冒険記録日誌
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2021年09月04日(土) 海賊船バンジー号(A・チャップマン/社会思想社)

 なぜか急にこの作品が遊びたくなり、10年ぶりかのプレイをした。
 主人公は海賊船の船長として、同じ海賊業をしている殺し屋アブタルと世界一の海賊の座をかけて勝負するというもの。その勝負とは50日以内に金貨を沢山集めた方が勝ちというゲームである。
 ちなみに、この冒険記録日誌では、既に2回もリプレイを載せているが、どっちも失敗している。
 大昔にクリアしたことはあるとはいえ、クリアには金貨800枚は必要。この大金を稼ぐには、ほぼ一本道ルートのうえ、かなりのサイコロ運が必要という、ほぼ無理ゲーである。なので、今回はマイルールで金貨400枚以上ならクリアという事にした。これなら違うルートを楽しみつつ、クリアを目指すことができる。
 初期能力値はかなり良い方だったが、過去の冒険ではあまり選ばなかったルート(ここで言うルートとはバンジー号の航路)を通ってみたら、強敵との戦いは少なかったものの、金貨がなかなか手に入らない。逆に金貨を渡さないといけない羽目になったりして、最後は、巨大ザリガニとの戦闘でゲームオーバー。この時点の財産は金貨7枚だった。もうボロボロ(笑)

 でもねぇ、何度も遊びたくなる魅力があるのよ。世界を救うだとか、そんなお題目は関係ない裏の世界。荒くれどもを率いて、ただ欲望のまま、商船や町を襲って、財宝を奪い、人々を奴隷として売り飛ばす無法者。これぞピカレスクロマン。たまにはこんな冒険もしたくなるってものだ。
 そして舞台は、魔法が飛び交い、不思議なモンスターの跋扈するタイタン世界だから、ただ普通の海賊行為だけでなく、妖精に頼まれて海の怪物と戦ったり、巨人族を仲間にしたり、洞窟で罠を切り抜け財宝を見つけ出し、魔女と戦い、シンドバットのごとく巨大なロック鳥に掴まれたりと盛沢山。これらのイベントが、航路を変えるたびに違うので、時々遊んでも飽きない。
 ただ、低能力だと絶対勝てないので、能力決めのサイコロは1・2の目が出たら「4」、3・4の目が出たら「5」、5・6の目が出たら「6」で換算するくらいが良いと思うね。他のファイティングファンタジーシリーズ作品の多くにも言えることだけど。
 今日はレビューというより、ただ自分のプレイの感想日記でした。


山口プリン |HomePage

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