冒険記録日誌
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2005年05月25日(水) |
たけたろうの冒険 ──FF8・サソリ沼の迷路編 その1── |
たけたろうです。ヒントをもらっても使うところまで進まんとです。 たけたろうです。コブリンとオークにしか勝てんとです。 たけたろうです。真の道を進んでいても死んでしまうとです。 たけたろうです。強敵相手の戦いには運試しですがその運がないとです。 たけたろうです。たけたろうです。たけたろうです。。。
「そうイジケルでない。ない。ない。…。…」 ハッ!天空から聞こえるその声は山口プリンさん! 「次なるサソリ沼の迷路は、私が知り尽くしておる。おる。おる。…。…。私が最善の道を教えてやろう。やろう。やろう。…。…」 本当ですか。こんなに弱くて虚弱体質で不幸なたけたろうでも、今度の冒険は大丈夫なのですか。 「(残響音OFF)そうだ。次の冒険はFFシリーズには珍しい双方向システム、尚且つ冒険の目的は3種類もある。魔法もある程度自由に用意できる。つまり工夫の余地があるわけだ。お前でもきっと大丈夫。だと思う。善なる魔法使いセレイターの依頼なら原運点を増やせるし比較的簡単に・・・いや、たけたろうには途中で道を塞ぐ“剣の木”に勝てそうもないな。となると枯らしの魔法を使えるグリムレイドの依頼を受けるべきか。しかし、鳥の護符とカエルの護符はともかく他がなぁ。サソリ沼の中央付近の盗賊のいる空き地も問題だな。たけたろうには勝てそうもない。1回だけなら戦わずとも通過できるが、所持品を残らず奪われるし。いやプームチャッカーの依頼なら所持品がなくなっても、使命は果たせるか。いやしかし・・・」 山口プリンさん、ブツブツなにを悩んでいるのですか。本当に信じていいのですか?
技術点 7 体力点 14 運点 7 荷物:剣、皮鎧、真鍮の指輪
冒険は酒場から始まります。 さっそく私はサソリ沼の迷路について村人達に聞いてみました。するとみんな次々に危ないから止めた方がいいと、忠告してくれます。私もそのとおりだと納得したのですけど、サソリ沼にいくのを止めるという選択肢はないのですね。 普通の冒険より有利なのは、私が魔法の指輪を持っていることでしょうか。サソリ沼が恐れられる理由は、磁石が機能しないので道に迷いやすいということですが、この真鍮の指輪をはめている限り、私には方位が正確にわかるのです。おまけに悪人が近づくと指輪が熱くなって警告してくれるという、素晴らしい機能つきなのです。 グロナールと名乗る男の人が、私に同席してビールを飲み飲み、冒険者を求めている魔法使いを紹介してくれました。話しを聞いているうちに私は催眠術でもかかったかのようにポワンとなってきました。グロナールさん、あなたはいったい誰なんです? 「幸いなれ、若き勇者よ。善い魔法使いセレイターを訪ねなさい」 彼はそう言い残すとすぐに立ち去ってしまいました。事情が飲み込めませんが、なんとなく爽やかな気分になってきました。(原運点を2増やす) セレイターの家までの道を尋ねると村人たちは喜んで教えてくれます。セレイターは村中の人々に好かれているようです。 やがて村はずれに建っているセレイターの家が目に入りました。すんぐりした小男がラフな格好で庭を散歩していました。声をかけてグロナールさんの紹介を受けたことを訪ねると、彼はニッコリ笑って家へ招き入れてくれました。 「うん、君ならばすべきことがちゃんとできるだろうね」 えへへ、ちょっと誇らしい気分です。冒険の依頼とは白魔術師が使うアンセリカという植物の実を持ち帰ってきてほしいというものでした。なんでもアンセリカは絶滅の危機なので保護したいのだとか。 「あの沼地には、たくさんの宝が眠っている。見つけたものは全て君のものだ。私はちっぽけなアンセリカの実1つでいいんだ」 セレイターさんはそう言っています。でもそれって魔法の援助はするけど、依頼を果たしたことに対する報酬はなし、ボランティア精神でお願いってことですか。 それなら援助だけもらって、後はこっそり違う魔法使いの依頼を受けに行けば・・・・・・って、いけません。いけません。私は根は善良なたけたろうです。 セレイターさんと話し合って、魔法が1回だけ使えるようになる石を6つもらいました。内容は<体力増強><開運><火炎><火炎><友情><祝福>です。 それじゃ、そろそろサソリ沼へ向かいましょうか。今回は少しは自信がもてそうです。
続く
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