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■ 今日の読書
どちらかというと和食派なりー氏がめずらしく洋モノを食べたいというので、気になっていたお店に行く。 生パスタなど。
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【読んだ本】
▼片岡義男『自分と自分以外 戦後60年と今』(NHKブックス、日本放送出版協会、2004) 縦書きと横書きの日本語について書かれた一文が特に印象に残った。覚え書きとしての横書きモード、縦書きの緊張感、というようなこと。
▼鷺沢萠『バイバイ』(角川書店、1997) ▼同『少年たちの終わらない夜』(河出書房新社、1989) 鷺沢作品を読みはじめたとき、ハッピーエンド志向みたいなものを感じてどうにもむずむずしていたのだけれど(ハッピーエンドが嫌いというわけじゃないんですが)、『バイバイ』に限ってはそんな結末に安心した。>ネタバレ? 主人公にイライラしつつどこかで共感しつつ読まされてしまった。
【いま読んでいる本】
▼小林恭二『本朝聊斎志異』(集英社、2004) 続きをぼちぼちと。
で小林恭二に行くつもりでいたのだけど行かなくて、
▼保坂和志『この人の閾(いき)』(新潮社、1995) の、表題作を読んだらとても面白かった(文体も内容も。思わず傍線引きたくなるようなくだりがいくつかあった。楽しみの読書でそんなことしようとはあまり思わない方なのに)ので路線変更してみた。 保坂和志は数年前に手に取ったことはあるのだが、その時はなぜか読むことができなかった。楽しんで読む場合は出会う時期にも左右されるのかも。 それで今は本書所収の2作目と、その時挫折した、 ▼保坂和志『プレーンソング/草の上の朝食』(講談社文庫、1996) をぼちぼち読んでいる。 保坂さんと言えば愛猫家としても知られている。 ……それで読む気になったのか?>自分 ただセンテンスが長い人なので、作品とこちらの気分によってはしんどいこともあるかなー、と思いつつ。
余談。センテンスの長い文章を書くのは難しい。一つの文章が長い人を見ると持久力があるんだなーと思う。自分自身を振り返ってみると、長いセンテンスをうまく扱う自信がないこともあって、どうしても短くなりがちなのだけれども(それはそれで場合によってはちょっと幼稚っぽいのだが)。
小説に娯楽を求めております。
2004年09月05日(日)
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