酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年02月18日(金) 『霧笛荘夜話』 浅田次郎

 港町の古いアパート霧笛荘。管理人のおばあさんが六つの部屋をかつての部屋の主の思い出とともに語る。自殺しようとしている女・幸せな生活を捨ててきた女・中途半端な心優しいやくざ・ロッカーとなった少年・女を捨てた女・キャプテンとなったマドロス・・・

 浅田次郎さんらしい心優しき人たちの物語でした。さまざまな人生があり、苦しい哀しい過去を持つ人たち。でも健気に生きて人生を後悔していない清々しい幸せを感じました。まぁ、この人はうまいから。個人的に一番好きな話は女を捨てておなべとして生きた女性の物語でした。すごく素敵な人・・・うっとり。

『霧笛荘夜話』 2004.11.30. 浅田次郎 角川書店



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