冒険記録日誌
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2021年05月01日(土) 続、アルテウスの偉大なる冒険談

 このギリシャ神話アドベンチャーシリーズのリプレイに登場する「銀斎」というリプレイキャラは元ネタがあって、それはファイティングファンタジーシリーズの「サムライの剣」に登場する浪人、余呂銀斎という敵キャラなのです。
 この浪人は、登場シーンはわずかしかありませんが、飛んでくる弓矢を刀で叩き落す腕前に加え、真っ当な果し合いで勝負をつけようとする、侍としてあっぱれな敵でした。戦闘力で言うと、技術点10に体力点16と、平均的な能力の主人公に拮抗する技量です。
 倒したあとに家探しすると、銀斎に似た子どもが2人遊んでいる絵柄の掛け軸が見つかるというのも、何か主人公には知りえない物語の想像をかきたてられて印象に残っています。
 なので、このアルテウスの冒険は、その銀斎がギリシャ神話の世界で活躍するというコンセプトにしました。(ちなみに銀斎が敬愛する武士の名を新免武蔵と呼んでいるのも、サムライの剣の世界での伝説的英雄の名前だからです。)
 つまり今風に言うと、異世界転生もの!「主人公に倒されたと思ったら、ギリシャ神話の世界にいた件」みたいな話しなわけです。(笑)

 さて、リプレイも続いては第二巻「ミノス王の宮廷」
 これは旅を続ける一巻と三巻の冒険とは違って、多くの人々としばらく生活をしながら、宮廷内の陰謀に巻き込まれていくのが前半部分です。まあ、あっさり投獄されて、ミノタウロスの生贄に迷宮に放り投げられる展開もありますが。
 後半はいよいよ、シリーズクライマックス。ミノタウロスのいる迷宮に入り、兄テセウスの敵をとるために、化け物を退治します。
 残念な点と言えば、クレタ島ではギリシャの神々の力が届きにくいとの事で、このシリーズの特徴であるゲーム中の神々の介入数が減っていることでしょうか。とにかく、ミノタウロスの強さが際立つこのリプレイをお楽しみください。


山口プリン |HomePage

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