冒険記録日誌
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2003年04月10日(木) 輝け!ゲームブック魔法使いコンテスト 「騎士と魔法使い 君はどちらかを選ぶか?」

たけたろう「エントリーナンバー7番。近代映画社の騎士と魔法使いシリーズに登場する魔法使いさん」
山口プリン「これはまたマイナーなシリーズですねぇ。少しばかり解説しますと、騎士と魔法使いの2人組みの冒険もので、どちらかを主人公に選んで始めるのがこのシリーズの特徴でした。双葉のルパン三世シリーズのように、巻によって作者が違う点も珍しいです」
たけたろう「それでは審査結果を発表します。どうぞ」

名声点:★★★★★★★★
芸術点:★★★★★★
呪文数:★★(12種類)
戦闘力:★★★★★
便利度:★★★

たけたろう「マジですか?予想外の高得点です!」
山口プリン「いや、ゲームブックとして評価すれば、ゲームバランスが酷いシリーズなのですがね。キャラクターは素晴らしいですよ。なんといっても、彼は生きながら“伝説の魔法使い”と名声を轟かせているのですからね」
たけたろう「これはとんだダークホースでした。いったい彼はどんな魔法を扱うのですか?」
山口プリン「なんといっても“時間よ戻れ!”が強力です。映画のコマを逆回転させるように時を戻せるので、大概の危機からは脱出できます。“眠りにおちよ!”は悪霊にも効く万能ぶりですし、“シールド”や“解かれよ、魔法!”など防御系の魔法にも卓越しています。剣こそ扱えませんが、相棒の騎士が肉弾戦を引き受けるので問題ありません」
たけたろう「なるほど。それでは彼に何か欠点はないのですか?」
山口プリン「一部の魔法の効果が安定していないのが多少不安です。しかし、それよりも・・・」
たけたろう「なんですか?」
山口プリン「騎士を主人公にして冒険しているときは、相棒役の魔法使いはすぐに敵に捕まったり気絶したり洗脳されたりと、お間抜けなシーンが多いのですよ。いったい、この落差はなんだろう」
たけたろう「やはりゲームブックの魔法使いの力量は、最終的にはプレイヤー次第ということでしょうか」


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