冒険記録日誌
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| 2002年07月05日(金) |
ドラえもん 21世紀宇宙大冒険(三谷幸広他/小学館) |
タイトルでわかるように、あの有名な漫画「ドラエモン」がゲームブックになった本。 ただし漫画部分を書いたのは藤子・F・不ニ雄本人ではなく、三谷幸広さんと言う方です。 本書は宇宙のことを楽しく勉強できるというスタンスで作られた学習本なのです。 中身は漫画のゲームブックが3話収録されています。パラグラフ数は各14。 どれも御馴染みのドラエモン一行が、秘密道具を使いながら宇宙を冒険するお話しで、その途中途中でドラエモンが宇宙について説明をしてくれます。 ちょっと内容を紹介してみましょう。
第一話:消えたスペースシャトル (ここでは、太陽と月についての科学が学ぶことができます) スペースシャトルが行方不明になったと、テレビニュースで知ったのび太達。 宇宙船に乗って救出に出発です。 “願い星”でスペースシャトルを探し出しましたが中はカラッポ。乗組員は宇宙人にさらわれていました。 タイムマシンも使った大捜査のすえ、月面裏に宇宙人の秘密基地を発見。 そこにいた宇宙人の説明によると、気分のわるくなったスペースシャトルの乗組員を、見つけて介抱してあげただけだそうです。 こうしてドラエモン達は乗組員と一緒に、無事地球に帰りました。 めでたし、めでたし。 でも、どうして宇宙人が月裏にこっそり秘密基地を作っていたのかは謎のままです。 というか簡単に信用しすぎじゃないか?ドラエモン。
第ニ話:地球を救え!わく星大冒険 (ここでは、太陽系の惑星達について学ぶことができます) のび太が“未知とのそうぐう機”を使って宇宙人を呼び出そうとします。 現れたのは、凶悪な宇宙人が2人。この2人はそれぞれムテキ星とサイキョー星の最高幹部で、2つの惑星は戦争中だったのです。 急に呼び出されたことに怒った二人は、戦争で勝った方が地球を征服すると言い捨て、帰ってしまいます。 慌てたドラエモン達。どっちも勝たないよう、戦争自体をやめさようと宇宙の戦場に向かいました。でもこちらの説得に耳を傾ける星人達ではありません。逆に襲われてしまいます。 しかし、実はのび太達地球人に比べ、ムテキ星とサイキョー星の住民は大変弱っちかったのです。 大暴れして宇宙艦隊をボコボコにしてから脅すと「ゆるして下さい。もうニ度と戦争なんかしません」と2人とも言ってくれました。 「やっぱり同じ宇宙に住む一員として仲よくくしないとね」 と最後にドラエモンの言葉。でも結局は力ずくで解決しているので説得力がないです。
第三話:星のプリンセス救出大作戦 (ここでは、ブラックホールなど遠い天体について学ぶことができます) クレオ星から、パトラ王女が助けを求めています。悪いロボット達に星を支配されているそうです。 なんとロボットの親玉はジャイアンそっくり。 “コーモンじょう”と言う薬を飲んだ本物のジャイアンがどなると、全員平伏して一件落着です。 設定のわりにはあっさりと終わった。でも、パトラ王女が可愛かったからま、いいか。
私はこの本を図書館で借りましたが、このドラエモンシリーズは他に恐竜島大決戦・地底大魔王の謎・ 昆虫王国大探検・動物王国を救え!がありました。 また借りようかな。小学生向けの本ですが、なんだか大人は大人なりにドラえもんを読む楽しさを感じたのでね。
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