冒険記録日誌
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| 2003年10月07日(火) |
13人目の探偵士(山口雅也/講談社) |
やー、やっと注文していた本が届きました。本の名前は「13人目の探偵士」です。
えっ、どんな本かって?ああ、少し説明しましょう。 かつてJJCC出版局から発売された、「13人目の名探偵」というゲームブックがありました。 私はこの本を読んでいませんが(所有はしていますけど)、ネット上の評判によればゲームブックの特徴を生かした推理ゲームブックの名作と言われており、なかなか評価が高いようです。 そして「13人目の探偵士」は、この作品を加筆修正のうえ去年の夏に再版されていたもので、現在でも新書で入手可能という、貴重なゲームブックなのですねー。 いやぁ、新書のゲームブックをプレイするのは気持ちいいなぁ。
・・・・・・と、紹介するつもりだったのに。 なぜだ!読んで見ると普通の推理小説になっているではないかぁ! 後書きを読んで見ると、どうも著者の山口雅也さんはゲームブックに全然まったくちぃーとも興味がなかった様子。 それで加筆修正の際に、一般の人にも読みやすいようにパラグラフ移動の要素をなくしてしまったそうです。 余計な事を。 「13人目の名探偵」が名作とされている理由は、本当は普通のミステリ小説を書きたかった著者が、ゲームブックの特徴を活かしつつ、本格ミステリを書くことを心がけたからだとは思うのですが、どうにも今回の後書きからは著者のゲームブックに対する冷めた見方が伝わってきてやな感じです。 もう本文を読む気がまったく失せましたです。ハイ。
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