冒険記録日誌
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2004年06月21日(月) 猫といじめっ子反撃大作戦(スーパー頭脳集団アイデアファクトリー/桐原文庫) その3

(ここから先はネタバレ注意だニャー。プレイする予定があったら、読まない方がいいニャヨ)

 とりあえず腹ごしらえしなくちゃ。
 まだ慣れない猫の体で君は台所にトコトコ歩いていく。ふうっ、階段を降りるのも一苦労だ。
 台所ではお母さんが朝食を作っていて、いい匂いが漂ってくる。
 お母さんはこちらの気配に気がついたみたいだ。
「まだよ、ニャン太。もう少し待ってね」
 そういってこちらを振り返った。
「なによ!どら猫じゃない。あっちいけ、シッシッ」
 お母さん、僕だよ、気が付いてよ。
 しばらくお母さんの周りでニャンニャン鳴いていると、横っ腹に蹴りが飛んできて、見事に壁までぶっ飛ばされた。(体力点マイナス2)
 しかたがない。ここはあきらめて、早くタツロウ君をやっつけに学校へ行こう。

 いつもの通学路を通ろうとすると、猫の身には車が多くて危険だとわかった。風圧に今にも体が飛ばされそうだ。しょうがないので商店街を抜けて行くことに決めた。
 下から見上げながら歩く商店街。働く人達もいつもより一風変わって見えて、君はキョロキョロしながら歩いていった。
 なんだか、「迷子の迷子の子猫ちゃん〜♪」と歌いたくなる気分だニャー。

続く


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