冒険記録日誌
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2016年12月17日(土) |
トンネルズ&トロールズでTRPGをあそんでみる本(冒険企画局・グループSNE) |
発売されたばかりのムック本になるのかな?内容はタイトルのとおりです。 実は山口プリンはアンチT&Tなので、本当は買うつもりじゃなかったのですが、今年の年末はこれといって購入するゲームブックがなかったので、寂しくてつい買ってみました。 今年は別に「週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! ! 」という、おっさんが当時のファミコンゲームを懐かしむだけの本が出ていまして、こっちはそのTRPG版みたいなものだろうと予想していたのも、気が乗らなかった理由の一つです。
実際読んでみても、そんな要素は確かにあります。雑誌ウォーロックに関係していたような人達も大勢登場して、ちょっとした同窓会みたいです。 ただ、対談を中心にひたすら過去を振り返っていたファミコン神拳とは違って、こっちは需要はどの程度あるかはともかく、新規ファンのためにTRPGの入門記事も丁寧に書いてあり、まだまだ頑張ってるよ感があって、読んだ印象はよかったです。 正直にいえば、T&Tへの礼賛ぶりにはチト置いて行かれてしまったところもありますがね。 社会思想社から出ていたT&Tソロアドベンチャーのゲームバランスの大雑把ぶりとよくわからない世界観は、発売当時の山口プリンにとっては合わなくて、嫌いなゲームブックの代名詞でした。今ならT&Tソロの中でも「カザンの闘技場」と「魔の海域」は割と好きで、まったく駄目というわけでもないのですが、T&Tに苦手意識があるのには変わりありません。
記事は充実しています。ロードスリプレイ「帰らずの森のフェアリー」が雑誌ウォーロックからの単なる再録だったのはちと残念でしたが、他の楽し気なリプレイ小説の他、オリジナルのT&Tソロアドベンチャー(つまりゲームブック)、五竜亭の復活、数々のコラムと盛りだくさんです。 T&Tの長所である武器の多彩さを生かしての、武器特集コーナーが山口プリン的には気に入ったかな。 五竜亭も懐かしいですね。巻が進むにつれ、いつの間にか読まなくなりましたが、最初の「ファンタジーRPGクイズ 五竜亭の一夜」は本当に好きで何度も読み返したし、カールス達の質問と答えは今でも結構覚えていますよ。フンバルトさんがお気に入りでした。 まだざっくり読み始めたばかりですが、同窓会で久しぶりに会ったら嫌いな奴でも懐かしくなった的な気分はあるし、記事の内容も濃ゆいし、掲載のソロアドベンチャーもなかなか丁寧に作りこまれているようですしで、なんだかんだ年越しまでチビチビ読んでじっくり楽しめそうです。
ちなみにアマゾンで、ベストセラー1位の表示が出ていましたが、カテゴリが「テーブルトークRPG」とか範囲狭すぎだろっ、と最後に軽くつっこみ。
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