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みんみん



 保守

しばらく、こんなの読んだとか観たとか聴いたとか、そういうことを書いてみようかと思う。



夏は小説を読みたくなる。
この夏は鷺沢萠をよく読んだ。1、2冊最後まで読み切れないものもあったけれども。
特に『ウェルカム・ホーム!』(新潮社、2004)を楽しく読んだ。「家族」がテーマの小説である。
家族親族との仲はいい方だと思うけれど、血縁親戚関係が絶対だとは全く思っていない(だからつきあわない、のではなく、だからこそ仲良くしたいと思うのですが)。この小説の出来がどうこうというより、たぶんこういう心性が好きなんだと思う。
鷺沢さんは初期のものもよくまとまっていると思うけれど(高校の現代文の教科書に載ってそうだけど)、それが若書きだというのがちょっとしんどい感じもするかな。



今日買った本。
▼長新太『つきよのキャベツくん』(文研出版、2003)
キャベツくんシリーズの、たぶんいちばん新しい絵本。
本当は別の長新太の本を買おうと思っていたのだけれど、とんかつが出てくるのでりー氏に見せてあげようと思って買った(でも「ふつー」と言われた。ちぇ。)。

いま読んでいる本。
▼小林恭二『本朝聊斎志異』(集英社、2004)
ちょっと落ち着いて読めないような要素もあるのだけど、あまり深く考えないようにして気楽に読んでいる。

鷺沢作品も一段落したので、次は久々に小林恭二で行こうかな。



昼行灯、という言葉がむやみに気になる。それは私かと思って。
日記の名前も昼行灯に変えたいくらいだ(変えないけど、たぶん)。

2004年09月02日(木)
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