだよ。ロンドンではきっと映画と同じくらい頻繁にプレイが始まって終わってを繰り返してる。なるべく情報を集めて、これっていうのを選びながら面白い舞台に沢山出会えればいいな。




≫2008年05月29日(木)≫

朝一番で small change のデイチケットを買った後、学校行ってインターネット少しやって、お昼から劇場行って昨日の初日の後の衣装の整理整頓。洗濯。洗いたて乾きたての衣装って気持ち良くて、お疲れ様また頑張ってねという気持ちをめいっぱい込めて整えたよ。面白かったのが、シャツやタイツの脱ぎ方。男女別に洗濯籠に終演後洗濯が必要な衣装を入れて貰ってるんだけど、それが役者さんによって表裏だったりきちんとしてたりそれぞれ。女性の方が裏表になってる率が高いのにも驚いた。ナオのお気に入りの役者さんは衣装全部きちっと入れてあって(チェックしてる自分がいた…あーあ!)また一つ良いな!と思ったよ。あとは初日の途中で壊れた靴が二足。何故…両方ともすぐ直せる範囲で良かったよ。男女それぞれの楽屋に衣装の調整が必要な場合に書く紙があって、そこにいくつかいたずらにコメントしてあるのも面白かった。ワードローブの2人はノーティー!と怒ってたけど、ナオはちょっと良いな!と思っちゃった。アイミスマイマムとか、アイマイトビーゲイとか、アイマイトラブニックとか。チャイルディッシュだよね!

そんなこんなで、ショーの始まる前まで劇場にいて、そこから即行ナオは違う舞台を観に。

small change

うーーーん、ちょっと難しかった。コベントにある凄い小さい劇場で、役者は4人。真っ赤なフロアに、セットもイスが4つと、全く使われないプロップらしきものが後ろに置いてあるだけのミニマム。サウンドも一切なし。だけど劇中、役者は子供だったり大人だったり、若かったり年を取ってたり、場所も部屋だったり庭だったり、一緒にいたり別々にいたり、シーンがかなりちょくちょく変わるから台詞と演技でそれらを見極めてついていかなくちゃいけない。一瞬も気の抜けないものだった。英語が解っても、それを組み立てて考えるのがハードだったよー。途中で、かなり自分の方の舞台が恋しくなった。今頃あのシーンかな、とかふと考えて、何故だか涙がでそうになったよ。早く本番が観たい!(来週のチケットしか取らなかったからそれまで我慢!)でも、目当てだった、リミックスレントのゴージャスロジャーは本当にゴージャスだった。そんな役じゃないのに、スタイルと佇まいが素敵すぎるな。何度もぽーっとなっちゃった。あーあ、これで相手役もマークの人だったら、ナオはもっとこの舞台を楽しめただろうな。ぴったりなのに!話その物は、盛り上がったところで何の解決もしないままに終わって、少し消化不良な感じ。でもだからタイトルがスモールチェンジなのかな?あとは、この劇場に何故かうちのプロダクションの写真が一枚飾ってあって、密かに鼻高々だった!ここでやった作品なのかな?


これからも色んなプレイが観たいなー!大抵、プレイの方が、大型ミュージカルより、より一層役者の演技そのものや、キャラクターブレイクダウンに深みがあるから、最近はそういうのをじっくり観てみたい気分。豪華な歌やダンスや衣装やセットも最高だけどさ!しばらくはオフシアター中心に舞台観てみようと思います。前衛的すぎず、コマーシャル的すぎず、ティピカルでいてモダンな作品がいいな!おっとそれってうちの作品じゃん?自画自賛すぎ?

あ!そうだ!あと、最高に嬉しかったこと一つ。プログラムに名前のってたーーー!!ワードローブアシスタントだって!!嬉しすぎるー!!!ナオの人生初プログラム!!あーりーがーとーうー!!!




≫2008年05月28日(水)≫

オープニングナイトはどうだったかというと……なんと、ウィーワーノットゼア!ショーが始まる前に解散でした。これがワードローブの現実…!なんというか、こう、満足感にひたるとか、上手くいくかはらはらしながら見守る、とか、そういうのないのかな!ナオだけでも観ようかなとも考えたのだけど、チケットが無い上に言い出せる雰囲気でもなく、頭痛もしたので大人しく帰ったよ。幕の開く前に最後にナオがした仕事は、新品に見えちゃう靴を外の泥んこで汚す事。切なすぎる!でも一生懸命汚したよ。役者さんにも笑顔でありがとうを貰ったし!

それでも、朝から劇場に行って洗濯と、衣装の微調整をして、お昼のドレスリハはちゃんと観て、ある種の緊張感みたいなのは味わった。この時のリハではじめて最後のアクター全員でのお辞儀を観て、また感動してしまった。最高の瞬間だな!




≫2008年05月27日(火)≫

なんと奇跡的にオンラインなので!

もう興奮で大変!今日ドレスリハーサルがあって、マチネイとイブニング、両方とも本番と全く同じでのリハ。明日がオープニングデイです。テクニカルリハの時はこれちゃんと完成するのかな…と一抹の不安を感じたときもあったけど、今日の舞台、最高に素敵だった。感動で泣いた。それこそ最早何度も稽古は見て、流れや雰囲気や衣装やストーリーも役者さんもライティングもサウンドも音楽も何もかも知ってるのに、全てを通して観て、鳥肌が止まらなかったよ。なんという経験なんだ!!このショウに関わる全ての人にとびっきりのお礼が言いたい。素晴らしい時間を本当に有り難うございます!と、同時に、プレイスメント終了まで残すところあと数日という事実に、寂しくて仕方がない。ずっとここで働いていたいのに!ワードローブのお姉さん方とも随分仲良くなれたのに!今日なんて手作りケーキに手作りクッキー頂いちゃったよ。美味しすぎ!やることが可愛すぎ!もっともっと関わって居たいなあー!

とにかく、明日のオープニングの成功を祈って!明日は朝一番で衣装の洗濯諸々と直しが少し!最近は朝10時に劇場に着いて夜の10時に劇場を出る生活。仕合わせすぎて仕方ない!!


あと、来年の1月からスプリングアウェイクニング始まるって!!イエイ!しかし劇場がオンウエストエンドじゃないのが面白いな!ハマースミスの凄い小さい劇場だよ!

http://www.londontheatre.co.uk/londontheatre/news/my8/springawakening333138.htm

あとあと、今年の7月にロンドンで始まるウエストサイドストーリーUKツアーにウェブ君出るって!ナオは残念ながら彼らがロンドン上演中は日本にいるから観れないんだけど、10月にまたウィンブルドンに戻ってくるらしいから、その時観れればいいな!ウエストサイドストーリーは、クラシックすぎてどうも…と思っていたけど、ダンスシーン凄く素敵そう!ウェブ君があのいわゆるウエストサイドダンスをするなんて!ダイナミックでぴったり!!楽しみだな!

http://www.ballet.co.uk/dcforum/news/4093.html


今月中に観たいのはsmall change というストレートプレイ。プレイスメントの影響で、無性にストレートプレイが観たくて探してたら、これ、リミックスレントのゴージャスロジャーが出演中らしい。青年とその母親の話。これも、うちの劇場に負けず劣らずのかなり小さい劇場でやってるみたい。絶対行く!!



≫2008年05月23日(金)≫

朝、マリーさんがフランスに一時帰国するのを見送って、その足で劇場へご出勤。もうすっかりこれにも慣れたかな。今日は2度目のテクニカルリハーサル。まず午前中に昨日挙がった衣装の問題点を確認して、直す作業。フックアンドバーをつけ直したり、サイドシームを開けたり、エプロン変えたり、ブレイクダウンしたり、取れかかった飾りをつけ直したり、もしくはオーバーすぎた飾りをはずしたり、穴をふさいだり、そういうの。今後、今までとはまるっきり舞台の衣装を見る目が変わると思う。本当に、細かいところまで完璧に確認された上で、最終的に観客の前に出るんだよ。その背景でどんなに忙しく作業している人がいるか!靴の汚れ一つでも、理由があってつけられてる。衣装って奥が深い!

3時間くらいそういう作業をして、軽くお昼をとったら後はひたすらリハーサルの続き。今日は8時間みっちり。朝の10時に劇場に着いて、夜の10時に劇場を出る生活。正直、笑っちゃうくらい仕合わせ!本当、仕合わせすぎる。普通なら疲れ切るのに十分な活動量のはずなのに、場所が劇場で、内容が舞台のリハーサルだってだけで、ナオは家に帰ってもこんなに元気で仕合わせでニコニコしてる。本当にこれしかないなって思っちゃう。ナオは終電の関係で、他の人より20分くらい早く劇場を出るんだけど、それだって何て惜しいことをしてるんだ、って残念すぎる。明日土曜日もリハはあるのに、たいしてすることも無いから来なくて良いよって言われて(彼らにとってはこれは退屈な作業らしいから、時間を無駄にするな、と気を遣ってくれてるみたい)確かにナオにはナオの学校の課題とか、週末にすべきことが沢山あるから結局行けないけど、出来る事なら行きたいって心から思う。1つでも見逃すのが惜しすぎる!まあ、これが仕事となると、またかかってくる責任とかで違ってくるのかもしれないけど。

そんなで夜、帰り道、たまたま通ったところにとっくにクローズしてるレントリミックスのポスターを見つけて、何故だか今の自分に対して、嬉しいやら悲しいやら仕合わせやら寂しいやら、自分でも理解出来ない色んな感情が一気に湧いてきて、いっそ声を上げて泣きたいくらいだった。駅を出て家まで歩くのだって、テムズ川沿いでビッグベンが綺麗にライトアップされてる道だよ。丁度今ナオが携わってるショーも、ロンドンのリバーサイドの話で、セットに使われてるライトとか、そのまま川沿いのライトで。もう何が現実で何が非現実かがさっぱりわからなくなった。自然に、歩きながら舞台で使われてる音楽を口ずさんじゃうよ。これがまた素敵な旋律で!うん、最高!あと2週間、精一杯をつくす!というか、この間知ったけど、プレイスメント普通は今週までらしい。ナオさんエクストラ2週間です。ラッキー!

あとはちょこっと役者さんの感想も。
クリスチャン(ジェイムス)今となっては面白すぎる演技の人。ポッシュなジェントルマンなのにドラァグクイーンって…!
キャサリン(ベツィー)日に日に人柄まで役柄に近づいてる気がする。衣装の着こなしが好き。
タラ(マリー)歌が最高に上手い!今日ソロを聴いて泣く寸前だった。そして綺麗!
エドワード(ドブラク)面白い。テイク2くらいが凄くいつも面白い!
アレックス(ボブ)普段着と衣装で雰囲気が全く変わるから驚いた!
マシュー(サム)
アスリン(モリー)普段も素敵だけど、舞台上でもすっごく目立つ。雰囲気が素敵。
マリー(アンジェラ)
クリス(ヘンリー)ああ襟がどうなったのか気になる!つけるのかつけないのか!
ジョニー(ジョン)内股!ギター!ギターで内股!特筆すべき、いい人!
ニック(ベン)今後の楽しみの1つが彼。ズボンのポッケに手を入れるクセがあるみたいで、だけど彼の演じる時代はそうする人のいない時代だから、今度ポッケを縫い合わせちゃう強行突破するらしい。そうした後の彼の演技が楽しみ!ポッケがあると思って無かったら驚くよなー。笑わないように気をつけないと!
ピナー(リヴァ)大好き!彼女が出てるシーンで最高に和む!演技が凄い好きだー!
ベン(ジョセフ)役と普段と一番変わらないなーと思った。
リチャード(ジョージ)なんか正当派!って感じ?
ジミー(メグ)細いー綺麗ー可愛いー!女優って感じそのもの。
トリスタン(サイモン)醸し出す雰囲気がいい人そう。
サマラ(ヘレン)可愛い。
マイケル(モリー)この人が一番役者っぽいなーと思う。常に演技に入ってるイメイジ。
ニック(デイブ)彼も役と普段とで雰囲気変わるな!
ソフィー(リナ)
トム(トム)
ロブ(ロブ)一押し!顔が可愛すぎる!勤勉な姿勢に打たれた!
レベッカ、ジョアンナ、ベン、(バンド)歌って演奏して演技して。凄いな!




≫2008年05月22日(木)≫

今日はまず、朝一番でゾーン4にあるウィッグストアまで注文してあったウィッグを受け取りに行った。1人で。気分はすっかり初めてのおつかいだったよ。お金と地図を握りしめて…!今まで行ったことのない土地だったけど、丘とかあって緑が沢山でとても綺麗なところだったな。天気も良かったし!そこでのんびりウィッグを待ちながら、すっかりイギリスタイムが身に付いたなとしみじみ感じたりもした。絶対に日本より1秒が長い。まあ、それについてはまた後々書くとして、何だかんだで40分くらいそこでお世話になって、地元っぽいカフェでブランチ買って、電車で気持ち良く美味しく出来たてベーコンエッグサンドを食べながら劇場へ戻った。

劇場へ戻って、そわそわする雰囲気の中ワードローブへ。今日はテクニカルリハーサル1日目。関係者が全員そろってステージでのリハ。セットも、衣装も、役者も、ライトも、サウンドも、全部全部そろってのリハ。みんなこれは退屈な作業!って口を揃えていってるけど、ナオはこれほど面白いことって無いって、喜びを噛みしめてたよ。だって、その場で、この目で、ショーが創造されるのを見れるんだよ。やっぱりスタジオで見るランスルーとは全然違う。かなり細かいところでもダイレクターがそれぞれ中断して考えるから、ショーの進みはかなり遅いけど(7時間で40ページとか(全体の半分以下!))それぞれのデパートメントの人たちがそれぞれの仕事をこなすのを見るのは大変面白かったし勉強や刺激になった。

それに何より、役者さん見てるのが可笑しくて!男らしい役柄の役者さんが、シーンとシーンの合間とかに、その役柄が絶対にしないような演技で、例えばドラァグクイーンっぽく演じてみるのとか、本人的にはこっそりやってるのかもしれないけど、客席からはクリアに見えて、笑いが止まらなかったよー!しかもかなり上手いし!しかもその役者さん、まさかそういうことをしそうにない人だったし!一気に目が離せない役になっちゃった。他にもスモークで遊んでみたり、台詞変えてみたり、スモークで遊んでみたり、太鼓叩いてみたり、激しく太鼓叩いてみたり、くしゃみでブレスユー言っちゃったり、それでつい台本とは逆に仲良くなっちゃっうところまでやったり、絶対に本番では見れないようなことを沢山見れて、面白かった!7時間あっという間だった。つくづく、ナオは舞台が大好きなんだなーと客観的に思うよ。いくら見てても飽きない。飽きるわけがない。仕合わせすぎ!


ワードローブとしては、衣装が舞台上でどう見えるかをチェックするのが仕事。ペチコートが長すぎとか、衣装がシーンに合わないとか、ブレイクダウンした具合とか、気づいたことをメモして、明日午前中にそれを全部直して、午後からは2度目のテクニカルリハーサル。ああ楽しみ!

メイクアップの人曰く、テクニカルリハーサルはダイレクターによって随分雰囲気が変わるんだって。今回のダイレクターは、かなりオーガナイズされたままリハを進行するから、どんなに進みが遅くても誰もが理解して動けていて、凄いなっと思った。演技指導の人と、デザイナーと、ダイレクターと、ステージマネージャー。まず彼らのビジョンがはっきりしてるから、他の人たちも動きやすいんだなってよく解ったよ。




≫2008年05月18日(日)≫

ああーー楽しかった!!仕合わせだったーー!最高!美味しかった!!もう沢山沢山、何度お礼を言っても足りないほどです。もう8年かあ。早いな。こんなことってあるんだね、仕合わせすぎる。心から、有り難うございます!!巡り合わせって凄いな。いっぱい面白いお話きけて、話聞いて貰って、キャパシティ超えそう!今は、チキチキバンバンのTシャツ着ながらベッドの中で首にしっぽを巻いて音楽きいてます。この状況が、自分で信じられない!


今奇跡的に電波が届いたので日記書いちゃう!ナオはどう考えても日記中毒だな。

昨日はノッティンヒルでむむむの誕生日祝い!恒例の!カップケーキが無くて残念すぎたけど、バースデイブラウニーで代用!むむむハッピーバースデイ!!そしたら偶然凄い久しぶりにそこでめぐたんとゆかりんにも遭遇して、みんなでだらだら近況報告とかを兼ねてお茶したよ。楽しかったー!ミクシー下がり気味発言面白すぎた。で。夕方むむむったんところにお邪魔して(なんとナショナルレイル使用。学生オイスター最高!)またもや恐縮ながら最高のミールをご馳走になってしまった。イエローペッパーソースとか、美味しすぎる。遅くまで楽しい一時過ごしちゃったよ!むたんの誕生日祝いだったのに、すっかりこちらが楽しませて貰っちゃった。かたじけないさ。でもありがとうーー!むたんほど、共通の話題がある人はいないよ。色々な面で!



≫2008年05月16日(金)≫

今感じていることは、ナオはどんなに大変でどんなに大変でも、舞台が好きで好きで好きで、涙が出ちゃうほど好きなんだってこと。今日は一日デザイナーについて、まず朝は10時からランスルーを見た。今回3度目のランスルー、音楽も演技もついて、今までとは全然違った。ナオだけ一人、本当にただの見学っぽくて、なんとなく居たたまれなかったけど、必死で昨日一昨日のフィッティングで知ったこと(キャラクターの衣装が動きが付いた時にどう見えるか等)を考えてたよ。まあ結局はうわーー!!とほぼただの見学そのものだったんだけどもさ。デザイナーにその時言われたことは、例えばこのランスルーで衣装係として見るべきは、ポケットや靴下、下着などの必要性について。プロップをポケットに入れる必要のある役は、どのくらいの大きさのポッケがどこに必要か、高いところに上る必要のある役の靴のこととか、舞台上で着替える必要のある役なら下着も考える。そういう、デザインの段階ではわからない事を見る。うん、勉強してる!リハが始まる前に役者さんにコルセットの着付けを頼まれた。きっと少し前のナオならうわうわうわまずいどうしよう!と自信もなく焦ったかもしれないのに、ここでの2週間の経験と、確実に身に付いている学校での勉強のおかげで、落ち着いて、やるべき事が出来た。些細なことかもしれないけど、その場に一人いた衣装係として、頼まれたことも嬉しかったし、きちんと出来たことも嬉しかった!

舞台の、演出の加わったリハを見るのは、日本で友達の舞台を手伝った時と、これで二度目で、日本のときは自分も舞台の転換の仕事があったからそっちに集中していて全体を捉える余裕はなかったけど、今回は全体が見えるデザイナーの横にちゃっかり座らしてもらって、ナオにかかる責任の少なさも自覚してるし、ちょっとかなり素の自分で見学しちゃった。そこで、気持ちの80パは歓喜なんだけど、残りの20パでどこか、ああ見たくなかったかもな、と思った。理由はまあ察して。自分でも上手く言葉に出来ないんだけど。この辺が、人がナオに舞台の仕事はナオが舞台好きすぎてどうなの、と言う理由なのかも。これからどんどん、今までのような素直で純粋でちょっとミーハーな目では舞台観れなくなるのかな。でも、それを犠牲にしてもやりたいって思う。これしかないな、とも思う。それがどんなに大変でも!

午後は一度劇場に戻って細かいことをワードローブで確認したあと(正直、リハ見が色んな意味でレベル高すぎて、劇場に戻って針と糸を手にした時に心からほっとしてしまった)またデザイナーについて、今度はナショナルシアターのハイヤープレイスへ、足りなかった衣装を選びに行った。デザイナーとナオと2人で行ったから、緊張もしたし、責任も大きく感じたよ。このデザイナーさんは、ちょっと雰囲気どこか怖いところがあって、だけど凄く素敵な人だと言うことも充分わかってるし、凄く尊敬もしてるし、2人で、話せる機会があってとても嬉しかった。こういう時に酷く自分の語学力にがっかりを感じちゃう。ネイティブだったら、と考えちゃう。けど、もし、とかは意味ないなっていうのもわかってるから、やっぱりナオはナオの出来る最大限をするしかないんだよね。正直に、舞台が好きなんですっていう話をした。お勧めのオフシアターとかいくつか教えて貰って、今度行ってみようと思うよ。ブッシュシアターとソーホーシアター。それに、ワードローブとデザイナーでは、衣装に対して舞台そのものに対しての見解も違くて、両方から話を聞けるのは本当に最高。有り難い!

衣装選びは、うちのプロダクションの衣装や、ブリストーの衣装で散々して、沢山のことを教えて貰った後だったから、出来るって自信を持って、頑張った。例えばデザイナーに、ニックの使う、青い、19世紀のズボン持ってきて、と言われたら、まず19世紀のズボンセクションに行って、青いズボンを見つける。そして表示があればそのサイズを見て、表示がなければサイズを計って、もし丁度良いサイズならそれで良いし、もし大きかったり小さかったりすれば、調節が可能かを考える。そしていくつかのオプションを持って、最終的にデザイナーに見て貰う。だから、ナオに必要なのは、各時代の服の形や特徴の知識と、キャラクターの把握、役者のメジャメントと、衣装を計る技術。難しいのは、例えば靴でも、色々種類があって、どの靴が必要なのか、その名前と形を覚えてないといけない。帽子でも一緒。服なら、時代背景と、生地の名前や特徴も知ってないといけない。まだまだまだまだ勉強することが沢山ある。(あ、来週の火曜日は靴と帽子の種類リサーチを図書館でしよう。)

次々に出される指示に、責任と、広いフロアを行ったり来たりの疲れもあって、途中で何度かくじけそうになったけど、まだ大丈夫。結果的にはきちんと働けたと思うし、一度で完璧は無理でも、確実に成長してる。大丈夫。これらの衣装を、ナオが選んでナオがサイズを直す衣装を、役者さんが着て舞台に立つんだ、と思うだけで全て報われる。実際そこまで自分本位ではもちろんないけれど!それに、誰よりも早く、デザイナーのビジョンを実際の衣装で見れる特権。あああの役はこうなるのか!っていう面白さ。ああこの衣装あの役者さんが着たらどうなるかな!っていう面白さ。プラス、もしジョー君なら…っていう妄想おまけつきで。

衣装選びが終わって、その場解散だったから直帰できて、インターネットも使えないし、取り敢えず夕飯を食べて、食べて食べて、歌を歌った。ひたすら。ああたまってるな!っていう自覚をしながら声が疲れるまで歌って、後はスワンレイクをひたすら聴いた。途中でちょっとゴルドベルグも聴いた。選択肢の少なさもあるけど、こういう時にも聴くのは舞台音楽っていうのが自分で嬉しかった。一日中舞台のことを考えてる。実は今、午前4時で、というのも、音楽を聴いてたら眠気を我慢できなくなって、8時頃に寝てしまったから、変な時間に目が覚めてしまって、こうやって日記を書いてる。最後に書きたかったのは、その時見た夢でも、ナオは大量の衣装を目の前に、うわああああ凄い!素敵だーー!と感動していたこと。こんなに大変で疲れた一日の後の、無意識の夢の中で、素直に心から衣装が好きだって思った。だから、全然大丈夫!なんだ!嬉しい!!



≫2008年05月14日(水)≫

インターネットとしばしお別れなので、日記もメモ帳に。
昨日今日とフィッティングだった!思っていたよりかなりオーガナイズされた、予定通りに進む極めてきちんとしたフィッティングだった。昨日はモダンデイズなキャラクターで、今日は18,19世紀のキャラクターだったから、どちらかと言えば、今日のフィッティングが見応えあったね。学んだことは、何より自分の神経敏感にして、考えてすぐに動くこと、だ。最初はかなり戸惑ったけど、やっぱり役立たずでいるよりも少しでも役に立ちたいと思ってナオなりに頑張った。

あとは、ナオは断じてミーハーではないけど、役者さんやっぱり格好いいって思った。素直に正直に言うと。何が普通の人と違うのかなーって結構客観的に考えて、思い当たったのが、姿勢。佇まいが違うんだよね。自然にバランスとれてる感じ。一人、目元がジョー君そっくりの人がいて、さすがにやばかった。かなりナオの妄想タイムだった。ジョー君もこうやってフィッティングとかもちろんしてるだろうなーと思うとね。役者さんにも色々いて、ワードローブレディーやデザイナーからとっても好かれてる人と、嫌だー!って言われてる人が今回良くわかった。そういうのも見てて面白かった!あーワードローブ、大変だけど本当に最高の仕事だよ。衣装最高!ジョー君は確実に、絶対にスタッフからも好かれるタイプだろうなー!!アイノウ!



≫2008年05月13日(火)≫




テキスタイルのクラスで作ってるサンプルっつーか趣味っつーか!左に置いてあるがわら半紙にペイントしたもので、右がそれを布にプリントしたもの。裸の男が好きなの?ってきかれた。……えーーー言い訳できないし!芸術なのにな。上の2つはミケの彫刻、ダビデと瀕死の奴隷で、左下はダンシンジョー君、右下はギリシア彫刻、踊るサテュロスなんだけどな!こいつらはサンプルなんで、これからもっとオリジナルテキスタイルに発展させるつもりです。しかし楽しかったなーー!!

むむむったん誕生日おめでとう!!!



≫2008年05月12日(月)≫

ドローイングが大好きであり、何よりも自信がある。それにもっともっと上手くなりたい。絶対にいつか見つけたら、その時はミケの奴隷像のミニチュア買うんだ!!!

10.30--5.00 特にこれといってすることはなかった;-)
今年初スタバのフラペチーノ!日本の夏、モラージュのスタバを思い出したよ!ご馳走になりました:9
ちなみにスタバのホットチョコで思い出すのは絶対にトッテンナムのスタバだと思うううう墓穴。寂しくなっちゃった!



≫2008年05月11日(日)≫

おっとまだライン繋がってるや!母の日!お母さんいつも有り難うね。母の日とお誕生日を夏に日本で祝おう!父の日も!!父の誕生日も!感謝の気持ちは常に。


来月引っ越しすることにしたよ。また同フラット内引っ越し。前の大きい部屋に戻ります。今度はダブルベッドとテレビ付き!イエイ!というのも、大好きなフラットメイトのケイトが来月引っ越しすることになったから。それはなんと寂しい!寂しい!また新しい人探すのかー楽しみだけど良い人見つかるといいな。昨日はマリアナさんが家に来て、久しぶりに会ったけど、相変わらず素敵だった。引っ越しても繋がってるのが良いな!滅多には会えないけどたまには会えるっていうの、良いな!引っ越してさよなら終わり、じゃあ寂しすぎるじゃんね。

つうか、ロンドン夏到来!!!暑い!!!!


夕飯はむむむと地元の食堂みたいなトムさんのカフェでピュアエッグバーガー頂きました。バーガーって、ハンバーガーとは違ってパンがないみたい。ハンがパンっていう意味なの?日本で言うハンバーグ?あれ?ハンついてるし!謎。でも美味しかった上に、あの地元っぽさが最高に心地よかったよ。文化が混じり合って変に懐かしい感じ。良い店見つけたよね!その後うちでルーキーズ見て(またか!)ワカナとシンジョーが良いよね!ってまとまった。そうそう、こういう会話をしたかったんです。ありがとーー!今後の楽しい予定もたてたし、ロンドンの夏を満喫しよう!

夜はマリーさんと髪型いじりで大変盛り上がった。最初はマニキュア塗って貰ってて、その延長で。20秒くらいでさささっと素敵なヘアスタイルにしちゃうマジックを見たよー驚く。口紅つけて、写真撮影したから今度紹介するね。クレイジーそのものだから。



≫2008年05月10日(土)≫

多分今夜からインターネット接続ができなくなるので、しばしイトマゴイ。その内また!!



≫2008年05月09日(金)≫

アッという間のウィークデイだな!3月くらいから、周りの優しい人々がフィードしてくれるのと、イースターホリデイとプレイスメントで毎日の登下校ウォーキングがなくなった御陰で、4キロ肥えた…やばいやばいやばいと思いつつ、誘われるがままです。今夜はワードローブの方々とフライデイナイトイエー!ということで素敵なリバーサイドでピザ。美味しかったし楽しかった。ロンドン最高に美しい街だよ。肥える一方。


火曜日は学校でテキスタイルプリントのクラス。版画みたいな方法でプリントするのも良いけど、ナオは特殊なカラーインクで紙にペイントしたのを布にプリントする方法が気に入った!黙々とミケのダビデを描いて、最高な布プリントサンプルを数枚作ったよ。先生も優しいし楽しいし、生徒もみんなニコニコした子ばっかりで、雰囲気が最高に良い!来週も楽しみだな!と毎回思っちゃう。ミケランジェロ・パロディーをテーマにしてしまおうかなと考え中。

水曜日はブリストーというロンドンから電車で約2時間のところまで衣装ハイヤーしにいって、正直ビビビビビビリーまくり。見渡す限り、どこまで行っても衣装衣装衣装服服服靴靴靴靴エンドレス。それが2フロアあって、丸1日そこに居たけど1フロアすら見切れなかった。ありとあらゆるものがそこにはあったよ。舞台はイギリスの文化そのものなんだな、と改めてがつんと再認識したよ。そんな衣装の大海原から、ぴったりのデザインとサイズの衣装を探すのは、とっても大変だったけど、楽しかったー!なんと途中でお茶とケーキのサービス付き。至れり尽くせり。デザイナーに必要な資質と、ワードローブで必要な資質の両方を学んだ。何もかもある上に、ここで衣装をハイヤーする方が、ロンドンの他の衣装カンパニーからするより安いんだって。ナルホドー!

ブリストーへ向かう途中で通った、バーススパの美しさにも吃驚。天気もとても良かったし、夢のような景色だった。しかもそこに素敵な衣装ミュージアムもあるらしくて、うちのデザイナーさん一押しだって。絶対行こうと思う。あとあと、パディントンのお花屋さんで知り合いが働いてた!ちゃんと挨拶できたよー相変わらず素敵だった!

木曜日は朝からプロダクションミーティング。(このミーティング、毎回ブラウニーなどのおやつ付き。勧められて、断れるわけがない)各デパートメントの進み具合をダイレクターが確認。こういうの見ても、イギリスの舞台の土壌が良くわかる。本当に、それぞれが明確。綺麗に区別されていて、プロフェッショナル。今回のような、小規模なオフプロダクションですら、だよ。さすがとしか言いようがない。午後にヘアーとメイクアップアーティストに挨拶して、後はフィッティングまで特にすることがないので色々話を聞いてたよ。

今更だけど、ワードローブで働く2人が素敵すぎて、大好き!舞台に関わる人で、悪い人はいないと信じ切ってるナオだけど、それにしても、いないよ本当に!目一杯色々教えようとしてくれる。目一杯与えてくれる。学生に対して、教える、っていう姿勢がイギリスはまじでやばいくらい完璧だと思う。これってちょっとクセになっちゃいそうで、いけない、と肝に銘じるよ。優しさに甘えちゃ駄目だなと。精一杯出来る限りをしたい。半月後にオープンするショーを観て、心から満足して感動したい。そしてそんな喜びの中で終演後の汚れた衣装のケアをできたら最高だな。つーか最高だな!!

1日の終わりに、最近はもう9時頃までは明るい空の下で、飛行機を見つけていつもはジンクスで10回お願いごとをするんだけど、あまりにも満たされすぎて、願うことなんて1つもない今日この頃。それで、ああジョー君は何してるのかなーって考える。幸福な事に、家族や大切な友達とは常にキープインタッチでいられるので、ふとした時に考えるのはいつもジョー君の事。ジョー君がナオのこの人生の切っ掛けの一つであることは間違いなくて、そういう人に出会えたことにも感動するよ。あとクラインも。プレイスメントが終わって自信がついたら、この2人には必ず連絡しようと思う。心の限りのお礼を言いたいんだ。そして切実に、また会いたい!!



≫2008年05月05日(月)≫

6月にうちにピアノが来ることになった?え?なったのかな?今日マリーさんとお友達のコリンさん(パリのオペラでヘアと特殊メイクしてるんだって…うわ!彼女もすっごく素敵で優しい良い人!)と一緒にカムデンに行って、楽しい午後を過ごしたんだけど、そこで、ピアノ屋さんのおじさんに会って、会話の流れで最初は彼の演奏を聴くことになって、それも凄く素敵だったのだけど(ベートーベンの月光!)、そしたらそのピアノを、もし欲しいなら£250で譲ってくれると言い出して(なんとメイドインハロッズ)マリーさんが即行で買っちゃった…。ピアノがいくら中古とはいえ£250とか、信じられない。しかもデリバリーもチューニングも込みで。おじさんが手塩にかけて修理保管してるピアノだよ。しかも楽譜もお店に掛かってたポスターもあげるよって。気前よすぎ。おじさんが弾いてくれたピアノだから、それがどんなに綺麗な音かも知ってるし、鍵盤の心地も知ってるし、マリーさんはピアノ習う気満々で、なんだか良く分からないけど、すっげーーー!と思った。そして例によって例の如く、カムデン中の人と仲良くなったよ彼女。凄い才能だなあ!そんな人と、一緒に住んで、ナオもマリーさんが大好きだし、マリーさんもナオを可愛がってくれるなんて、まるで奇跡。

色々他にもあったけど、余りにもピアノの一件が衝撃的すぎて。飛んだ。もし6月に本当にピアノがうちに来たら、是非弾きに来てね、むったん!むたんのピアノが聴きたいよー!怪獣!楽譜もいくつか揃ったよ!

夕飯はネイバーを巻き込んでクレープでした。人種入り乱れ。夏のバーベキューもまじで実現しそうさ。アーデンハウス革命だと思う。フランス人まじ凄い。最強。カムデン帰りのバスの二階で乗客みんなで歌とか、楽しすぎるし!



≫2008年05月04日(日)≫

リバプールStにある、18世紀まんまを保管し展示しているハウスに見学に行って、貴重な体験しました。室内は私語厳禁で、静かに、雰囲気や匂いや、当時の空気を体験。だから明かりも陽の光と蝋燭だけで、展示品のディテイル等は暗くて良く見えない。でもだからこそ、伝わる。どんな文章を読むより、写真で見るより、その時代を理解することが出来る。面白かった!ゲストルーム、サロン、キッチン、寝室、主の部屋と召使いの部屋、それぞれがそれぞれ、匂いも明かるさも違って、知識がなくてもその部屋がどういう人に使われていたかが想像できた。なるほどーって思ったよ。

夕方からはむむむとアイス片手にまずはセブン鑑賞。前に見たことあるはずなのに、全然覚えてなくて、怖かったけどデザインの視点で見れば、その凝り方とかは凄いなーと思った。あそこまで作り込むのって大変だけど楽しいだろうな。エニウェイ、結局その後は一緒にルーキーズドラマ見たよ!イエイ!最高だな、と改めて思ったよーもう高校球児大好きだ!このドラマ、本当良くできてると思う。原作に忠実に、だけどドラマとしての個性もあって、そのバランスがナオは丁度良い、絶妙だと思う。すっげえ!むむむも気に入ったみたいだし!続きが楽しみ!やっぱりミコとセッキーとアーニャとワカナと先生が良いな!ハリーも良かった!あーあータナゴコロのシーン楽しみすぎる!馬子にも衣装!教頭先生も楽しみ!

漫画ではさ、アニヤはあんまり好きではなかったんだけど、それは、彼が全然高校生っぽくないからだったんだな、と解った。見た目もそうだし、あの子が一番達観してるから。だけどドラマでは、オビアスに川藤先生と比べてもまだ子供で、ちゃんと高校生っぽくて、そこが凄く凄くアーニャのキャラクタリスティックを理解する助けになった。もちろん演じてる役者さんの上手さもあるんだけど。アーニャを筆頭に、配役が本当に絶妙!先生がちゃんと大人で、生徒はちゃんと生徒、だから安心して見てられる。うーん、凄い!丁寧に作ってくれて、制作者の方々に感謝だ!ルーキーズ大好きなんだ!



≫2008年05月03日(土)≫

良い日だったー!天気も良くて!昼過ぎに久しぶりに歩いて学校行って、図書館で本を返して、あまりの気持ちよさにふらふらしてたらむむむったんがコロッケ作ったからお裾分けして下さるっていうんで、お宅へお邪魔して、またしても晩ご飯まで頂いて、何て言うの、逆通い妻?毎週ありがとうございます<(_ _)>コロッケ美味しかったヨーーー!かなり久しぶりに食べた。優しさが心に沁みたよ。むったん有り難う!!そんなんで、かなり良い気分で夜に家に帰ったら、うちの玄関の外で、なんかやってる……?マリーさん実現しやがった!!!彼女のお友達と、お隣のおばあちゃんと3人でイス出してテーブル出してディナーしてた…。ナオ、唖然!かなり熱い歓迎を受け、強制参加。本日2度目のディナー!結局11時近くまでわいわいやってしまったよ。歌ったり踊ったりしてました。楽しかった!フランス人に対するイメイジが、どんどんどんどん変わる今日この頃です。なんて楽しい人種なんだ…!食についてる素敵な休日だった!

明日はプレイスメントの方でナントカハウスに見学に行った後むむむとホラーフィルム鑑賞会ウィズアイスクリーム☆ちゃっかりルーキーズドラマも一緒に見せようという魂胆。みえみえですね。



≫2008年05月02日(金)≫

10.30〜11.30 舞台セットスタジオの見学と衣装選び
12.00〜2.00 揃った衣装の整理
2.30〜5.00  台本読み2

朝から気持ちの良い天気で、うきうきしながらロンドンブリッジのセットスタジオに行ってご挨拶と少し見学。(といってもまだ木の山しかなかったけど!)同じ場所に衣装コレクション(ジーンズなどのモダンメンズ、ユニフォーム、レディースの各時代のドレス、19世紀くらいの衣装、などなど)もあるので、そこで歴史コスチュームなどを選んで、山のような荷物を抱えてキャブで劇場までお戻り。途中でバッキンガムパレスの前を通ると言うので、3年近くロンドンに住んで、初バッキンガムでした!!うっわー!丁度衛兵交代の時間だったらしく、凄い人だかり。興奮したー!あとたった3日ぶりなのに、ビッグベンがすっげー!懐かしい!って感じだったのが面白かったよ。

劇場に戻ってからは、選んだ衣装や靴をそれぞれの役ごとに振り分けて作ったタグをつけて分かりやすい様に整頓。終わったら軽くお昼を食べて、リハスタジオに移って二度目の台本通し読み。今回はいくつか完成した音楽つきで、バンドはピアノ、ギター×2、フルート、トランペットで、まだ全然完璧ではない演奏だったけど旋律が凄く素敵だった。音の雰囲気や、歌の混ざり方がレントのwill I ? っぽくてとっても良い!静かに始まって一番盛り上がるところは20人くらいが歌うんだけど、鳥肌やばかったよーー!涙堪えるの必死だった。ここで泣いたら確実にKY!と自分に言い聞かせたよ。この作品、決してミュージカルではないんだけど、ところどころで詩っぽい歌が入る。雰囲気としては、the giant っぽいかな。まだ音楽は作曲中らしいんだけど、かーなーり素敵なことになりそう!

前回の通し読みから台本がまた少し変わって、厚さが倍くらいになってない?できたての台本(まだ暖かい)を貰ってなんだか嬉しかった。役者も熱演!で、衣装のイメイジもかなり具体化したっぽい。あの役者さんがこの衣装、っていうのも大体掴めたし。いっぱいタグを作った御陰で、役者さんの名前と役名も大体覚えたよ。通しの最中にこっそり、あのアクターはナイスとか、そういうのも教えて頂いた:9!

今日はリハが終わったらそのまま直帰していいよってことになったから、いつもより1時間くらい早く帰れたー家に帰って2時間くらい爆睡。プレイスメントが始まってやっと1週間が終わった。まだ4回しか参加してないのに、内容が濃すぎてなんだか3ヶ月くらいの気分!昨晩電話でクラスメイトとこの数日のことを話して、それぞれ素敵な体験してるなって言葉で言い表せない仕合わせな気持ちになった。経験をシェアできるって最高!

さて。明日は土曜日なので休み!日曜日はリバプールstにあるビクトリアンハウスにリサーチ兼ランチだって。月曜はバンクホリデイなのでお休み!



≫2008年05月01日(木)≫

プレイスメント3日目!今朝、劇場へ行くと、どうやら何かのオーディションをしていて、受けに来た人とエントランスで一緒になった。その人を余所目にさささとバックステイジに歩く自分に、あああ関係者っぽい!と変な感動をしちゃったよ。アホ!今日は一日膨大な量の靴コレクションから、役柄と役者に合った靴探し。デザインとサイズがぴったり合う物が必要だから、大変!正直、もう靴は見たくないってくらい。明日は朝から舞台セットの制作スタジオの見学と前回とは違う倉庫での衣装選び。楽しみだな!!

10.30〜12.00 衣装タグ制作、書類のファイリング
       ランチ(wagamama)
1.30〜5.30 靴選び



名曲探偵アマデウス見たよ。ゴルドベルグはグールドの演奏に限るな、と悲しいくらい思った。(特に晩年の方)番組での演奏、正直気持ち悪くなるくらいだった。足の奥が痒くなる様な感覚。聴くに堪えなかったよー耳がグールドの演奏に完璧にはまっちゃってるのだろうな。だから少しでもずれると凄い違和感。カラオケで調を変えると歌えなくなるのと同じで。それに、改めて思ったけど、グールドの演奏からは、自然にストーリーというか人生というか、言葉が浮かんでくる。音が言葉になって耳に届いてくるんだよね。他の人の演奏ではそんなこと決してないのに!そして、根拠は全くないけど、それがそれこそ宇宙や、哲学や物理物事の真理なんだろうなって確信すらできる感じ。

ナオは、30番と、10番の荘厳なバロック調フーガが好きで好きで大好き!そして番組で紹介されてたゴルドベルグの構成やテクニック的なことは、凄い、神、ということ以外さっぱり理解できなかったー!難しすぎるーーー!音楽なのに完璧に理数系…。ロマンチックな理系。

プロジェクトランウェイ3の最終回も見たよ!なんか本当に今回は雰囲気が良くて見ていても気持ち良かったー全てに納得して理不尽さを殆ど感じずに素直に見れたよ。そういう点では今までで一番気持ちの良いシーズンだった。ファッションの、上辺だけの、いじわるでアグレッシブでどろどろなイメイジがちょっと変わったよ。それを多分番組も意図していたのでは?と思う。犬のテーマがとにかく最高だった。



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