酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年02月21日(月) |
『いま、会いにゆきます』 市川拓司 |
たっくんは愛する妻・澪と死別して6歳の息子・祐司と暮らしていた。たっくんは頭の中の化学物質のせいで様々な不具合の中で頑張ってシングルファーザーとして生きている。夜眠る前にたっくんは「アーカイブ星」のお話を祐司に話して聞かせる。この星へ澪は行ってしまったのだ。そしてある雨の日、澪がアーカイブ星から帰って来て・・・?
話題になった物語を横目で見ながら通り過ぎそうになることがあります。この物語もそうなりそうだったところ、知り合いが絶賛していたので覚悟を決めて(泣くと思っていたので)読みました。読んでよかった。素直に心からそう思う。 とにかく文章がものすごく好みです。間の取り方とか、会話のキャッチボールの軽妙さとか。そして・・・なにより登場人物(&犬)のキャラクターが素晴らしい! 魅力的な人たちばかりなのであります。物語自体も展開がうまかった〜。このタイトルはいったいどこで呼応するのかと考えながら読んでいたので、判明した時には涙がダダダダダーッと零れ落ちてしまって。 もう読んだ人が多いと思いますが、もしまだ読んでいない人がいたらオススメですよ。映画も必ず観ようと思っています。号泣覚悟でv ポコポコ
「我々は生きていくよ。どれだけ別れを繰り返しても、どれだけ遠い場所に流されても、それでもね」
『いま、会いにゆきます』 2003.3.20. 市川拓司 小学館
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