酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2004年12月23日(木) 映画『ターミナル』

 ビクター・ナボルスキーは、JFK空港に降り立ち、入国審査で引っかかってしまう。ビクターが祖国クラコウジアから旅立った後、クーデターが起こり、ビクターの帰る国がなくなってしまったのだ。融通のきかない法の落とし穴にはまってしまったビクターは改装中の67番ゲートを根城に、英語を覚え、仕事を見つけ、人と知り合い、恋をする・・・

 スピルバーグとトム・ハンクス、この映画界を背負って立つふたりが組むならば、間違いはナイ。暖かさと悲しさが同居した人生そのものを表すかのような映画でした。空港に人生があるなんて、奇想天外。そこは通過するだけの場所なのに。
 ビクターという異邦人が、扉の向こうのアメリカに行けそうで行けない場所に止まり、人と触れあう。彼にかかわる人たちは、彼を愛し、彼のおかげで幸せになる。現代のファンタジーだった。
 トム・ハンクスをはじめて知ったのは『ビッグ』だった。少年がオトナになってしまう魔法の映画。トム・ハンクスは名優だし、素晴らしい作品はいくらでもあるけれど、私にとってのマイ・トム・ナンバー1は『ビッグ』が不動かしら。

映画『ターミナル』



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