| ぼくたちは世界から忘れ去られているんだ |
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| 2002年07月17日(水) | 文章の中に逃げ込んで |
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目の大きな担任教師は、あたしについて、がんばってください、というようなことを言ったそうだ。 「この年頃は問題が起こりやすいんですよ」 とも、言ったそうだ。 彼女の報告を、あたしは頷きながら聞いていた。 「しょうがない」 と、奴は言ったそうだ。本当にしょうがないのかな。 あたしは今、不安定なのだそうだ。心に問題をかかえているそうだ。それはもうしばらくすると、はっきりとわかることだ。 でも、そんな自分をどこかすごい遠い場所で起こった大地震のことのようにみつめている自分がいる。 そんなんでいいのでしょうか? あたしが問うても、誰も答えては呉れない。 あたしが欲しいのは、自己の無条件な肯定だ。 「いいよ、それで」 と、誰かに言って欲しくてたまらない。 誰かが言ってくれるような気がして、その人に話し掛けてみても、相手は自分の話ばかりする。 あたしがこんにちは、というと、相手は決まって、やや間を置いてから、やあ、とか、こんにちは、とか、ハロー、だとか挨拶に過ぎぬのだけれど、あたしにとっては苦痛でしかないことばを発する。 ここであたしの書く文章を誰かが読んでいるのかはわからない。 なぜかというとあたしのことばはだれの心も動かさないので、メールとか全然来ないからだ。あたしはさびしいよー、と、呟く。そのことばは随分とゆるやかな響きであたしの耳に届く。 だれかいってください。 「いいよ、それで」 あなたがそれを言ったなら、あたしはきっと何か凶器と狂気であなたを叩き潰すでしょう。 |
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