冒険記録日誌
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| 2003年08月20日(水) |
忍者への道(カーティス・スミス/富士見書房) |
(ネタバレあり。プレイ予定の人は読まないで下さい)
大阪から帰りの新幹線の中で読んだゲームブック。 時は中世、蒙古襲来の噂がとびかい、忍者の暗躍がはびこる九州博多が舞台という、いまいち何時代を舞台にしているゲームブックなのか、わからない内容。 もっとも、私の愛するクロちゃんこと黒田弘幸氏が後書きに書いているとおり、これは新しい東洋的ファンタジー世界と考えて、細かいことにはこだわらずに楽しんだほうが正解です。
この作品の設定を説明すると、主人公は侍道場で修業する若き侍。 もうすぐ侍としての卒業試験が迫ってきます。 しかしこの卒業試験及び、その後に待ち受ける過酷な修行の日々には、とんでもない秘密が隠されていたのです。 まあ、だいたいこんな話しなのですけど、タイトルで思いっきりネタバレしていますね。秘密とは主人公がある忍者集団から、仲間に加わる資格があるか試されていたのです。 見事に秘密の試験で合格して、忍者の仲間に加わることができた時点で物語は終了。 うーん。悪くはないのだけど・・・。 亡き父親の形見「黒太刀」の秘められた力とか、翠姫の正体とか、いくつかの謎が未解決で物足りない感じ。これ一冊だけだとなんとも中途半端な作品で、3部作か4部作ゲームブックのプロローグ部分といった印象でした。 これ、主人公が忍者になってからの続編とか作る予定はなかったのかなー。
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