冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
| 2009年08月08日(土) |
デストラップダンジョン(I・リビングストン/ボビージャパン) その1 |
「死の罠の地下迷宮」をラノベ風にリメイクしてボビージャパンから発売された「デストラップダンション」をやってみました。 ボビージャパン版を知らない人に社会思想社版との違いを説明すると、パラグラフ構造とか、戦闘ルールと敵の強さなど、ゲーム性に関する部分はほぼ一緒。文章については完全新訳のうえ、主人公は女性冒険者になって名前もつき、プロローグなどの文量が割り増しされ、ライバルの挑戦者らと事前に会話するシーンもあるなど、キャラクター小説的な要素が増強されています。 主人公だけでなく、挑戦者の忍者も女(くノ一)に変化。妖精めいた女の表記は、はっきり女エルフになっています。 イラストも漫画タッチな絵柄に一新されていますが、絵柄の構図は社会思想社版のものに準じているものが多いです。社会思想社版で珍しくセクシーだった、蛇にからまれている女エルフのシーンのイラストも健在ですが、からまれているエルフが幼女にしか見えないのはご愛嬌。 ちなみに今回の挑戦は、全て技術点10〜12のキャラでスタートしています。避けられない戦闘でも敵が強いので技術点9以下の子は始まる前からゲームオーバー確定だからね。これだからリビングストン作品はぶつぶつ…。
1回目
技術点12 体力点19 運点11
初回プレイはなかなか強い子ができましたよ。 持参する薬は体力を全快できる“力の薬”を選択しました。これは他に体力を回復できる有力な手段の“食料”が指示された時しか食べられないルールなのに、その指示のある箇所がほとんどないからです。事実上、食事ルールは機能してないみたい。というより「デストラップダンション」のルールって、間違って別のゲームブックのルールを載せてないか?「死の罠の地下迷宮」のルールでは、薬が1服分で戦闘中以外は自由に食事ができたはずで、薬が2服分で食事は自由にできないというのは「火吹山の魔法使い」の仕様です。 誤植じゃなくて、ルールを変えるつもりだったのなら、ちゃんと冒険中まで変更フォローしてもらわないとな。 それから主人公が挑戦する順番は、6人の挑戦者のうち「死の罠の地下迷宮」では5番目でしたが、「デストラップダンション」では6番目になっています。もしかして展開も変化してるのかと一瞬期待したのに、最初の分岐点では先に進んだ挑戦者達の足跡が従来と同じく4人分しかありませんでした。あと1人はどこへ行ったよ? と、なんとなくリメイクの中途半端さというか手抜きぶりに疑問も感じつつも、ゲームを進めましたが、クリアへの道順を忘れてしまっていました。 強力なパワーにものをいわせて、なんとか終盤までいきましたが、クリアに必要な宝石を1個だけとり逃してしまいEND。惜しかったけど、ライバルの女忍者に会えなかったのが敗因だなぁ。序盤はともかく、後半は正解の道順なんてヒントはないからねぇ。
続く
|