冒険記録日誌
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| 2005年04月23日(土) |
悪夢のマンダラ郷奇譚 その8 |
(ネタバレ注意。プレイ予定の方は読まないで下さい)
意識がだんだん戻ってくる。もはやお馴染みの、草でできた動物の巣のような場所で私は真っ裸で寝ていた。あいかわらず傍らにはゴリラが幸せそうに寝ている。 今度もバナナを食べるのを我慢してさっさと巣から抜け出す。すると手ごろな武器になる棍棒を発見した。 巨大な木々のそびえる熱帯ジャングルをあてもなくさまよう。 前方から数人の原住民らしい男達がやってきた。トーテムは何かと聞かれるので、わざとサメと答えてみる。なんとか勝って一矢報いないと気がおさまらない。 「サメだと。サメのトーテムの者は我らが仇敵。我らと勝負せよ」 男達の1人が槍をかまえて、私に向かい合った。他の男達はじっと見守っている。 私は相手の胴を目掛けて棍棒を薙ぎ払った。都合の良い事に棍棒は相手の槍を弾き飛ばしたではないか。ラッキー。 「むぅ、さすがはサメのトーテムの者だ。ここは負けを認めよう。だが、これ以上南に行って我らの村に近づかないでくれ」 原住民の男達の願いを素直に聞いて、私は引き返すことにした。どのみち村に招待されたときも引き返していたのだ。無理をしてこれ以上、原住民を刺激することはない。 険しいけもの道をさらに進むと、若い女性が木からするすると降りて来た。健康的な浅黒い肌に、長い髪をアップにして、ヒスイの耳飾りや、金製の腕輪などで着飾った美しい女性だ。 もちろんその招待は恐ろしい魔女、ランダだとわかっているので、無視して道を歩き続けた。勇者の剣がない今回は近寄らないに限る。 森を抜けると、今までに通っていない道に足を踏み入れてみた。 道はやがて、霧につつまれた墨絵のような山岳地帯に入りこんできた。裸の身には霧が寒くてこたえる。 途中で行商の太ったおばさんが道の向こう側からやってきた。おばさんは立ち止まって、私をじろじろと眺めて言った。 「まあ、あんたはなんて格好をしているんだね。そんな姿で王様の宮殿に行きでもしたら、すぐ捕まってしまうよ!ちょうど売り物のチャイナ服があるから買わないかい」 しかし、私には金がない。媚薬か勇者の剣となら交換してくれるというが、あいにく持っているのは棍棒1つだけだ。貧乏人には興味ないよ!とおばさんの捨てセリフを後に、さらに山を登りつづけた。なにが悲しくて裸で山をさ迷わなければならないのだ。 やがて道が分岐していたので、適当に選んで進んでみる。 すると出くわした虎にぼりぼりと食べられてしまった。235へ進む。
235
「あーあ、やられてしまったのか。やれやれ、時間を巻き戻さねばならん。そなたは、まったく救いがたい奴じゃのう」 意識を取り戻すと、暗闇の中で、あのゴミ捨て場で出会った阿弥陀様がぼやいていた。 阿弥陀様の指示どおり、もう一度パラグラフ1へと進んでやり直す。
(バイオリズム数が悪いのか、それとも選択肢自体が悪かったのか・・・と考えつつ)続く
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