冒険記録日誌
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2008年01月03日(木) ウォーロック 第2号 1987年 1月

 創刊号と似たような内容ですが、第2号になって面白いコーナーがいくつか登場してきました。
 ト学会で有名な山本弘が「私はこうしてバルサスした」というリプレイ漫画を書いています。脱力系の絵ですが、妙に面白いです。
 ファイティングファンタジーシリーズ(以下FFシリーズ)の拡張ルールについての、提案記事も面白い。成長ルールや魔法ルールを、既存のゲームブックに取り込んで遊んでみることができそうです。
 他には「サムと車とカッコーと」というリビンストンのゲームブック「フリーウェイの戦士」の世界を舞台にした小説が掲載されています。これは正直イマイチ…かな。
 第2回目の門倉直人のゲームブックシステム講座は「選択肢」に焦点を当てています。たとえば「東へいくか西へ行くか」のような単純な選択肢でなく、なるべく多くの描写をつけ加えることで物語の厚みが増すこと。「戦うか逃げるか」だけではなく行動のバリエーションを増やすと読者は楽しめるが、バグが増えたりパラグラフが混乱したり、ゲームブック作家の負担は増大するというレジンマ。基本的なことがらですが、ゲームブック作家を志望していた人には是非読んでほしいような内容です。

 収録されている短編ゲームブックは前号に続く「火吹山の魔法使い」の後半部分と、オリジナル作品の「デルビッシュの洞窟」の2編。
 「火吹山の魔法使い」は今更感があるので、私はプレイしていないのですがどこかで聞いた話によると、最後の宝箱を開ける正しい鍵の所在地が文庫版と違うそうで、多少は攻略法が変わりそうです。
 「デルビッシュの洞窟」は、これもFFシリーズの仲間です。アランシアのある砂漠が舞台でシャラナの宝石を探し出すというストーリーですが、未プレイなのでコメントできません。いつか遊ぶことがあれば感想を書きます。 


山口プリン |HomePage

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