| ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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| 2002年07月15日(月) | いつも書いてるのも日記だけど、今日のはより日記らしい |
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あたしは今なんの目的も意味もなく生きています。 明日死のう、と、今日思いながら一日一日、このうだるような暑さの中、息をすうはあすうはあして、生きているんだ、などと云っています。 今、とてもおもしろい本を読んでいます。 そういうのって、生きてるって感じがするよ。 わたしはenpituで、いくつかの日記を読んでいます。たぶん五つくらいです。 そのうちの一つで、久しぶりに更新がありました。 わたしはうれしいような、負けたな、というような、複雑(というほど複雑じゃない。所詮パターン化された感情の一つ)な思いを味わいました。 羨ましい、と、暑い、はすこし似ているな、と思いました。この、体がぎゅうぎゅういう感じとか。とても似てると思う。 渋谷のサーティワンでアイスを買ったら、店員がアイスを乗せるのが下手で、ミント味のアイスと呼ばれていたどろどろの液体が、わたしの手を這いずり回り、わたしの手は、グーにしてからパーにするのも難しいぐらいにべとべと、全くもって気分が悪かった。 今日みた映画はつまらなかった。 「つまんなかったね」 わたしが云う。 「そうだね」 彼女が云う。彼女は映画の上映中、盛大に寝ていた。美しすぎるものは、ときに退屈になる。 「編集が下手くそで、頭が痛くなった」 共通の見解はそれぐらい。 わたしは彼女と仲がいい。 「親と遊びにいくなんて、そんな」 友人に云われた。それでもわたしは彼女とよく遊びに出かける。 ネックレスを買った。サンダルのトップのついた、アガタのやつ。 わたしの誕生日プレゼントということだ。わたしはうれしかった。 「うれしかった」と、単純に言ってのけることができるぐらいに、うれしい、という感情を感じていた。 帰りによった本屋で、またいつものグラグラがきて、わたしは立っていられないような気分になった。実際わたしの足はしっかりしている、でも、わたしの頭がしっかりしないのだ。 本当に困る。 早く治るといいね、と、彼女が云った。 帰りの電車の中、わたしたちはマウススプレーをした。 苦甘い空気を思い切り吸い込むと、いつか感じた虚無と同じような風景がとおりすぎてった。 |
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