酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年03月08日(火) 『クリスマスの4人』 井上夢人

 1970年ビートルズが死んだ。その年の聖夜に4人の男女が飛び出してきた男を撥ね殺してしまう。そして10年ごとに集まる4人の前に現れる死んだはずのあの男。恐れ慄きながら30年の時を過ごした4人を待っていた真実とは・・・

 すごーい。井上夢人さんってホントすごい。まさかこの展開であんな結末になってしまうとはー。降って沸いたような男を跳ねてしまった男女4人は事件を隠す事にする。人を殺した恐怖と発覚の恐れ。集まるたびに現れる死んだはずの男。もうこれはホラーです。でもホラーでは終らせない。おそるべし、井上夢人。

 時間が経てば忘れてしまうだろうって、それを期待していたけど、忘れることなんてできなかった。ずっと負債を抱えて生きてきたんだもの。だから、覚悟はできてる。どんなことを聞いても、受け入れられると思う。

『クリスマスの4人』 2004.12.20. 井上夢人 光文社文庫



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