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■ おつかい/脱走劇
家から2番目に近い本屋さんへ、定期購読の雑誌を取りに行く。 今日は1日遅れで(地方なので)『猫の手帖』が発売される日でもあるので、「取りに行かされている」ではなくて「取りに行く」気持である。だが、どういうわけか本日はまだ入荷していなかった。とても悲しい。 そのかわりに、というわけではないが、I波書店の書籍を中心とした一部の商品が80%オフ(!)で売られていたので2冊購入。I波新書と同ジュニア新書を1冊ずつ。 ジュニア新書のシリーズは内容がわかりやすく具体的でよい。NHKの「週刊こどもニュース」みたいな感じというか(もっとお兄さんお姉さん向けだけど)。中学校の図書室で出会って以来、ジュニアでなくなった今もたまには購入する。 それとI波文庫のリクエスト復刊から1冊。これはプロパーで。 80%オフ書籍はしばらくすると90%オフになるようだ。60%→70%→80%と期間を追って段階的にお安くなっているらしい。ハードカバーの書籍には、私の興味関心と一致するものはないようだったが、I波新書やI波文庫(特に赤帯)は比較的広範囲に数多く陳列されていた。 希望の書名をお知らせいただければ調査のうえお買い物承ります(笑)。
日中はお手伝いに行く。 後で、同じような時間に同じ建物の中にT(上の弟。阪神間在住)がいたらしいことを知る。
明日はホワイトデーなので、りー氏のかわりにお返しを買い求めるべく、清水町の洋菓子店・プラリーヌに行く。会社の女性3名ぶん、プラス私の母のぶん、計4セット、小さな焼菓子の詰め合わせを買う。 夜。買ってきたよ、とりー氏に伝える。 「おれ、プラリーヌで買ってきてって頼んだっけ?」 プラリーヌは地元のケーキ屋さんの中でりー氏がいちばん好きなお店である。 石焼き窯のパン屋さん・ボブのバナナケーキにしようかとも思ったけど、小分けな方がかわいらしくていいかなと思った。OLさんは見ているところは見ていらっしゃるわけなので、こういうところで気を抜いてはいかんのだよ。ただお返しを買うだけならどこでだって買えるだろうけど。 と、恩を売っておく。 私については、好きなものを買ってきなさい、だそうな。えー、高いぞ。
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用事があったので母に電話。 「今日びっくりするようなことがあってねえ」、というときは、のいの話かも、と思ったら、やっぱりそうだった。 夜、父がお客様に対応しているあいだに、のいが外に出て行ってしまったらしい。しかもその時点で逃げ出してしまったことを父は把握していなかったらしい(これもちょっとどうかと思うが)。 両親とも帰りが遅かったのだが、母の方がより遅かった。 「お母さん帰ってきたら、お父さんがパジャマ姿で駅(注:無人駅。実家のすぐ前)から出て来たんよ。お父さん、気が変になったんかと思ったわ」 実は父はのいを探していた(パジャマ姿で)。 結局のいはお隣りの家で発見された。その時近くには、このへんがテリトリーであるところの大きな茶トラ猫(「先輩」と呼ぶことにする)と、れいの熊猫もいたという。庭先に茶色い姿が見えたので、母が「のいちゃん」と優しく呼ぶと、ちゃんとわかったのか母の方へ歩いてきた。 「のいの姿が見えたとき、涙が出そうになったよ」 もっとも最初に近づいてきたのはは熊猫で、君じゃないんだよ、と思わず(もちろん富山弁で)話しかけてしまった母。さいわい、のいは先輩や熊猫とけんかした形跡もなく、無事母に抱かれて帰宅したのであった。 さすがにこの一件は大いにのいにとって運動となったらしく、帰るなり残していたエサをがつがつ平らげていたという。
「そりゃ外に出たいよなあ」とりー氏。
2003年03月13日(木)
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