冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
| 2003年12月20日(土) |
ブラッドソード1 勝利の紋章を奪え!(デイヴ・モリス オリバ−・ジョンソン/富士見書房) その2 |
さて、4人のキャラクターから1〜4人を選んで冒険するわけですから、その組み合わせは15パターンもあります。 これからブラッドソードを読もうかと考えている人は、どの組み合わせが良いか迷うかもしれません。 そこで参考に各職業の特徴を紹介してみました。 ただし山口プリンが偏見に満ちたコメントであなたを罠にはめようとしている点も忘れないように。
<戦士> 戦闘シーンでは最も強いキャラクター。レベルの高い戦士なら1人でも大抵の強敵を粉砕できます。複数で冒険する場合でも戦闘の要であることは間違いないでしょう。 ただし彼は騎士道精神の持ち主であるため、仲間を見捨てて逃げるなどの卑怯な行為をすると、ペナルティとして経験点が減ることがあります。それに他のキャラクターと比べて戦闘以外の特技に乏しいので、ピンチには人一倍弱い点も問題です。 他の職業より扱い易いキャラクターなので、ブラッドソードのルールが煩雑だと思ったら、最初は彼1人で冒険を始めることをお勧めします。ほぼ普通のゲームブックの感覚でプレイすることができるでしょう。
<盗賊> 盗賊というと鍵をこじ開ける技術などを除けば、弱くて使えないイメージがあるのですが、このブラッドソードでは強力な存在です。 あらゆる状況で機転を効かせて不用な危険や戦闘を避け、危機に陥ってもそれを鮮やかに切り抜けていきます。 その姿はまるで一休さんが、とんちで将軍様や桔梗屋をへこますように痛快です。(イメージはかなり違うけど) 戦闘シーンでも、その素早さを生かして先手で行動することができるので、非常に役立ちます。 初めから弓矢を装備しているので、遠距離攻撃も可能な万能戦士です。もし魔法の武器を装備することができれば、戦士にも負けない強さを発揮できるでしょう。
<僧侶> 聖職者というイメージに反して、神について語ることや、その存在を意識するような場面はありません。ブラッドソードの僧侶は、むしろ賢者に近い存在です。 地理や歴史、言語解読、統計学など幅広く豊富な知識をもっているうえ、入手した正体不明の道具や薬品の鑑定までしてくれるのでとても便利です。 僧侶がいれば数々の謎や、未知の危険に悩まされる心配が無くなるでしょう。 さらに僧侶は生命回復術、空中浮遊、読心術、悪霊退散、透視力の5つの超能力が使えます。特に重要なのは生命回復術。戦闘シーン以外ならいつでも使用でき、リスクも少ないので常に全員の体力を万全にすることができます。 敢えて僧侶の欠点をあげれば、戦闘シーンではそれほど目立った活躍ができないことでしょうか。(六尺棒術という相手を転倒させる特殊攻撃もあるが、命中率が悪いので使い勝手が悪い) 盗賊と同じく弓矢を使用できるので、複数で冒険するときは援護攻撃に徹した方が良いようです。
<魔法使い> この職業といえばやはり魔法を使えることが魅力。魔法使いは、キャラクターレベルに関わらず、最初から15種類の魔法を使うことができます。 体力の方も魔法使いにしてはそう貧弱でもなく、剣が扱えます。腕はさすがに劣るようですが。 戦闘シーンではとうぜん魔法攻撃が中心となりますが、ブラッドソードの魔法システムは、魔法の発動に成功判定(精神魔法なら相手の抵抗判定も必要)をしなければならず、威力が大きいかわりに失敗する可能性も高い、というバクチのような戦い方になります。 精神力が増えれば多少成功率が上がりますが、これが滅多に増えないのです。他の職業に比べると、レベルアップの恩恵が少ない気がします。 逆にいえば低いレベルのうちから強力な魔法が使えるので、複数(つまりレベルの低いキャラクター達)で冒険をしているときは強敵相手に重宝します。接近戦は他のキャラクターにまかせて、背後から攻撃力の高い魔法でトドメを刺す戦略が有効です。 使える魔法の大半は戦闘用のものですが、それ以外で面白いのは「ファルタインの招集」という、異次元にすむ妖精を呼び出す魔法です。この妖精に頼めば大抵の困難は解決してくれるのですが、こちらの足元をみて高い代償を要求したり、わざと命令を勘違いして失敗したりすることもあり、油断がなりません。 このように他のキャラクターと違う点は多いですが、使いこなせればなかなか面白い職業です。
続く
|