BACKINDEXNEXTZIZZI
≫2008年04月30日(水)≫

ロンドンの西南にある劇場にこれから毎日通うんだけど、この劇場のお隣さん、何だと思う?聞いた瞬間たまげたね。是非みーちゃんに当てて頂きたい。さて誰の家でしょう…??






A、フレディー・マキュリーー

笑える。昔は壁一面にびっしりフレディー宛のメッセイジが書かれてたけど、今の家の持ち主が消しちゃったんだって。裏口のドアにだけまだその名残があって、フレディーの写真とフレディーのキャンドルが一緒置かれていたよ。いきなりフレディーマーキュリーって知ってる?ってきかれて、一瞬なんでばれた!?って意味もなくかなり動揺したけど、結局あれよあれよという間に記念撮影までしちゃった。笑ったー!

そんな感じで、今日も楽しく衣装手伝いしてきたよ。この環境が素敵すぎる。衣装係の2人が本当に優しいし、素敵な人達なので益々頑張ろうって気持ちになるよー彼女たちと出会えて最高に嬉しい!

10.30〜12.00 劇場でウィッグの整理など
       ランチ
1.30〜2.30 プロダクションミーティング
3.00〜4.30 衣装選び(メンズ)
5.00〜6.00 タグ作りなどの細かい作業



≫2008年04月29日(火)≫

プロジェクトランウェイ3!最終回を残して全部ざっと見てみた。驚くくらい、雰囲気が良くなってて、ナオは純粋に嬉しかったよー!過去2回みたいなギスギスした部分が殆どなくて、トップ3を選ぶところも最高だった!だってナオもあそこにいる全員落ちて欲しくないなと思ってた!今回の出場者の中で最高に気に入ったのが、ブラッドリー!正直、彼の作った服は一つも印象にないけど、人柄が最高。可愛すぎる、和む!彼のような人がファッションの世界にいると思えばファッションもぐっと魅力的に感じるよ。あと、メイランも良いね。彼も人柄がとっても良さそう。テーマも前回に比べて理にかなっていたし、かなり改善されたんだとはっきりわかった。ああ今回のにオースティンが出てれば良かったのになあと思わずにはいられないな。課題がみんなオースティン向きだったよね。素敵なもの見れただろうな!エニウェイ!とっても楽しんだ!お母さんありがとう!!


ルーキーズドラマ、最高だったっよ!ニコガク☆イエーー!アーニャとミコとセッキーと先生が特に特に良かったです。ワカナも!ヒラッチとイマオカも!他のメンバーは今後の活躍に期待で保留!ユフネだけは今すぐ考え直してください。教師陣も漫画まんまで最高!カケフ先生…!教頭も今後楽しみすぎる!このドラマ、中途半端にしないで原作の最後まで続いて欲しいな。アカボシやハマナカも実写で見たい。目黒川ご一行も相当楽しみ!シバタの着メロ!エナツの下マツゲ!

ミュージカル・ゾロがロンドントランスファー決定だって。6月30日プレビュー開始!ぎりぎり観れるかな?アダムクーパー再び!あと、ロイドウェバーの最後の公開オーディションはどうやらJCSらしいよ。まだちゃんとコンファームされてないから噂だけど。そうだと良いな!ロンドンで観たい作品の一つ。



≫2008年04月28日(月)≫

プレイスメント始まった!

10時〜1時半 プロダクションセミナー
        ランチ 
2時半〜6時半 コスチュームミーティング

今回ナオが携わるショーは、ロンドンが舞台のストレートプレイウィズソングス。まず朝スタジオに行ってプロダクションの初顔合わせでした。セミナーの前半では、ディレクターと、それぞれのデパートメント(衣装、サウンド、照明など)の紹介、デザイナーのセットモデルでのデザインの説明などで、後半は、役者が加わってスクリプトの初読み合わせ。

午後は劇場の衣装部屋に戻ってキャラクターごとの衣装の確認と今後のスケジュールについての相談。

今更だけど、このプレイスメント凄い!かも!本当に一から舞台が創られる様子を一番近くで勉強できる!衣装はもちろんだけど、その他の舞台に関わるもの全部、ではなくても、かなり沢山見ることが出来るかも。凄い!興奮しちゃう!今日挨拶したディレクターや、デザイナー、そしてナオを直接指導してくれる衣装部屋の2人もみんなみんなとても優しくて、丁寧に教えてくれるので、漠然と抱いてた緊張や不安なんかも随分楽になった。

セミナーの後半、役者の台本読みにも立ちあうことが出来て、今回が初めて通しで読み合わせるんだったらしいんだけど、凄かったー!すっげーーー!って心でずっと叫んでた。というか、スタッフミーティングの後にぞろぞろと役者が入ってくるところからして凄かった。ミーハーな気持ちではなく、皆さん一般人とオーラが違くない??大きいし!スタジオが一気に華やかになったよー!凄いな!オフプロダクションにしては、結構なキャラクター数なので、まずはそこから覚えないと!頑張る!

今後は、衣装デザインのディテイルの為のリサーチとか、ハイヤーする衣装を選ぶのとか、選んだ衣装の合わせとか、もちろん作るのも直すのも、フィッティングも何もかも、勉強できるっぽい!ぜ!最高の忙しさだ!仕合わせ!

うぅぅ今マリーさんが来て、舞台人生初日祝いプレゼントをくれたーーー涙!なんて優しいーーー!あーりーがとーーー!



≫2008年04月27日(日)≫

日本のうちで今日、おばあちゃんのお誕生日会と、甥っ子のお披露目会だったらしくて、久しぶりに電話で親戚のみんなと話せて楽しかったよ!おばあちゃんおめでとう!しかし、残念なことに、ナオさん今回も完全に寝ぼけてたので、変なこと口走ったかも。時差って本当にやだね!(ちなみに前回はお正月)うちの親戚は、年に数回集まってパーティーするんだけど、ナオは親戚が大好きだから、毎回それを楽しみにしてて、イギリスに来てからは、電話からのみの参加なので話し終わった後は少し寂しいよ。いつも美味しいご馳走と手作りケーキとかを囲んで、わいわいやるんだよ。今度ナオが日本に帰った時も是非集まってね!!従弟がめっちゃ気になるし!

みんなと話し終わって、それからナオは今日一日殆ど休息してました☆マッシュポテトを久しぶりに作ったけど、色々間違えてポテトサラダになった。スティル美味しいから良いんだけどね!

明日っからプレイスメント始まるよ!!全く今後どういう予定になるのかわからないけど、精一杯頑張る!舞台で働く夢が一つ叶う!!



≫2008年04月26日(土)≫

あーぐっすり寝た!もう10時かー!と思って顔を洗って部屋に戻ってもう1度時計を見たらまだ8時だった。今朝。至福の二度寝を遂げました。休日って素敵。

午後からはむむむったんと一緒に最高にビューティホーな快晴の下、公園でランチ。そしてデザートにマックのアイスクリーム!食べ終わって歩いてたら、新しく出来てた素敵なスウィートショップでアイスの試食を配ってて、本日二度目のアイスクリーム!なんてアイス日和!仕合わせ仕合わせ!そのままむたんちにお邪魔して今週も美味カレーをご馳走になっちまったよ。本当に有り難うよよよー美味しかったー!もやし炒めも美味しかったよ!なんというか、一週間の疲れを癒す一日でした。楽しかった回復!

目も、昨日より随分良いので、このまま様子を見てみます。ロンドンの眼科について書いてあった全く知らない方のブログに、駄目もとでいくつか質問してみたら凄く丁寧な返答を下さって、いつでも行ける準備は整った!優しい方だったー!有り難うございます!



≫2008年04月25日(金)≫

…・・はあ!怒濤の一週間だった。学校と登下校と食事と寝るしかしなかった。心身ともに疲れ切った。ものもらい出来ちゃった。でももう週末なので、病院行くとしても来週だーでも来週は月曜日の朝からびっしり予定がつまってるので、自力で直す?どうしても駄目だったら火曜日の午後に病院行きます。自分では随分まぶたが重い感じがするのに、外見的には一切変わりないよ。ともあれ!アセスメントとプレゼンが終わったのでやっと気が抜けるよ。本当に今回も厳しかった!でもそのさなか、プレイスメントが決まって、6月からロンドンで始まる舞台の衣装を手伝う事になりました。ロードオブザリングスで希望出してたんだけど、ショーそのものがクローズしちゃうので、それは残念だったけど、おかげで舞台を創る一番最初のミーティングから参加できるので、はりきってます。多分デザインから携わることが出来るんじゃないかな。楽しみ!



≫2008年04月23日(水)≫

この数日、寝る前に少し期待してしまうほど、夢見が凄い。今朝も、起きた時にすっげーー!!って興奮するほどのスペクタクルで面白かったよ。タイムスリップと宇宙船の墜落と海!その興奮を引きずったまま学校行って、ほぼ半日ずっとパソコンで慣れない表とか作って、学校出たのが7時近く。でもまだ外は昼みたく明るくて、疲れもすっかり忘れてさわやかに歩いてたら、セントジェームスパークで凄い奴らに出会ったよ。

みどり鮮やかな気持ちの良い公園の向こうから、なんだか不自然に背の高い2人組がやって来て、何だ??と思って見てたら、それ、オーク!!ロードオブザリングスのオークだった!!2人とも普通のトレーニングウェアなんだけど、足にあのぴょんぴょこ跳ねるバネをつけて、セントジェームスパークを徘徊?してた。すっごい跳ねてた!驚いたーすっごく驚いたよ。思わず道を譲ってしまうほどだったよ。練習?それとも罰ゲーム?本当に、面白かったけど不自然な存在感だったー!しかも、周りに何人かいた一般人が、こぞって彼らの存在をスルーだったのにも驚いた。何で見て見ぬふり?ナオなんて不躾なほど見つめてしまったよー。いやあ謎!何してたんだろうなー。

あとあと、なんと今日もお昼にばったりと今度はうちの図書館で友達に遭遇!疲れ切ってたナオには最高のタイミングで、一緒に美味しいランチをしたよ。楽しかった!良い一日だったなー!



≫2008年04月22日(火)≫

学校の帰り道にすれ違った人が、向こうから歩いてくる時点では、ちょっとだらしのない格好で、余り意識もせずにすたすた歩いたんだけど、すれ違いざまにふと見えた顔が、一瞬ハテナをとばしちゃったくらい、綺麗だった。え?何今の?みたいな。驚いたー良いもの見ちゃった!即行で振り向いたけど後ろ姿しか見えなくて残念。ドキドキしながら、あーーー写真撮れば良かった!!と心底後悔したよ。また見たいなー!

日曜は久しぶりにむたんとカムデンに行って、古着リサーチと食べ物リサーチ。その後むたんのフラットお邪魔して、美味しい美味しいディナーご馳走になったよ!色々話せて楽しかったー!むむむ有り難う!

月曜は朝からずっと学校でグループワーク。帰り道で美しい人を見た。マリーさんから竹とフォーチューンクッキーを貰った。クッキーによると、you know where you are going to and nobody can stop you! だって。うわ!最高のお言葉ありがとうございます。このフォーチュンクッキー、ロンドンに来てから何度かお世話になって、その時々に必要な言葉をバッシっとくれる。凄いな。

今日も朝一番に学校行って、テキスタイルデザイン。先生が凄く優しいし、殆どの学生がファッション専攻だから、最初は少しビビリーだったけど、みんな素敵な子だった!宇宙をテーマにしようと考え中。あとはひたすらラフスケッチを組み合わせたデザインをすると思う。ミケの素描とかも模写!それでオフホワイトの布なんかにプリントして、大きめのトートバッグとかつくりたい!



≫2008年04月19日(土)≫

学校でデザイン用のリサーチ黙々と。70年代パンクファッションがテーマだから、楽しい!おおーこいつロックユーにいたじゃん!っていう服装が結構見れて面白いです。デレクジャーマンのフィルムもこんなんばっかだ!そのまんまそっくりのデザインがわんさかで笑える。良いんだ!

それと、日本で今日から始まったドラマ、ルーキーズ、ナオが見れるのはいつになることやらだけど、遠いイギリスの地で一人そわそわしてます。既に人の感想をいくつか見たけど、賛否両論?思ったより悪くない、っていうのが多数だったかな。原作ファンは、期待してないで見た人が多くて、だからかな。ああ見たいよーーー!江夏さんも出たらしいんだよー気になるなー!あ、でも第一話ではまだ黒髪の江夏か。金パになってからがあいつサイコーだからな!髪は金なのに眉毛とばさばさの下マツゲは真っ黒!いいねー。ああ原作読みたいなーどっかに落ちてないかなー。ナオはね、濱中タイヨウががんばって走って泣きながらセッキーに褒められるシーンが好きでね。一緒に号泣したさ!

ビッグベンの前で、中国人の人たちがBBCに対して結構規模の大きいデモをしていた。それで、これがもし日本のデモだったとしたら自分は参加するのかな、とちょっと考えてみたけど、どうしてもそういうある種の熱さみたいのを抱くことは出来ない。どんな理由であれ、誰かに対戦的な感情を抱きたくない。もし不当な扱いを受けたとして、悲しいと思ってもなるべく怒らない。もしこっちに少しでも非があるなら、なるべく反省する。決して怒らず、いつも静かに笑っている、そういう人に私はなりたい。ああでも、個人レベルならそれも可能だけど、国レベルになるとやっぱり難しいのかな。沢山の人命がかかってたりするものね。でも、それでもナオは日本には武器を持たず作らず持ち込ませず(だっけ?)を貫き等して欲しいけどな。



≫2008年04月17日(木)≫

朝から色々色々あった一日だったな。でも良い一日だったなあ!本当に良い一日だった!これは、きっとマリーさん(とバンプオブチキンも)からの影響だなあと自分でも思うけど、彼女の御陰でナオは本当に、優しく自然に、一番暖かい方法で良い方向に軌道修正してもらってる気がする。彼女の心の大きさや広さに目が眩む。心底尊敬してる。出会えた奇跡に感謝した。そしたら、全ての出会いがなんだか凄く大切なことにはっと気がついた。気づいて、少し自分が心がけるだけで、世界が一際美しくなったよ。優しくされて、そしたら自分も人に優しくできた。

あちこち行ったり来たりした日で、でも常にその時々で誰かと一緒で楽しかった。夕方学校に戻って、グループメイトとチューターと少し話して、その後遅めのランチをクラスメイトと近くのカフェで食べて、楽しい話を沢山して、だけど外はまだまだ明るくて、良い天気で、キラキラしてて、ご機嫌に歩いてたら、一年ぶりくらいの友達に偶然会って、横道で盛り上がった!そのままカフェで2時間くらい話して、そしたら丁度時間が7時過ぎで、その子も観たいって強く言ってくれたし、急だったけどロードオブザリングス観に行ったよ。久しぶりに観て、色々沢山感じた。凄く貴重な時間。夜のロンドンをのんびりぶらぶらして、帰ってきたよ。楽しかった!ドアを開けたところでケイトの彼氏とばったりしてかなり驚いたけど、パソコン付けてメールをチェックしたら、お母さんと、大好きな人からメールが来てた!嬉しい嬉しい内容だった!昔から、そうなったら良いな、って思ってた事が現実になっちゃうよ。


ここ数日の自分のための応援歌

ランプ   作詞 藤原基央 作曲 藤原基央

小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す
とまらぬ泪を乾かすタメ ようやく振った なけなしの勇気
思いつく限りの夢や理想を 残らずポッケにつめこんできた
ポッケに開いてた穴を見つけて 泣き出す瞬間 呼びかける声

「ハロー、ハロー、気付いておくれ 君の中で待っていたんだよ
大丈夫、大丈夫、僕は君のハートに住む 情熱のランプだよ」

落とした夢 理想の類 それを探しさまよう道を
照らしだすよ ハートのランプ 今まで気付かなかった誇れるベストフレンド


もらえる限りの 愛や安心を 入れたカバン大事にしてきた
そいつも誰かにひったくられて くたばる寸前 呼びかける声

「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ
大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ 君と生きる情熱のランプだよ」

失くした愛 安心の類 それを探し 凍える道を
温めるよ ハートのランプ 今まで気付かなかった 頼れるパートナー


「君が強く望みさえすれば
照らしだそう 温めよう 歩くタメの勇気にだってなるよ」

約束しろよ ハートのランプ もう一度僕を歩かせてくれ
「ヘンだな 僕は君自身だよ 自分が信じれないのかい?」

小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す
闇に凍えるこの身を救う 最後の術は この身の中に
夢や理想 愛 安心の類 それを手にするチカラが情熱
小さく震える手にはマッチ 僕らが僕らに呼びかける声


ようやく聞こえた やっと気付いた 泪を乾かすチカラ
当たり前の事に気付いた 自分自身知らなかった自分自身
落としたモノ 失くした類 探す道を歩ける勇気
僕の中の情熱のランプ 今にもマッチは芯に触れる

今にもマッチは芯に触れる



≫2008年04月16日(水)≫

ここのところずっと、英語がファーストラングエッジ?と思うくらい誰かと日本語で会話をすることが全くなくて、夜に夕飯食べながらバンプオブチキンの歌を熱唱とか、そういう境地だった。それで今日学校で久しぶりに日本語の通じる友達と話していたら、何だか止まらなくなっちゃって、胸にあったもの全部全部しゃべり尽くした。一息ついて、ああなんだかんだでかなり溜まってたんだなあと自分でも驚いた。聞いてくれた友達には本当に感謝。ナオの悩みを、そういう時期なんだよ、の一言で解決して下さった。誰もが24歳で通る道なんだって。そう思えば、かなり気が楽になったよ。学校始まってたった3日で、なんでこんなに疲れ切ってるんだ、本当に疑問。笑っちゃうくらいテンパってる。悶々悶々。


そういえば、今朝夢にジョー君が出てきた。もこもこの毛皮に大きいメガネにテンガロンハット姿でハックニーでキャットウォークするんだ☆って言ってたよ。例のマシンガントークに必死でついていって、ウォーキングする場所に忍び込む計画をマッシュな友達と泣きそうになりながら立てて、やっと本番!ってところでどこからか音楽が聞こえてきて、それが目覚ましの音楽だと気づいて目が覚めた。良いところだったのに!
でも朝起きてメールチェックしたら、大大大好きな人からメールが来てて(ジョー君じゃないよ。クラインでもないよ)しかも内容も凄く嬉しい最高のもので、気を取り直したよ。来月が楽しみだなー:9
それにマリーさんが海に行ったお土産に貝殻と砂浜の砂とターコイズのキーホルダーをくれた。ナオの成功を願ってくれたんだって。それにむむむからディナーのお誘いがあった。忙しくて行けなかったけど、凄い嬉しかったよ。そういう、みんなの優しさに助けられてる。



≫2008年04月14日(月)≫

最近見るものの殆どがゲイっぽくて、ロンドンって最早ゲイ文化に支配されてる気さえする。ナオは特に同性愛を差別とかしてるつもりは全くないし、ゲイの人で好きな人も沢山いるけど、なんというか、ここまでゲイばっかりだとさすがに複雑な気持ちになります。そんな自分に驚いた。まあ、舞台や映画などのパフォーミングアーツの世界じゃあ当然っちゃ当然なのかもしれないけど。スパマロットもビリーエリオットも、デレクジャーマンも。とどめが今日学校で見たチューターの監督作品。およそ言葉では説明できないくらいにこそばゆい雰囲気のゲイムービーだった。なんだかなー。自分が何を目指しているのか一瞬わからなくなったよ。家に帰って見たピンポンのさわやかさに泣けた。ああ日本っていいな!って心底思っちゃった。

デレクジャーマンの映画は、5年くらい前に自発的に見てたらもしかしたら好きかも、と思っていたかもしれないけど、今のナオにはついていけない類のものだった。ダークでシニカルでアンダーグランド的で下品で汚いけどちょっとお洒落。小難しい哲学。うーん、ナオはだけど今は素直で毒のない精神が美しい健全なものが好きだな。映画も、美術も、舞台も、音楽も。



≫2008年04月11日(金)≫

最近マリーさんとばっかり遊んでるナオだけど、昨日は凄かった。生涯初めて、ハーゲンダッツをたらふく食べる、という面白いことに挑戦した。バニラとベルギーチョコとくるみキャラメルです。本当に苦しいところまで食べた。上からチョコかけたり果物かけたりやりたい放題で、肥満まっしぐら。そもそも、クレープパーティーのはずだのに。何故。(しかし、クレープ生地に、ビールを注いでる時点で嫌な予感はしたんだ)午後からはとあるヘアメイクスタジオを訪れて、その後悪名高いブリクストンで時間の許す限り心ゆくまでショッピングです。ナオは付き人です(主に荷物管理)。凄いなと心から思ったのが、マリーさんが行く店行く店で店員さんと仲良くなること。彼女ほど、人と仲良くなるのが得意な人を知らないな。御陰でナオまで最近は、近所のお店の店員さんや隣のおばあちゃんとも近所づきあいを軽くするようになってます。おおお。今夜もおばあちゃんの家で掃除や家具の移動を手伝って、お茶を頂きました。ハグやほっぺにちゅーもお手の物。スウィーティーとかハニーとかエンジェルとか言われるのにも慣れっこよ。先日はフランス人のシェフに声をかけられ、お茶を一杯頂きました。ナチュラルビューティーとか言われて、笑うしかない:9早く学校はーじーまーれー!そして始まった途端に早くホリデーになれ!って思うんだから、上手くいかないよね、人生。



≫2008年04月09日(水)≫

ナショナルギャラリーにコローの小部屋があったって知ってた?しーらーなーかった!縦長の連作、朝、昼、夕、夜、と、手のひらを合わせたくらいの小さい絵が数点。部屋めいっぱいにコロー。この連作、一枚一枚は、なんともコローらしい地味系な風景画なのに、4枚続けて見ると、その光や空気、時間の移り変わりが凄い。朝の、陽が昇る一瞬前の澄んだ、靄がかった空気、昼の、誰も意識しないようなありふれた普通の時間、夕の、まだ明るいのに確実に迫る夜の気配、夜の、暖かな星空と一日の終わりの心地よい様な少し疲れた感じ。いくら見ていても飽きない絵だった。

日本にいた時は、絵画と言えば、もっとアグレッシブな雰囲気の、例えばカラバッジオとか、エゴンシーレとかゴッホやゴーギャンを好んで見ていたのに(今でももちろん好きだけど)こっちに来てからはもっぱら風景画に惹かれっぱなしだな。好みが相当変わったと思う。ターナー、ルソー、コローはその中でも特に好きだ。あとはピサロやセザンヌ、スーラも良い!!昨日ヤフーの何でも検定みたいので、美術系をいくつか試してみたけど、西洋美術なら、難易度高くても全て全問正解だったさ!特に、絵を見て作者応えるのは、選択肢見なくてもよゆー!簡単すぎるね。

参考 興味あったら是非
http://minna.cert.yahoo.co.jp/LIST/tag?x=%FD%FE&tag=%B3%A8%B2%E8

さて今夜は、本当はマリーさんとオペラカルメン観劇の予定だったのだけどチケット取れなかったので、代わりにビリーエリオット初観劇!楽しみよ!


ただいま!ビリーエリオット観てきた!これは、映画が最高傑作だから、舞台にしてどうかな、とずっと疑問に思ってて、ずっと観ないでいたのだけど、重い腰あげてやっと観てみてね。ナオの個人の感想だけど、映画と比べなかったとしても、演出美術脚本音楽は、多々、あれ?え?……?そんな?まさか?とかなり疑問が残るけど、この舞台に限り、そんなこと野暮!少年が、オンウエストエンドのビッグシアターを一人で引っ張る姿を見れば、鬼の目にも涙。全幕通してほぼ全てのシーンに出て歌って踊ってを繰り返す、まだ幼いのにその本物の役者魂みたいのを健気にも見せられたら、涙流さずにはいられない。

演出に関してつっこみどころは沢山沢山沢山あるけど、辛口な事は一切書けないな。これ、狡いわ。ビリー可愛すぎる。マイケルも凄い可愛い。キャラクター的には、あれで良いのかな、と思うんだけど、可愛いから良い。トニーもパパも、あれで良いのかな、と思うんだけど、ビリーが可愛いから良い。先生も、あれで良いのかな、と思うんだけど、ビリーもデビーも可愛いから良い。アダムクーパーもマシューボーンもトニーのアイルミスユーマンもブギもロンドンコーリングもクラシックなピアノも移動図書館もボールもないけど、しかもストーリーも細かいところで若干違うけど、ビリーが上手いし、頑張ってるから、可愛いから、良い!そういう舞台でした。因みに北部訛りの英語、聞き取りがハードすぎる……アメリカンイングリッシュが聞きたい。



≫2008年04月08日(火)≫

お騒がせしました、しこふんじゃった、見れた!有り難う!

力士たちは若い薔薇色の巨人で、システィーナ礼拝堂の天井の宗教画から抜け出して来た類稀な人種のような……

映画の冒頭で引用される、このジャンコクトーの一節。最高だね。いわば、方程式にするなら、ミケランジェロの男性像=力士、ってことでしょ。ワオ!ワオ!ナオの二大好みの男性像繋がった!ジャンコクトーすげえ!映画自体も凄く凄く良かった。教授の部屋にダビデ像!ミケランジェロの天井画のイグザクトリーな画集の映し方も素敵だった。良い演出!お相撲やっぱり好きだ!でも、確実に、ナオは彼らの取り組み見たら笑いを隠せないだろうな。想像に容易い。

邦画って本当、数打てば当たるから見るのやめられないんだよね。


凄く偏見な話だけど、今朝お母さんと、ダリやピカソやムンクを一番好きな芸術家に挙げてる人は信用できないって話をしてて(もしいたら本当に申し訳ないです)じゃあそういうお母さんは一番好きなのは誰なの?と聞いたら、予想通りだけど、クールベさんとレンブラントは別格、と応えてて、さすが素晴らしいお母さんで最高だな、と思った。クールベさんが一番好きな画家って言う母親、素敵すぎる。ちなみにナオは、芸術家、と聞かれればもちろんミケ。画家、と聞かれればルソーとターナーと応えます。とっても素直だよね。つくづく毒のない人間だなあと自分でも思う。そこがナオのつまらないところでもあるのかもしれないけど。



≫2008年04月06日(日)≫

おはよーございます:9!………!?え、雪???朝起きたら外一面真っ白なんだけど…しかもまだ降ってるし。えーーー初雪?トーチリレーどうなるんだろう。。とりあえず状況を見守ります。あー雪ってー……あと、チャールトンへストンが亡くなったニュース見ました。最近は色々非難ゴーゴーな人だったけど、ナオは彼の演じたミケランジェロがある意味理想で、なんともいえない気分。素敵だったなあー。



≫2008年04月03日(木)≫

これからナオさん突然ですがスパマロット観てきます。久しぶりにロックユー観ようと思ってチャリングクロスStを歩いてて、気づいたらスパマロットの劇場で学割のめっちゃ良い席買ってました。……あれ?それで、一度家に戻って、キャストチェックしました。USツアーーー!!!!コラ!羨ましすぎる。羨ましすぎる。USツアーのアーサー王、なんとゲイリービーチ様…!!!えええナオもゲイリービーチのアーサーが観たいよーーー!いいないいな!ロンドンキャストは、なんというか、どこのカンパニーよりも年齢層が高い…一度で良いからイケメンのランスロットが観たいよーハンクアザリアのランスロット!エニウェイ、観に行くのはショーそのものであって、決してアクターではないから!

今オフシアターで上演中の、Last Days of Judas Iscariot という舞台が、各紙絶賛で凄く気になってます。ショービズの世界でも、まだまだ聖書や宗教はタブーらしくて、そんな中でのかなり斬新な解釈の舞台らしい。面白そうって思うけど、これは英語理解する自信ないなー。悩むところです。あとは、夏にオープン予定のマシューボーンの新作、オスカーワイルドの Dorian Gray が楽しみ!


スパマロット、観る前が最悪だったけど、舞台自体は最高だった!もうお腹抱えて笑った。これツボすぎるな!今度お母さんがロンドン来たら、絶対にスパマロットを一緒に観よう!この間も、指輪物語ではなく、こっちにすれば良かったよー迂闊だった。この作品、基本的に、鎧甲時代のキングアーサー物語だし、後は他のミュージカルをひたすらパロディーにして巫山戯てるのだから、もとの作品知ってれば笑えないはずがない。そのもとの作品が、例えばオペラ座の怪人、屋根の上のバイオリン弾き、ウエストサイドストーリー、ボブフォッシー、雨に唄えば、などの、誰でも知ってる、特にうちのお母さんも良く良く知ってるものばかりじゃん!これは本当にご機嫌ミュージカルだよ。台詞も少ないし!観終わった後の重厚感とか一切ないけど。家に帰る頃には舞台観たことちょっと忘れてるくらいの軽さだけど。好きだなあ!パッツィーとランスロット愛おしすぎる!!



≫2008年04月01日(火)≫

てっきり木曜日かと思ってたよ、今日。火曜日かー!エイプリルフールにだまされたな。

そして、嘘のような到底信じられない本当の話。今日は凄い。自分でもちょっと信じられないくらいだ。昨晩、何故か全く寝付けなくて、結局一睡もしないまま朝を迎えてしまって、折角だから早い内に家を出て、久しぶりに大英博物館に行きました。ルネサンス彫刻はないけど、古代ギリシア、ローマの彫刻を存分にスケッチしようと思って。天気も良かったし、かなりご機嫌に、1時間半くらいギリシア・ローマの時代を堪能して、帰りに少しドローイングの部屋だけ覗こうと思って、移動したのね。

そこでは丁度今ポロックの特集がされてて、当たり一面ポロックの素描。なんだがっかりと思って振り向いたところに、巨大な、ミケランジェロの石の壁に描かれた人物の絵があって、しばし自分を見失うくらい、穴があきそうなくらい見つめてた。ひとしきりその絵を堪能したところで、その部屋には、ナオと、学芸員のおじさんだけだったので、ちょっと気軽な気持ちで、他にミケの素描はないんですか?って聞いてみた。本当に、ひやかすくらいの気持ちだったんだよ。

そして案内されたのが、まるで19世紀くらいの図書館のような静かで人も全然いない部屋で、未だに状況を全く掴めてないナオに、スタッフのおばさまが、一冊の本を持ってきて、ここから見たい絵を選んで、番号を紙に書いて知らせてね、と。それが、大英博物館所有のミケランジェロの素描の図録だったわけです。混乱しながらも、とりあえずページをめくるめくる…は?これもこれもこれも、全部ここにあるんですか?いやまさかまさか。無意味な自問自答だよ。エイプリルフールの罠かと本気で疑ったよ。本だけでも充分満足したんだけど、絶対にありえないくらいに思って、恐る恐る3枚選んでみました。数分後、グローブと一緒に渡されたのが、A2くらいの丁寧に保管されてるミケランジェロの素描3枚(本物)でした。もちろん、額にもガラスにも入ってない、そのままの素描そのもの。

24年間生きてきて、この時ほど神聖な気持ちを感じたことはない。最初にまづ手にしたのが、システィーナの壁画、最後の審判にいる、キリストのデッサンで、目にした瞬間、本当、一瞬で、全く、完全に、一ミリも動けなくなった。心だけが小さく震えてるのが全身でわかるのに、他の機能がまるっきり停止したみたいな。細胞が、一つ一つ全て浄化されるような。何の疑いもなく、自然に神の存在を受け入れた。この感覚は、言葉では正確に説明は出来ない。自分のコントロールが全く自分で出来なかった。世界に、ナオと、神様、つまりミケランジェロしか存在してない。大げさじゃなく、ああ奇跡だ、と思ったよ。

3枚なんて、欲張りすぎた。全く、他の2枚には手が伸びなかった。そんな器持ってない。時間の許す限り、多分40分くらいだったけど部屋がクローズになるぎりぎりまで、無心にキリストを眺めていたよ。常々、彫刻でも絵でも何でも、ミケランジェロの作品に実際触ってみたい欲求があって、実際肌で感じてみたいとずっと願っていたんだけど、なんてそれは浅はかな考えだったんだ、とわかった。これらの素描は、本物より二回りくらい大きい厚手のボードに綺麗に貼られているだけなので、物理的には、触ることなど容易いのだろうけど、ナオは絶対に絶対に絶対に無理だった。触りたい、なんて思うことすら罪に感じた。だって、そこに居るのは神様そのものだったよ。何と言ったら良いのかな、絵が、というよりは、絵だけれども、その存在自体が、発光していた。本当に。神々しいという言葉を初めて理解した。宗教を、初めて理解した。

後のことは、もう無いも同然。これからは、きっと自然と家でも、いくつかあるナオのミケランジェロコレクションに祈ったりとか、頻繁に、人が教会へ行くのと同じ感覚で、大英博物館に行って絵を時間の限り見てるとか、するんだろうな。確信として。

イギリスって本当に凄い。至宝の数々を、惜しみなく、しかもフリーで一般に公開する、その懐の大きさ、人を育む環境に、頭が上がらないよ。本当に本当に、ありがとうございます!!!



BACKINDEXNEXTZIZZI

   
Design by shie*DeliEro