酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年01月10日(月) 『偽りの館 叔母殺人事件』 折原一

 広大な公園に接して昭和初期のにおいを濃厚に漂わせる煉瓦造り三階建ての洋館が立っている。そこへ名倉智樹という32歳の男が招かれる。家の持ち主は清瀬富子。莫大な遺産を智樹に譲ってよいかどうか一緒に暮らして観察したいと言う。智樹は、叔母を殺し、遺産を奪おうと考え殺人事件が起こる。
 その洋館に智樹の事件をノンフィクションで書こうとする男が住み、智樹の残した手記を探し当て、事件の真相がすこしずつ・・・

 折原一さんの物語を読む時には、「だまされるものか」と決意を持って挑みます。今回はある程度のからくりは読めたのですが、やはり最後にだまされていたよなぁと思います。ふたつの世界が入り乱れ、不思議な妖しいムードを醸し出しています。うまいなぁ。

『偽りの館 叔母殺人事件』 2004.9.27. 折原一 講談社

 



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