| ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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| 2002年10月16日(水) | そしてあたしは |
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「髪、染めたんだ」 ミキコがたいして驚いてない風に云う。 「そう。駄目?」 「いや、駄目じゃないけど。いや、うん。別に構わないんだけど」 「ならいいでしょ?」 あたしたち、こうやってバラバラになっていくのかしらん。 おどけるみたいにしてミキコにとげを刺す。 「ミキコと髪の色が違うなんて楽しいね」 まるで困ったリスのような返事。 「うん。うん。楽しいね。はは、はは」 それでどうなるわけでもないのにさ。 |
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