冒険記録日誌
DiaryINDEXpastwill


2004年04月02日(金) ガッチリ掴みましょう(奥谷道草/白夜書房)

クロスワード・ランド2004年2月号に載っている、はみ出しゲームです。
購入したのは年末ですが、2月号なんですね。雑誌ってなんでこう、月の表示を先取りするのだろう?
ま、それはともかく、「ガッチリ掴みましょう」の内容は新年初売りのデパートが舞台。たくさんの売り場をまわって、なるべく多くの福袋を手に入れて下さいというものです。
もちろん過去のはみ出しゲームシリーズの例に漏れず、今回もとんでもないアイデアが盛り込まれていますよ。
それは、福袋を一つ入手するたびに、そのパラグラフを書いているページに、左手の指を一本づつ挟んでいかなくてはならないというルールです。
それでどうなるかと言うと、福袋を2つ・3つと買っていくごとに、当然指をはさんだページが増えていきます。すると指と指の間に、開くこと(進むこと)のできないページ(パラグラフ)がだんだん増えてくるわけです。
どこにも進めなくなったら福袋の買いすぎということなので、どれか福袋を手放さなければ(指を離さなくては)なりません。たくさん福袋が欲しかったら、パラグラフ番号も意識して、入手する順番を考えなくてはならないわけ。
指を挟みながらゲームブックを読むことは、ゲームブックファンなら誰でも経験があるんじゃないかなと思うのですが、それをパズルの要素に利用する発想が凄いです。ただ私の場合、左手の指を挟みながらプレイするのは、非常にやり辛かったので、右手の指を使ってプレイしましたけどね。
私の初プレイ成績は福袋4つ。エンディングによると最高成績が5つだそうであと一歩でした。
欲を言えば、各店の福袋の中身をエンディングに書いてくれたら、もっと面白かったのに、と思いました。特にペットショップの福袋は、中から「ウッキ、ウッキー」と聞こえてくるそうなので中身が気になります(笑)


山口プリン |HomePage

My追加