酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2005年01月16日(日) |
『NO.6』#1〜#3 あさのあつこ |
2013年9月7日、紫苑は12歳になった。その日、紫苑の住む都市NO.6を台風が直撃。超エリートの紫苑は、ずぶ濡れで負傷した少年ネズミを助けたため、さまざまな特権を剥奪されてしまう。聖都市と呼ばれるNO.6から逃亡し、紫苑は本当の自分を模索し、まやかしの都市の実態を知ろうとする・・・。
近未来サバイバルもの、でいいのかな。あさのあつこさんが『バッテリー』とは違う角度から頑張る少年を描かれています。温室育ちのエリート紫苑とサバイバルで野生的な美貌の少年ネズミ(イブ?)。対照的なふたりの少年の心の交流がいいんです。ほろほろしちゃう。ぬくぬくとエリート街道まっしぐらだった紫苑が、ネズミを助けたばかりに脱落してしまう。けれど紫苑はそのことを全く後悔をしない。そこが非常に美しく、すがすがしい。ここまで凛々しいと惚れちゃう〜v 紫苑が辿り着くNO.6の真実っていったい何なんだろう。どきどき。
「絶望しちゃいけない。何があっても、諦めちゃだめだ。絶望して何もできないと諦めてしまったら、本当に負けてしまう。諦めたほうが楽かもしれないけど・・・・・・」
『NO.6』#1〜#3 あさのあつこ 講談社
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