冒険記録日誌
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2003年12月10日(水) 殺しの刻印(奥谷道草/白夜書房)

2001年6月号という、ちょっと昔のクロスワードランドに掲載されたはみ出しゲームの紹介です。
「殺しの刻印」は推理小説仕立ての「シャーロックゲームズシリーズ」となっております。遊び方は、町のマップを見ながらそれに対応したパラグラフ番号に移動してはヒントを集め、証拠をもとに犯人を推理するもので、このシリーズではお馴染みのものです。
さて、今回の主人公ゲームズの仕事は、困津田警部の依頼により、3件も続く連続バラバラ殺人事件を捜査するというもの。
事件の舞台は、スネに傷を持つものが集まる歓楽街、歌激町。
名前だけでも怪しげな空間ですねぇ。さっそくゲームを開始しましょう。
まず最初に事件冒頭で電話のあった、タレコミ屋のマツの棲家を探し出すことが先決となっています。彼は犯人を突き止めたらしいのです。
しかし地図を見て発見したマツの家にいってみると、彼はすでに殺されており、ベランダの物干し竿に引っかかって、案山子のようにぶら下げされていました。一足違いで4人目の殺人が起こってしまったのです。
彼の部屋からは、マツの残したメモが発見されました。それは3人の容疑者について書いた暗号のようなものだったのです。
以下、こんな感じで捜査は進展します。
・3人の容疑者がいったい誰なのかを発見すること。
・その3人それぞれの、事件との関連性を調査すること。
・4件の殺人事件のすべての共通するヒントを発見すること。
そんなわけで1時間くらいたって、私は3人のうちの1人に目星をつけることに成功しました。しかし、有力といえる証拠がない。はっきりした動機もわからない。
悩みました。
しかしこのゲームは時間制限があって、2時間を越えると、どのみち探偵失格なのです。
あれこれ考えてもわからなかったので、結局ギブアップして回答編を読んでみると・・・

なんと完全正解。
私がこれだけでは不十分だろうと思っていた証拠を突きつけると、犯人はあっさり犯行を認めてしまいました。
しかも動機は「歓楽街に住む人間への漠然とした憎しみ」というなんともあいまいなもので、エンディングの最後の文章によると「動機に関してはいまだに黙秘しているという。本人にもはっきりわからないかもしれない」とのこと。

なんじゃそりゃあ!一時間余分に考えて損したぞい。



<今回のバク報告コーナー♪>
バグというより誤植だけど、回答編のタイトルの部分が

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シャーロックゲームズゲーム
『死を呼ぶ音楽』エンディング
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となっていました。
たぶん前回のシャーロックゲームズのタイトルを、そのまま書き換え忘れたようですね。


山口プリン |HomePage

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