冒険記録日誌
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2009年08月07日(金) 謎の花火大会(奥谷道草/白夜書房)

 クロスワールドランド8月号に掲載されているはみ出しゲーム(ミニゲームブック)の紹介。
 考えてみるとこの手の雑誌は、全部のパズルを解くつもりなら相当の時間がかかるわけで、暇つぶしには最高のコストパフォーパンスですよね。さらに答えを書いて懸賞に応募すれば何か当たるかもしれないわけだし。
 もっとも私の場合、収録されているこのはみ出しゲーム目当てで購入していて、本編のクロスワールド部分は入院中のとき以来やってないので、我ながらもったいないですね。
 それでもはみ出しゲームを解くだけでも小1時間はかかるわけで、420円のコストパフォーマンスは漫画本一冊購入するのと同じくらいかもしれません。
 
 などと何の伏線にもならない前フリでしたが、今回のはみ出しゲームは「謎の花火大会」。旅行先の浜辺を歩いていたら、妙な老人に捕まって花火大会の花火の点火役を仰せつかるというお話です。
 ゲームがはじまると浜辺に描かれたマス目にそって花火に点火していけばいいわけですが、正確に4パラグラフ移動毎に点火していかないといけないそうです。マス目は例によって迷路状になっており、その中をウロウロ歩きながらなるべく多くの花火を点火すればいいというパズルになっています。
 これ、最初のプレイのときは簡単にクリアしてしまって、今回はえらく単純だなぁと思っていたら、「4パラグラフ移動毎」という条件を「4パラグラフ移動以内に」と勘違いしてました。確かに簡単なはずだ。
 もちろんちゃんとやり直したわけですが、浜辺のマッピングさえしてしまえば苦労せずにクリアできました。カニとかタコの喧嘩とかの妨害はあるものの、ゲーム的にそんなに難しいヒネリはなかったので、完成したマップを見るだけで正解のルートがわかるんです。逆にマッピングしないと全ての花火を打ち上げることは無理かも。

 ところで、今回遊んでみて思ったのですが、最近のはみ出しゲームに多い「今だけ○○ページの地図を見ていいよ」という序盤の大ヒントは、この難易度なら不要かなぁ。
 マッピングがしづらい作品などではかなり助かるサービスなのですが、今回くらいの作品だと「答えわかっちゃったから実際に遊ばなくてもいいや」くらいになりかねない気がします。
 もちろん人によってこのあたりの感覚は違うだろうから、ここは選択肢をもうけたらどうでしょうか。「むこうの暗がりに地図らしき看板が見える。方向音痴の君はフラフラと○○へ。あくまで自分の力で解きたい意地っ張りはそのまま○○へ」とか、3度目の挑戦になったら老人が見かねて地図を見せてくれるとか。

 あと今回は数を集めるタイプのはみ出しにしては、めずらしくオチがついてましたねー。日本の夏っぽくていいです。
 なんだか11発全部集めるより、ホドホドでやめたくらいの結果の方が、主人公が徳をしている気がしますけどね。3発以下の成績だと何気にホラーですなぁ。


山口プリン |HomePage

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