酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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| 2004年11月30日(火) |
『号泣する準備はできていた』 江國香織 |
「どこでもない場所」 長い旅から戻った友人と、ひさしぶりにいつものバーで会う。バーの常連の男たちも一緒に呑み、さまざまな恋の話をする。
江國香織さんと言えば私にとっては『きらきらひかる』がとても好きなのですが、この短編集は直木賞受賞作なのですねぇ。あら、吃驚(笑)。もう若いとは言えない男と女の恋心たち。綺麗事じゃないからカッコいいと感じる事ができるのかもしれません。本当は一番心に残った物語は、不倫モノで別にありましたが、心に痛すぎるため「どこでもない場所」をチョイス。バーで大人の男女たちが、それぞれの物語をちょこちょこ見せ合う感じが好き。バーって場所がいいのよねv
幾つもの物語とそこからこぼれおちたものたちを思いつつ、私はグラスをかぱりと干した。
『号泣する準備はできていた』 2003.11.20. 江國香織 新潮社
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