冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
| 2003年06月26日(木) |
夢枕(思緒雄二/創土社) |
「夢枕」は「送り雛は瑠璃色の」の本におまけのように入っているミニゲームブック。 でも、これはゲームブックとは違うかな。 サイコロを振る分岐点が2箇所あるだけで選択誌もない。 内容も主人公が“夢草枕、歌枕の寝間”という小さな部屋で2つの夢を見るというだけの話しなのだから。 そして、この2つの夢をつなぐ物語(“中段の空”と呼ぶらしい)を考えてみるようにいわれる。 物語の登場人物が言っていたが、「夢枕」は夢の意味を自分で考える“占い”ということらしい。 夢は明快なものではないだけに、楽しむには“理解”するより“感じる”ことが大事なのだろう。 いくつか私の考えた“中段の空”をここに書こうかとも考えたが、それほど面白いものにならなかったので止めておく。 ふー。つくづく私のように単純な人間には難しい本だと思うよ。
|