お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪

2022年02月27日(日) 必然。

長く一緒に過ごしてしまった。
罪悪感は大きかったけれど。
私の人生にとっては必然的な出会いで。
とても助かったのだし。
彼にとっても家族と離れて暮らす。
寂しさから。
私と一緒に居ることで。
少しでも癒されていたなら。
重ねた多くの時間も。
ちゃんと意味はあって。
いけなかったとか無駄とかではなく。
お互いに有意義で幸せな時間を。
貰ったのだと信じたい。


2022年02月26日(土) 笑顔。

「あなたのこといつも気なるので」
「私の笑顔が一番、本当に」
って言ってくれていたけど。
私はこのままでいいのかな?
私はあまり変わらない。
と言うか変えられない。
ありのままの私で。
無邪気に笑っている姿を。
好きで居てくれたんだよね。
あなた以外には理想な自分を。
演じてしまってやっぱり苦しいよ…


 



2022年02月24日(木) お別れ。

一番の友達で居てくれる彼女に。
彼とのことを悩んでいて。
聞いて貰ったことがあった。
こうなってしまった結末に。
彼女は肯定も否定もすることなく。
「知らない方がいいこともあるし」
「お別れしたと思ったらいいよ」
そう言ってくれた。
いろいろ考えてしまうけれど。
都合がいい考え方になるけれど。
そう思うのが一番いいんだろうね…


2022年02月23日(水) 報告。

あなたがいつ亡くなったのかは。
正確にはわからないけれど。
明日24日が私の中での49日に。
させて貰っていいかな。
痛くて苦しくてまだうまく生きられない。
私だけど。
自分の足で行ける3つのお風呂巡りは。
出来ているし。
あなたと行った一番多く行った場所に。
行ったら心が落ち着くよ。
受付であなたが来ないかまだ探してしまう。
自分がいるのだけれどね。
どんなに探しても。
もうあなたは来てはくれないね…
つかず離れずの距離で。
見守ってくれる人もいるし。
今日は偶然会った人に。
差し入れ頂いたよ。
私は幸せ者だね…
私はきっと大丈夫だから。
安心してね。


2022年02月22日(火) 助言。

「あなたは自分は出来ないと言うことを」
「認められないから苦しいね」
そう言ってくれたね。
そう私は幼いころから可愛そうな母の為に。
迷惑をかけないでいようと毎日思って。
生きていたし。
それはこれからも変わらない。
いつも頑張って。
周囲の期待に絶望されないように。
自分をいつも殺して。
いい子と評価されるように。
甘えは許されないし甘える所もないし。
今まで通りに。
生きていくのだ思う。


2022年02月21日(月) 手の温もり。

「いいことも悪いことも掴めない」
「子供みたいな小さな手だね」と。
いつもあなたは不思議そうに言った。
手を繋いだ時の体温の温もりとか。
言葉にしなくても伝わってくるのが。
「あなたのこと信頼している」
証だと思った。
恋人や夫婦で絆を大切にしている。
カップルはそうなんだろうね。
あなたが遠くに行ってしまうような。
そんな気がして一年弱をを過ごしてしまった…
だから私達は12年もご無沙汰していた。
手を繋いだ。
手を繋いだ時の温もりは。
きっと忘れることはないと思う。



2022年02月20日(日) あなた。

「車に乗せて貰えないから」
とかではなくて。
「買い物を手伝って貰えないから」
でもなくて。
「お風呂に連れて行って貰えないから」
でもなくて。
「治療してくれないから」でもなくて。
「外食出来ないから」でもなくて。
あなたの声を聞くとも会うことも。
出来ないことがこんなにも辛いと言うことは。
やっぱりちゃんとあなたのこと。
男性として好きになってた。
身長も高くてガッチリしていて。
私と居たから随分若く見えた。
きっと永遠にダンディでカッコいい。
あなたのままで。
居てくれようと思ったのかな?


2022年02月18日(金) 投影。

今思えば。
彼が私にしようとしてくれたこと。
してくれた全てのことは。
もちろん一人の女性として。
好意を持ってくれていることは。
わかっていたのだけれど。
どこかいつも家族にしてあげられなかった。
後悔の念があって。
それを私に重ねて見ていたのかもしれない。
家族にしてあげられなかったことを。
私に尽くすことで。
幸せを見出していた気もしている。


2022年02月16日(水) 8月8日。

「誕生日だし女の子の居る場所に」
「行こうかなって思った」と言っていたね。
あなたと私の出会いは。
あなたの誕生日だったね。
誕生日も同じ月だし。
きっと家族のために頑張って働いてきた。
ご褒美の時間だったんだよね。
私と居たかったら。
私にしてあげたい気持ちもあって。
あなたは人より14年も長く働いた。
「わたしが倒れたら妹のことを」
「誰もみてくれないから」と言って。
あなたは退職したね。
でもちょっと間に合わなかったね…


2022年02月14日(月) 猫の習性。

本当に何でこんな会話をしたのか今となっては。
偶然としか思いようがないのだけれど。
つい最近猫の話しをたくさんした。
一瞬人が居なくなったのを。
見計らうかのように。
自分の死ぬ所を誰にも見せなくなかった。
それだけ私のことを一番好きで居てくれた。
それは猫の習性だと言わている。
猫のプライドと思いやりがそうさせて。
いる伝えも。
真っ直ぐで優しすぎて不器用な所が。
自分の幸せと直結しなかったけれど。
それが私の所へ向かう途中で。
幸せと思える最後の時間の中で。
力尽きたのだと信じたい。
あちこちに大切な人が居て。
彼はきっとどれも選べなかった…
どれもを守りたいがために。
人より14年も長くただ働いた。


2022年02月12日(土) ゴールデンタイム。

ゴールデンタイムが来る時間は。
まだまだ苦しくなる。
私が最後に送ったLINEは既読にならないまま。
あなたは去った。
ゴールデンタイムに10分無料通話で。
毎日「今日こんなことあったよ」って話しをして。
その隣では妹さんが夕食後の洗いものをしている。
彼を介して毎日のそんな日常があった。
そう私たちはもう一つの家族のような。
存在になっていた。
お別れしていくときのしこりになると。
辛いから妹さんとお会いする機会は。
今まで持たなかったのだけれど。
お弁当が3 つ出来て届けに行ったときに。
お家から出て来られて。
「いつも差し入れありがとうございます」
と言って。
一瞬だけお会いしたことがあった。
「お兄さんにはいつもお世話になっています」
とだけしか言えなかったけど。
私たちは同じ障害を持つ立場で。
短い挨拶を交わした。
そのお兄さんが亡くなってしまって。
もう一つの家族は一瞬で崩れてしまった…


2022年02月11日(金) 最後。

「心臓の定期検診はまだ行っているの?」
「医者がもう薬だけで大丈夫と思うと」
「言ってくれたから」
最近交わした会話だった。
彼の最後が発作だったのか。
事故だったのか。
他の理由だったのか。
もう永遠にわからないと思うけれど…




2022年02月10日(木) 奇跡。

まだ別れるつもりはお互いに。
持てないでいた時も。
あなたとお別れしていく会話の中で。
「奇跡が起きるかもしれへんやんか」
そう言ってくれたことがあったね。
私があなたが居なくても。
立ち直って前向きに歩いて。
行けるようになった時。
奇跡は起きるかな…
この一月。
一人でやれてることが。
既に奇跡なのかな…


2022年02月09日(水) 家族。

「今年も家には帰らない」
そう言っていた彼に。
「今年は帰って。ずっと帰らないで」
「どうするの?」
と言って。
送り出してよかった。
あなたが人生を終える前に。
やっぱり家族と今年のお正月を過ごせて。
本当によかった。
ご家族も泣いていると思うけれど。
もっと感謝しておけばよかったって。
あなたのこと寂しくないように。
思ってくれていると思うよ。


2022年02月08日(火) 互い。

人様に迷惑かけないで生きて行くことが。
私の目標なのだけど。
あなたにはすごく甘えてしまったし。
本当は負担になってたかな?
「なんでもしてあげたいし言ってね」と。
いつも言ってくれたけど。
本当はどうだったのかな?
やっぱり疲れちゃったのかな?
一緒に居た時間の倍の年齢差があった。
私達だったけれど。
お互いに週末は。
頼り頼られ楽しみにしていた。
時間のリミットはそれは待ってはくれなくて。
闇に消えてしまった…


2022年02月06日(日) 便り。

「家族とはちょっとずつ気持ちがすれ違って」。
言ってたけど。
離れて暮らしていたら。
便りがないのは元気な証拠みたいな。
気持ちもあったのだと思う。
私だって両親とは。
何か用事がないと連絡しないし。
後、気なった時だけは時々。
逆に連絡来たら何かあったのかなって。
心配になるよ。
でも彼はきっとすごく寂しかったのだと思う。
「どうしてる?こんなことあったよ」って。
気にして貰いたかったのだと思う。
「頼り頼られ認め合うようにして生きたいね」
そう呟いていたあなたの気持ちは。
すごく良くわかったよ。
だから毎日LINEしたし。
短くても毎日話したね。
私も職場では殆ど何も話さない環境だし。
家に帰っても一人で誰とも話さないし。
どれだけあなたに依存して生きてきたか。  
だからしばらくは辛いです…


2022年02月04日(金) 関係。

彼との13年間の時間はすごく気が合う。
異性の友達のようでもあり。
別の角度から見ると。
まるで週末婚みたいだった。
ひょんな出会いから。
警戒心の強い私に少しずつ近づいてきて。
最後はピッタリ寄り添って。
離れなくなっていた。
コロナの影響と別れのリミットで。
余計に絆は深くなっていた。
今思えば別れのタイミングは神様が。
導いたのかもしれない。
私達にそのつもりはなくても。
「世間から見るとどんな関係?」
「親子か不倫だね」って。
よく笑いあったけれど。
彼がやってくれたことと言えば。
どちらかと言うとヘルパーや保護者の。
要素が大きかった。
就活から引っ越しの家電選びや買い物。
週末の湯治と治療の時間の許す限りを。
全身全霊で私のために使ってくれた。
私が人生一番苦しかった時の。
全てが安定するまで。
ずっと見守っていてくれた。
友達、カウンセラー、彼氏、ヘルパー、マッサージ師、保護者。
最後は日曜大工などの旦那の役割も。
してくれた器用な人だった。
この人が居ないと私はダメだな。
手を離したくないなと何度も思ったけれど。
時間切れになるのは逆らえないと思った。
家族以外はいつかはサヨナラの時が。
来ることもわかっていたし。
この人とだけは。
「楽しかったね」と言って別れたかった。
お家じまいをして家に帰る時は。
駅まで送るからねって言った言葉も。
叶わなかった。
サヨナラが言えないからまるで。
生きてるのか死んでるのか。
わからないままに。
私の前から去ったのかもしれないと思った…


2022年02月03日(木) 電話。

「毎日やることが山のようにあって」
「身体の痛みでうまく出来ない」
電話で落ち込む私に。
「それは仕方ない」
「あなたはいつもすごく頑張っている」
「仕事も自分のことも精一杯のことを」
「しているし」
「誰にも迷惑かけないでやれている」
「よしと思います」
「今日はどうだった?」って。
毎日気にしてくれてありがとう。


2022年02月02日(水) 愛。

「大好きだよ」って。
ありのままの私を愛してくれていると。
感じたのはあなただけだった。
両親は私を産み育てたくれた人で。
人としても尊敬できる人だし。
感謝もしているけれど。
幼い頃から心から安心出来る。
存在ではなかった。
出来ない部分の全てを肯定してくれて。
それを自信に導いてくれる存在が。
彼だった。
「そんなこと気にしているの?」
「だいじょうぶ、何も起きないって」
ずっと見守っていてほしかった…


2022年02月01日(火) 2月1日。

今日で勤続10年目になるよ。
そんな話しもしたかったな。
障害者雇用と言えど。
なかなか受からなくて。
「受かったよっ」って。
駆け寄った時は誰より喜んでくれて。
食堂を一緒に見学して。
本当にここで働くことになるのかなって。
外来を見渡して。
ワクワクと不安が入り混じって。
この環境に飛び込んだけれど。
白衣の姿も一度見て貰いたかったな…


お嬢 |MAIL

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