冒険記録日誌
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2002年05月23日(木) プロ野球ファミリースタジアム ナムコスターズの挑戦!(双葉文庫) その1

 このゲームブック。プロローグがスポーツ新聞の見出し風で面白い。

*ナムコットスポーツ*
 プロ野球万年最下位チーム、ナムコスターズが親会社の倒産に伴い解散宣言!
 オーナー側の一方的な通達に、監督、選手会長らが会見会場に乱入。オーナーサイドへつめよるシーンも。
 弱体球団では引き取り手もなく解散は避けられない!?

 要約するとこんな感じ。
 このナムコスターズの監督ピピが主人公なんだけど、彼はなんとナムコスターズの現役ピッチャーでもある。
 プロ野球で選手兼任監督になれるなんて、ピピはさぞかし名選手だろうと思うのですが、このチームの状態について説明があった後では、監督のなり手がないか人材不足で仕方なく兼任しているように見えてしまうのが悲しいところです。
 続いて続報。

*ナムコットスポーツ*
 なんとナムコスターズに救世主出現!
 奈夢古氏が新オーナーになってもいいと申し出てきました。
 ただし、来日予定の米球界の覇者、メジャーリーガーズと対戦して勝ったらとの条件つき。
 無茶です。無謀です。
 しかし、ナムコスターズの監督はひとり「相手だって別にボールを2つ投げてくるわけじゃあるまいし。それに本当はうちは強いんだぜ」などと意味不明の強気発言。
 他の選手が再就職活動にいそしむなか、いったいどうなってしまうのか!

 B級です!これぞ双葉ゲームブックの真骨頂!まるで映画「少林サッカー」のように最初からB級の匂いがプンプンします。
 このいかれた設定はFFシリーズや創元ものでは決して拝めないでしょう。一級作品では決して味わえないオーラを感じました。
(その割にアドベンチャーシートを見ると戦力ポイント・監督ポイントを始め、アルファベットチャック表やら助っ人やら交代要員やら、両チームの打率やら走力やらややこしいデータが書き込まれてあってビビリましたが、実は意味のない見掛け倒しデータとかあって実際は簡単だったりする)

 さあ挑戦しましょう。不安と不安に胸を膨らませながらスタート。


山口プリン |HomePage

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