冒険記録日誌
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2015年02月21日(土) 烈拳カンフー大冒険(スーパー頭脳集団アイデアファクトリー/桐原書店) その2

(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないでください)

 木人の洞窟は薄暗く静かな洞穴で、中はそこそこ広かった。
 目を慣らしながら慎重に進んでいく。足元で音がするので下を見ると、足に鎖が引っ掛かっていた。
 ガチャッ、ガチャッ!
 伸ばされた鎖が複雑にぶつかり合って連鎖する音が反響して洞窟中にこだまする。
 何かの人影が近づいてくる。木人だ。木の丸太の手足でこちらを攻撃してくる。カラクリとは思えない複雑な動きで攻撃してきた。

 ここで木人戦だけの専用ルールの戦闘を開始。
 サイコロを一つ振って、木人が回し蹴りや中断突きなど、どんな技を繰り出すかを判定し、次に自分の為にサイコロを一つ振って、どんな技で応戦したかを判定。それぞれの技を専用の対戦ダイヤグラムで見て、勝敗を決定するという流れだ。
 この対戦は18回繰り返し、その勝利回数で6つの結果に分岐する。


('A`)イキナリメンドクセー


 技の名前がついても駆け引きの要素はないので、ようするに延々をサイコロをするだけだし、6回の対戦で十分ではないだろうか。引き分けは振り直しなので、24回くらいは繰り返さなくてはならない。
 そもそも導入部分だから、普通の戦闘ルールのチュートリアルみたいな戦闘にすればよかったのに。それとも、これくらいの面倒さに耐えられないと、その後は戦えないよと読者に警告を与えているのでしょうか?
 ブツブツ文句を言いながらも戦った結果は、勝ち9回、負け9回という平均的な数字で、試練を辛うじてくぐり抜けたという内容でした。その後の選択肢は正解を選んだようで最後の攻撃も見切って、金剛券の奥義を極めた主人公は、木人の洞窟を出て打倒拳王の旅に旅立つのでした。
 ここでスタート時より見切り力、スピード、パワーが7点増加。体力は5点増加。木人戦との結果が良ければ、さらに5点ずつくらい上乗せできていたようです。スピードとパワーは、ファイティングファンタジーシリーズの戦闘でいう技術点みたいなものなのに、かなり豪快に変動するなぁ。こんなんでゲームバランスの調整ができるのだろうか……。

 
 続く


山口プリン |HomePage

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