冒険記録日誌
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2003年04月16日(水) 輝け!ゲームブック魔法使いコンテスト 「ユニコーン・ゲームブック」

たけたろう「お待たせしました。エントリーナンバー12番は、創元推理文庫のユニコーン・ゲームブックシリーズから登場。“魔王の地下要塞”と“ファイアーロードの砦”の主人公さんです。」
山口プリン「ちょっと待て」
たけたろう「すいませんが今回は資料なしで審査願います。実は、本書が外にある物置の奥に閉まっているので取り出せないのですよ。最近雨続きですからねぇ」
山口プリン「いや、そうじゃなくて」
たけたろう「確か使える魔法は10種類と、魔法使いにしては少な目ですが、海外作品では珍しく双方向システムを採用したゲームブックでしたね」
山口プリン「だから話しを聞けよ」
たけたろう「さあ、得点をお願いします」
山口プリン「おい!」

名声点:★★★
芸術点:★★★
呪文数:★★(10種類)
戦闘力:★★
便利度:★★★

たけたろう「これは平均的な結果ですね」
山口プリン「・・・・・・資料なしではまともに評価できませんよ。扉や宝箱の鍵を開ける“セサミ”の呪文くらいしか覚えてないや。ただ彼の魔法はあんまり印象ないんだよねぇ。肝心なところで役に立たなかったという記憶はあるけど」
たけたろう「なんだか投げやりなコメントですね」
山口プリン「どうもこのゲームブックは好みじゃなくて。それに最後までクリアしてないですからしょうがないです。本自体の感想になりますが、ゲーム性より雰囲気重視が多い海外ゲームブックでは、双方向システムが向いてないのかなぁと、このシリーズを読んで当時は思ったものです。“サソリ沼の迷路”のような名作もあるにはありますけど、あれは逆に海外ファンの評判がイマイチらしいですし。これも国民性の違いでしょうか」
たけたろう「そうですか」
山口プリン「それより、早くメスロン出せ!」
たけたろう「まあまあ、慌てずに。次回はいよいよ、あのビジュアル系魔法使いですよ」


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