冒険記録日誌
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| 2009年08月20日(木) |
ローンウルフシリーズ(ジョー・デバー&ガリー・チョーク/ボビージャパン) 5巻「砂上の影」 |
(ネタバレ注意!プレイ予定の人は読まないで下さい)
さて、ローンウルフは第5巻に突入。この巻でストーリ的には一区切りとなっています。 この巻は表紙に「2部構成 ダブルアドベンチャー」と書いてあるので、さぞや凄そうにも見えたのだけと、中身を見ると単に200パラグラフのゲームブックが2編収録されているという意味でした。 しかも2編のストーリーが続いているので、結局一本のゲームブックにしか見えない。これなら、「火吹山の魔法使い」だって「ティーンズパンタクル」だってダブルアドベンチャーだろ、と本に突っ込み。まあ、今までは350パラグラフの冒険だったのが、今回は計400パラグラフに増量している点では豪華になったともいえるけど。 まあ、こんなことにケチをつけてもしょうがないので、このくらいにして、プレイ状況の報告をします。
まずは王の命令により、平和条約の調印を行うためにバラキーシュという辺境の土地まで出席することになったローンウルフ。 バラキーシュにたどりつくと、すでに平和条約を結ぶはずの領主が死んで新しい領主が誕生している状態になっていて状況は一変。ローンウルフは、衛兵達からひたすら逃げ回るというのが第一部。 第一部終了後に読み返すと、むしろ衛兵達に捕まる展開の方が、簡単に牢を脱出して装備も取り返してあっさりクリアできたようなのですが、プレイ中は、命より大事なソマースウォードを没収されてはかなわんと、とにかく必死に逃げる選択肢を選びましたね。 おかげで、下水道で変な病気には感染するわ、病気を治す薬草を探し回る羽目になるわで大変でした。下水道の衛生状態については、ソーサリーのカーレ(カレー)より酷い町です。
それでもなんとか第一部は、一回目でクリアできました。ローンウルフは、特殊能力がとても役に立つし、基本的な戦闘能力も高い。 またクリアに必須なアイテムというものが存在せず、重要なアイテムであっても、なければないでなんとかなってしまうところも、このシリーズを簡単にしています。最初は物足りなさも感じていましたが、この巻までくると、逆にそれがいいと思うようになってきました。 映画や漫画の主人公はバッタバッタと敵をなぎ倒すのが普通なのに、他のゲームブックの主人公はいかに貧弱なことか。 宝箱の鍵が開かないだけでさめざめと泣き出すような主人公より、アイテムや幸運に頼らずとも己の力だけで使命を果たせるローンウルフは格好よく、そして気持ちがいいのです。
そして第二部突入。 マグナカイの書とやらを探しにいくのが目的ですが、ソマースウォードが使えない状況に追い込まれるので、最後の敵が強い。あっさり撃沈です。 第一部で回り道をしたおかげで、第二部の中盤にソマースウォードの代わりになる武器を手に入れていたものの、やり直してもなかなか勝てません。 初期値の戦闘力が高ければソマースウォードがなくても問題なかったのでしょうが、たけたろうモード(最小能力値)で遊んでいた代償がここで一気に噴き出た感じです。 数回目のチャレンジでなんとか勝利。もしかすると戦闘でダイズの代わりに使う乱数表に載っている数字の位置を、指が自然に覚えたせいかもしれませんが。(^^;)
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